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フォルクスワーゲンがグループブランドの技術基盤を標準する意向

2021.03.23

フォルクスワーゲン グループは、電動化および完全なコネクテッド時代におけるパーソナル モビリティのリーディング プロバイダーへと変革するための ペースを加速すると発表した。

この目的のため、グループは成功を収めているプラットフォーム 戦略を確実に発展させていくという。将来的には、すべてのグループブランドの車両とサービスは、 ほぼ標準化された技術的基盤をベースとする予定。

グループの新しいプラットフォーム ロード マップは、ハードウェア、ソフトウェア、バッテリー&充電、そしてモビリティサービスという 4つの要素で構成されている。このロードマップは、いかにフォルクスワーゲン グループが 生産の複雑さを 軽減し、スケールメリットとブランド間の相乗効果によって、既に始まっている グループの変革を加速させるのかを示すもの。グループは、今後も未来のテクノロジーに 対する投資を確保するため、中核事業に注力し、財務基盤を強化する。

これに関連して、フォルクスワーゲンAG最高経営責任者 (CEO)のヘルベルト ディース氏は、2020年度の財務諸表の プレゼンテーションで次のように述べている。

「電動化と デジタル化により、車両はかつてないほど速いペースで、 しかも根本的に変化しています。スケールメリットは、電動 化とデジタル化の両面にとって絶対的に重要です。私たちの プラットフォーム ロードマップは、グループが連携する ことによる可能性をさらに広げてくれます。各ブランドの 強みを集結することにより、未来のテクノロジーをさらに迅速にスケールアップし、できるだけ多くの人々がその 恩恵を受けられるようにします。」

フォルクスワーゲンのモジュラー エレクトリック ドライブ ツールキット(MEB)は、自動車業界で 最も有力な電気自動車専用プラットフォームの一つ。このプラットフォームは、ヨーロッパ、 中国、そして米国での生産により、世界中でスケールを拡大している。

2022年までに、グループ 全体で、MEBをベースにした27のモデルを導入する予定。さらに、早ければ来年にも、 プレミアム プラットフォーム エレクトリック(PPE)をベースとする、より優れた加速、長い航続 距離、短い充電時間を特徴とする最初のモデルが発売される予定だ。

2020年代の半ばまでに、 グループはスケーラブル システム プラットフォーム(SSP)を開発したいという。これは、 全ブランド及びセグメントのモデルに展開可能な、完全にデジタル化され、非常にスケーラブルな 次世代の電気自動車用のプラットフォームだ。.

車載コネクティビティとソフトウェアについても、今後数年間ですべてのブランドで採用する ことで、相乗効果を得ることを目指している。そのすべては、2020年に設立された 「Car.Software-Org.」が提供する、VW.OSオペレーティング システムがベース。

バージョン1.2は、PPEに対応するように設定される。その後、バージョン2.0を、SSPとともに グループ全体に展開する予定。それまでに、自動車用ソフトウェア開発の内製率を、現在の 10%から60%に引き上げる。「Car.Software-Org.」はまた、自動運転、データが土台となって いるビジネスモデル、そして新しいモビリティサービスの技術的基盤も開発している。

さらに、フォルクスワーゲンは、バッテリー及び充電のためのプラットフォーム戦略も推進。グループは2023年から、世界中に展開する統一規格のセルを導入。2030年までに、 統一規格のセルは、グループ傘下ブランドによる電気自動車の約80%に搭載される予定だ。

それ により、フォルクスワーゲンは、バッテリーセルのコストを、エントリーレベルのセグメントで 最大50%、ボリュームセグメントで最大30%削減する。バッテリーセルの需要を確実に満たすために、フォルクスワーゲンとパートナー企業は、2020年代の終わりまでに、ヨーロッパに合計 240GWhの容量を生産可能な、6か所のセル工場の建設を計画している。グループはまた、 ヨー ロッパ、中国、米国における公共急速充電ネットワークの拡大を推進している。

新しいプラットフォーム ロードマップの4番目の要素は、モビリティサービスとその他のサービス 。主要なサービスには、MOIAライドプーリングサービス、WeShareカーシェアリング サービス、 フォルクスワーゲンバンクが提供する様々なサブスクリプション サービスが含まれる。フォルクスワーゲンは、提供しているサービスを発展させながら、必要に応じてパートナーと開発しているシステムの専門知識を蓄積していく。

ヘルベルト ディース氏は、次のように述べている。

「フォルクスワーゲンは、モビリティの新しい 世界においても、プラットフォームのチャンピオンになります。ロードマップは、これがどの ように達成されるかを明確に示しており、これによって、ソフトウェア主導のモビリティグループへの変革を加速することができます。私たちは、新たに編成された取締役会と、強固な財務基盤で、 この旅に乗り出します。危機に直面した2020年に良好な業績を達成したことは、変革の加速に とって追い風なるでしょう。」

