小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

製品化を目指す商品を消費者が厳しく審査する過程が面白い!ABEMAで放送中の海外番組「エジソンの卵」が話題

2021.03.30

海外には面白いテレビ番組がたくさんある。

ディスカバリーチャンネルで放送されている『エジソンの卵』は、我々現代人に「進化のヒント」を与えてくれる内容だ。個人的なことで恐縮だが、筆者はこの番組にどっぷりハマっている。

毎回、4組の発明家チームが投資家マーク・ポートニーに自慢の製品を見せる。が、出資金を獲得するまでにいくつもの厳しい審査を経なくてはならない。

この番組を勝ち抜いた製品が、我々の生活を大きく変えるかもしれないのだ。

製品をテストし、評価する番組

日本にも「投資家にプレゼンして資金を調達する」というコンセプトの番組が存在した。だが、製品開発者に対する誹謗中傷まがいのことばを投資家が口にしたり、せっかく持ち込まれた企画をけなすという展開が繰り広げられることもままあった。

エジソンの卵はそのような番組ではない、ということを始めに断っておかなければならない。

製品をテストし、データを取ってフェアな評価を下し、出資に値するか否かを審査する。投資家マークの判断に対して、製品開発者が「それは間違っている」と反論することもある。

製品を厳正に審査するということは、それを作った人の人格を尊重するということだ。さすがアメリカ、そのあたりは徹底されている。

最も厳しいのは「消費者のテスト」

技術者のブルックとブライアンが製品を試してみて、欠陥があるかどうかをチェックする。しかし、それは厳しい審査のほんの手前に過ぎない。

この番組の一番の難関は、消費者の手によるテストだ。

一般消費者は技術者でもなければ投資家でもない。だからこそ、しがらみのない評価を下すことができる。「この製品はここが使いづらい」「日常では使う場面がない」「価格は80ドルくらいじゃないかな」という具合に。特に価格の話はとても重い。開発者の想定額よりも遥かに下回っていることがしばしばあるからだ。

「製品を売る」という気概に、この番組は満ちている。

投資家のマークはもちろん「自らが儲ける」ということを第一に判断しているのだが、それゆえに優れた製品が複数登場した場合は苦悩している。「今回は判断が非常に難しい」と、開発者たちの前でちゃんと公言する。この部分は、マークと番組の良心である。

マークの苦悩

発明品を製品化するには、当然ながらカネがかかる。

だが逆に言えば、斬新なアイディアがなければカネのかけようがない。エジソンの卵は「アイディアをカネで買ってやる」のではなく、「世に出すべきアイディアを探す」という姿勢がはっきり表れている。投資家を名乗る者には必須の精神だ。

たとえば、遠心力を生かして上半身の筋力を向上させるフィットネスデバイスが持ち込まれた放送回。結果的にこのデバイスはマークからの出資を得られなかったが、製品自体は素晴らしいものだった。また、開発者の友情物語も感動を呼ぶ内容だ。

しかし、フィットネスデバイスは競合が激しい分野でもある。マークが出資を断念した理由は、その1点のみ。彼の表情からは、形容しがたい苦みが滲み出ていた。

ABEMAで配信中

心の底からガジェットが好きな審査員が、真正面から製品を吟味する。

観ていて気持ちのいい番組、というのが感想だ。こうした番組を日本でも作れないのか? と考えてしまう。どうも筆者は「このクオリティのものを我が地元で」と思案する癖があるようで、エジソンの卵についても若干ながら嫉妬に似た感情を持っていることは認めざるを得ない。

この番組は、ABEMAでオンライン配信もされている。どの放送回にも面白い製品が登場しているので、一見の価値は大いにある。

【参考】
エジソンの卵-ABEMA

取材・文/澤田真一

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2021年10月14日(木) 発売

DIME最新号の特別付録は「4WAYポータブルランタン」! 特集は「行列店に学ぶヒットの法則」、「iPhone 13」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。