人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

コロナ禍で増す〝不安疲労〟に効果的な「腸ツボ」マッサージのススメ

2021.03.27

コロナ禍で大きくライフスタイルが変化し、多くの人が身体的、精神的疲労を抱えているといわれる。特に増えているのが「不安疲労」だという。その新しい不調「不安疲労」とは何か、そして原因と対策とは? パラミロン研究会の講演から抜粋して対策を紹介する。

「不安疲労」とは?

左から久保明氏、矢澤一良氏、内藤裕二氏

2021年3月17日に開催されたパラミロン研究会(会長:早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構 規範科学総合研究所ヘルスフード科学部門 部門長 矢澤一良氏)のオンラインセミナーでは、コロナ禍で「不安疲労」を訴える人が増えている実態があり、それを改善するための対策として、自律神経のバランス整えることや、脳腸相関の考え方に基づく「腸ツボ」へのアプローチによる対処法について紹介された。

まずは「不安疲労」とは何かについて見ていこう。

内分泌・糖尿病専門医、東海大学医学部客員教授 久保明氏によると、不安疲労とはコロナ禍において出てきた新しいタイプの疲労だという。

【プロフィール】
久保 明氏
東海大学医学部客員教授
内分泌・糖尿病専門医
慶應義塾大学医学部卒業。予防医療とアンチエイジング医学に取り組む。銀座医院院長補佐・東海大学医学部客員教授・日本臨床栄養協会副理事長。『カリスマ内科医と組み立てるDIY健康大全』晶文社他、著書多数。

ニッセイ基礎研究所「暮らしに関する調査」2020では、長引くコロナ禍で、多くの人が不安やストレスを抱えており、73.7%が不安を感じていることがわかっている。

では、何に対して不安に感じているのか。パラミロン研究会がその実態を調査すると、「感染」「終わりの見えない自粛生活」「周囲とのコミュニケーションロス」「収入減」といったものがある。

具体的な不調として、「やる気が出ない」「疲労感」「ストレスを感じやすい」といった不調を4人に1人が感じていることも調査からわかった。

不安疲労とは、コロナ禍で生じる「何となくだるい」といった身体的疲労感と「やる気が出ない」「不安だ」という精神的疲労感が結びついたもので、コロナ禍で顕在化した新しいタイプの疲労といえるという。

特に女性で、若い世代が敏感になっているというのが、不安疲労の特徴でもあるという。

「不安疲労」の正体

久保氏は、不安疲労を「自律神経の機能低下」とし、オーバーワーク、ストレス、不安が活性酸素を発生させ、自律神経の機能低下につながり、疲労を感じさせていると述べる。

そして疲労は体の健康機能「ホメオスタシス」という恒常性を低下させるという。

体は、自律神経、内分泌、免疫の3つのシステムがバランスを取りながら健康を維持しているが、疲労による自律神経(神経系)の乱れにより、内分泌と免疫も低下させてしまうという。一つでも低下し、乱れてしまうと、全体のホメオスタシスが崩れてしまうという。

例えば、内分泌機能は、ノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニンのバランスが崩れることによって老化、動脈硬化が起こってしまう。

免疫については、脳の中ではミクログリアという細胞が免疫を担当しているが、感情の影響も受けることがわかっている。

このことから、不安疲労は、活性酸素とともに老化を加速させる可能性がある。そして不安疲労の状態が続くと、うつ、動脈硬化等につながることもあるということだ。

「不安疲労」の対策

では、不安疲労にはどんな対策が考えられるのか。久保氏は大きく2種類の対策を挙げる。

1.自律神経の乱れを整える

一番は、こまめに自律神経の乱れを整えること。

自律神経は、交感神経と副交感神経のバランスが必要であり、副交感神経の働きを高めることが大事だという。

おすすめは、吐く息を普段より長めにする呼吸法、姿勢を正したウォーキング、腸のケアなど。これだけで、副交感神経の働きをスムーズにするそうだ。

2.パラミロンの服用

パラミロンの服用も対策の一助となるという。

パラミロン研究会会長の矢澤氏によれば、パラミロンとは、ユーグレナ(和名:ミドリムシ)だけが生成する細胞内に貯蔵される多糖体だという。腸に直接作用してシグナルを発し、細胞の酸化を抑制したり、免疫細胞を活性化したりすることで、健康の維持・増進に働く、多くの可能性を秘めた今注目の成分であるそうだ。

【プロフィール】
矢澤 一良氏
早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構規範科学総合研究所
ヘルスフード科学部門部門長
パラミロン研究会会長。農学博士。予防医学、ヘルスフード科学、脂質栄養学、海洋微生物学、食品薬理学を専門に研究している。『ヘルスフード科学講座』食品化学新聞社、『機能性おやつ』扶桑社他、著書多数。