新型コロナウイルス感染症(Covid-19)によるチャレンジにもかかわらず、2020会計 年度は成功裏に終了

フォルクスワーゲンは、2020年のグループの主要な財務結果と2021年の展望を、2月末に発表。今回、発行された年次報告書は、ブランドと地域の業績に関する詳細な数値を示したものになる。

フォルクスワーゲン グループ財務およびIT担当取締役のフランク ヴィッター氏は、次のように述べている。

「フォルクスワーゲン グループは、新型コロナウイルス感染症のパンデミックによる 継続的な困難にもかかわらず、2020年に再びその強さを証明しました。100億ユーロを超える特別 項目計上前営業利益は、2020年春のパンデミックのピーク時の予想を大幅に上回るものです。 パンデミックにもかかわらず、フォルクスワーゲン グループは2020年に100億ユーロ以上の調整後 ネットキャッシュフローを生み出すという戦略的目標を達成できたことを大変うれしく思って います。」

最も重要な単一市場である中国は急速に回復し、危機から脱却するためのアンカーとしての役割を果たした。中国で事業を展開しているすべてのグループ ブランドは黒字を達成。 南米では、市場シェアを新記録である14%以上に拡大した。

グループは今期、黒字転換を 見込んでいる。ディーゼル問題から5年が経過し、北米では、フォルクスワーゲンは米国市場に 焦点を合わせた数多くのニューモデルを発表し、いよいよ復活してきた。欧州では、「ID.3 (アイディ.3)」1の発売に伴い、電気自動車の販売台数が急増。西ヨーロッパにおける 電気自動車のシェアは、販売台数全体の10.5%にまで増加した(2019年:1.9%)。それにより、 フォルクスワーゲン グループは、西ヨーロッパの電気自動車セグメントで約25%のシェアを獲得し、 ランキングのトップになった。

ヨーロッパにおけるCO2排出量の削減は大幅に進展したが、グループは他のパートナーと共同で 運用するプールの目標にわずか約0.8g/km届かなかった。この値は、1月に通知された暫定値と 比較した最新の計算に基づいている。最終結果は、年内にEUによって公表される予定。 電動化モデルのシェアが大幅に伸びていることから、今年度は、欧州におけるCO2目標を達成する見込みだ。

2021年度は100万台の電動車の販売を計画

フォルクスワーゲンは、電動化攻勢を大規模に実施している。2020年、グループは電気自動車の 販売台数を3倍以上に増やしました。グループは、遅くとも2025年までに、e-モビリティに関する 世界市場のリーダーになることを目指している。

この目標のために、フォルクスワーゲンは、 今後5年間で約460億ユーロをe-モビリティとフリートのハイブリッド化に投資することを計画。さらに、2030年までに、ヨーロッパにおける電気自動車の販売比率を最大60%に引き 上げる予定。グループは、一次エネルギーの利用状況および規制条件の地域差を考慮して、 内燃エンジンテクノロジーの終了に関する日付を確定しない方針だ。

新しい最高財務責任者(CFO)に就任するアルノ アントリッツ氏が、今後数年間の見通しと目標を提示

すでに公表されている2021年の見通しでは、フォルクスワーゲン グループは、新型コロナウイルス 感染症によるパンデミックの封じ込めが成功すると仮定して、業績が前年と比較し明らかに回復 すると予想している。

その後の数年間、フォルクスワーゲン グループは収益性をさらに向上 させることを目指しており、その目標は、営業利益率を目標の範囲である7〜8%にできるだけ早く 戻すこと。販売台数の継続的な回復とコスト規範の向上が、このプロセスに貢献する要素に なる。

固定費(研究開発費と設備投資を除く)は、2023年までに、2020年のレベルから約 20億ユーロ、 つまり5%削減する予定という。同時に、材料費を7%削減することを目指している。

グループは、自動車部門の研究開発比率と設備投資比率をそれぞれ約6%に引き下げることを計画 。 さらに、グループ全体でより幅広い相乗効果を生み出すことを目指しており、 将来的にグループ内の財務管理は、ブランドのマトリックス、電気、ソフトウェア、そして モビリティのプラットフォームに基づいて行われる予定だ。

現在アウディAGの財務および法務担当取締役であり、4月1日にフランク ヴィッターの後任として グループCFOに就任する予定のアルノ アントリッツ氏は次のように述べている。

「私たちは、 フォルクスワーゲン グループの野心的な変革を、堅実な財務基盤をベースにして実施することを 目指しています。その焦点は、第一に、リソースと資本を、電動化、デジタル化、モビリティ サービスに割り当て、振り向けることです。第二に、未来のテクノロジーへの投資を可能にする ため収入と コスト面で対策を講じることにより、財務基盤を確保および強化したいと考えて います。」
1) ID.3: 電力消費量(複合モード)(kWh/100km):15.4~13.1(NEDC)、 CO2排出量 g/km:0(複合)、効率クラス:A+

関連情報:https://www.volkswagen.co.jp/

構成/DIME編集部

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