
コロナ禍の時勢柄、できる限り人件費を削減したい。しかし、組織の新陳代謝を促すために優秀な学生を引き入れたい……。
そんなふうにして多くの企業が、2022年3月卒業予定者採用計画において、難しい判断を迫られていることだろう。
株式会社学情ではこのほど、企業の2022年卒学生に対する採用計画・傾向を明らかにするため、「2022年3月卒業予定者 採用動向調査アンケート」を全国の企業および団体を対象に実施。その回答を集計し「採用動向調査レポート」として発表したので、一部を紹介していきたい。
採用予定数は「前年並」が57.8%。「増やす」と「減らす」は拮抗
採用予定数は「前年並」が57.8%と、コロナ禍ではありつつも、前年の採用数をキープする意向の企業が半数を超える。前年度調査と比較すると、「増やす」がポイントを下げ、「減らす」がポイントを上げた。その結果「増やす」は11.8%、「減らす」は11.2%と拮抗している。
採用基準は厳しくなる傾向
採用基準を変えない企業が71.8%と大半を占める一方、「厳しくする」+「やや厳しくする」は前年比11.0ポイント増の27.1%であり、厳選採用化が進みそうだ。
<調査概要>
対象:全国の企業および団体
調査期間:2021年1月5日~ 1月31日
有効回答数:2,394件
調査方法:企業および団体にWEBアンケートを実施
属性内訳:上場・製造:147社 上場・非製造:218社 非上場・製造:513社 非上場・非製造:1,516社
出典元:株式会社学情
構成/こじへい
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