そのパラミロンは、身体的な疲労感、精神的な疲労感の両方を軽減することが実証されている。疲労回復メカニズムの早期に、副交感神経活動が優位になることが実証されているそうだ。

パラミロンによる腸ツボ刺激について

久保氏は自律神経の乱れを整える方法の一つとして腸ケアが挙げていたが、京都府立医科大学大学院医学研究科 消化器病専門医の内藤裕二氏は、腸ツボアプローチの可能性について述べている。

【プロフィール】
内藤 裕二氏
京都府立医科大学大学院医学研究科
消化器病専門医
専門は、消化器病学、消化器内視鏡学、消化管学、酸化ストレスと消化管炎症、生活習慣。著書は『消化管(おなか)は泣いています』『人生を変える賢い腸のつくり方』(ダイヤモンド社)他多数。

内藤氏は、まず「脳腸相関」について解説する。

腸は「第二の脳」といわれ、独自の神経ネットワークを持ち、脳からの指令がなくても独立して活動する一方で、脳と腸は自律神経、内分泌物質(ホルモン)、免疫物質(サイトカイン)などの情報伝達系を介して、互いに影響を及ぼし合っているという。

これが脳腸相関の考え方だ。

近年の研究で、腸から脳への情報伝達により、自律神経のバランス向上につながることがわかってきたという。

そこで、不安疲労の対策として「腸から脳」のアプローチが考えられるという。

1.「腸→脳」腸内細菌叢を介した経路

水溶性食物繊維を食べると、腸内細菌が酪酸、プロビオン酸、酢酸といった短鎖脂肪酸を産生し、腸から脳シグナルとして、脳に抗ストレスや認知機能改善、食欲抑制などさまざまに作用する。

消化管は、消化・吸収の機能だけでなく、さまざまな化学的・物理的刺激を感受するセンサーとしての役割を担っているそうだ。

2.「腸→脳」腸ツボを介した経路

近年、腸管粘膜にあるセンサー(腸ツボ)が刺激されることで、神経系、免疫系、内分泌系の細胞が活性化することが分かってきたという。

パラミロンが腸ツボを刺激すると、腸から脳へとシグナルが送られ、精神的・身体的疲労感軽減につながるのではないかということがわかっている。

実際、実験においてパラミロンの摂取で、病原体から体を守るために重要な働きをする免疫グロブリンAの分泌量が増加し、免疫力の向上が確認されているという。

パラミロンによる腸ツボ刺激で、神経・免疫・内分泌の働きが活性化し、ホメオスタシス(恒常性)維持の効果が期待できるということだ。

腸ツボマッサージの方法

腸ツボは、物理的にマッサージすることでも刺激できるという。腸セラピストの真野わか氏は、腸ツボマッサージの方法を紹介している。

【監修】

腸セラピスト 真野 わか氏
腸もみ・食・心のあり方で腸をととのえる“養腸”を提唱。施術の提供のほか、スクール講師、自分で行う腸マッサージなど、養腸の普及に積極的に努める。一般社団法人養腸Brew理事、日本養腸セラピー協会会長。

腸ツボマッサージとは、体の外側から指でおへその上下・左右にある腸ツボを刺激するもので、自律神経のバランスを整えて元気になることを目的とするものだ。マッサージ中は常にゆっくりとした呼吸を心がけ、心地良い・痛気持ち良いを目安に腸ツボを刺激するといいそうだ。今回は、そのうちの1つの方法を紹介する。

まずは「腸もみ」でお腹(小腸)を柔らかくして腸ツボを刺激しやすい状態にする。おへそを覆い隠すように手のひらを置き、時計回りに1周5~6秒でまわしもみを約1分行う。

いよいよ実践。おへその上下の腸ツボ刺激を行おう。

●腸ツボ刺激(おへその上下)

【所要時間:約1分】
おへその上下にある腸ツボを、「押す」と「小さな円を描きながら押す」の2通りで刺激する。

1.人差し指・中指・薬指の3本の指先を重ねてお腹にあてる。

両手の人差し指・中指・薬指の指先を重ねて、お腹にあてる

2.息を吐きながら、おへそより指1本分上を1ヶ所、下を4ヶ所の計5ヶ所を、1ヶ所につき5~6秒ずつ指の腹で押して刺激する。

指の腹でおへその上下の腸ツボを押す

3.同じ腸ツボを、小さく円を描きながら5~6秒ずつ順に押す

不安疲労を感じているなら、自律神経対策としての呼吸法、姿勢を正したウォーキング、腸のケア、腸ツボ刺激のパラミロン摂取、腸ツボマッサージを取り入れてみてはいかがだろうか。

取材・文/石原亜香利

新型コロナウイルス対策、在宅ライフを改善するヒントはこちら

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2021年4月15日(木) 発売

DIME最新号の特別付録は「スマホLIVEスタンド」! 特集は「投資の新常識」&「輸入食材スーパーの極上グルメ」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。