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窓を割り、シートベルトを切断!災害発生時の車内から脱出できるカードサイズの救命ツール「レスキューカード」

2021.03.28

日本は世界的に見て、降水量の多い国である。従って、水害も多発する。

徳川家康が存命だった頃の江戸幕府は、全国各地の河川改修を大名たちに実施させた。毛細血管のように分岐する支流を一本化し、以前よりも洪水の発生しにくい六十余州を見事に築いたのだ。

が、日本から水害がなくなったわけではない。今でも自動車が洪水に飲み込まれ、乗っていた人が亡くなる……といった被害が起き得る。

だからこそ、水没間近の車内から脱出する方法を、今のうちに思案しておかなければならない。

クレジットカードサイズの救命ツール

アメリカ・ジョージア州に所在する企業OWL Safety Innovations。このメーカーが「レスキューカード」なるものを発売している。

レスキューカード? 名前からしてマルチツールか? いや、違う。これは車内からの緊急脱出用ツールである。

アメリカは広い国だが、降水量の多い地域では日本と同じような水害も発生する。また、車が川や池に転落してしまうこともある。その場合、携帯電話で緊急通報用電話番号の〝911〟につないだとしても、レスキューを待ってる間に水の底へ沈んでしまうことも……。

では、サイドウィンドウ破壊用のハンマーを使うか? それで見事窓を破ることができればいいが、ハンマーの使用には意外とコツとパワーがいる。万人が使いこなせる道具とは限らない。

レスキューカードは、そんな状況を考慮した製品である。

サイドウィンドウの隙間にレスキューカードを差し込み、軽く弾く。これだけでレスキューカードのハンマー部分(ごく小さな突起)に力が集中し、窓ガラスへピシッとヒビが入る。

しかもレスキュー「カード」だから、そのサイズはクレジットカードと同等。ハンマーのようにかさばることは少ない。

シートベルトカッターも内蔵

ただ、窓を破ればそれでいいというわけでもない。

トラブルの発生した車内では、何が起こるかわからない。シートベルトを解くことができなくなる事態も考えられる。そうなったら、力ずくでシートベルトを切らなければならない。

レスキューカードはそのあたりも設計に取り入れている。シートベルトカッターが内蔵されているのだ。

ハンマーと同じく、ハサミやカッターも車内に常備しておくにはかさばりがち。それをクレジットカードサイズで済ませられるとしたら、確かに便利かもしれない。

豪雨は我々の間近に

日本で暮らしている以上、地震と津波と豪雨は避けがたい災害である。だからこそ、レスキューカードのような製品は日本国内の企業が真っ先に開発するべきと筆者は考えてしまうが……。いずれにせよ、優れた製品は国境の存在を苦にはしない。レスキューカードが「必須の災害用品」として日本人に受け入れられる可能性は、十分にあると筆者は見ている。

クラファンで資金調達中

クラウドファンディングMakuakeに出品されているレスキューカードの一般販売予定価格は3240円。ただし、Makuakeでは特別割引額が適用される。

出資自体も順調に集まっているようで、期限残り38日の時点で600万円以上の資金を調達した(目標金額100万円)。サポーター数は1100人以上。

配送は「6月末まで」とあり、これは例年通りであれば、日本の多くの場所で梅雨の真っ只中である。今年の降水期、日本のどこかでアメリカ生まれの発明品が人命を救うかもしれない。

※クラウドファンディングには立案会社の問題でプロジェクトが頓挫する可能性や支援金が戻らなくなるリスクも稀にあります。
出資に当たっては、読者様ご自身でご判断いただきますようお願い致します。(編集部)

【参考】
車の水没事故や災害時、あなたの命を守る【レスキューカード】-Makuake

取材・文/澤田真一

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