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中国で大人気のファーウェイ製折りたたみスマホ「Mate X2」の気になる中身

2021.03.18

https://consumer.huawei.com/en/phones/mate-x2/

中国ファーウェイは新型折りたたみスマートフォン「Mate X2」を発表した

デザインや機能が大幅に進化している

ただしOSや対応サービスには懸念も存在する

内折り方式へと方針転換

https://consumer.huawei.com/en/phones/mate-x2/

Mate X2の最大の特徴は、8インチのフレキシブルディスプレイを内側に折りたためることだ。前モデルの「Mate X」はディスプレイを外側に折りたたんでいたので、デザイン上の大きな変更点となっている。

また折りたたみ状態でもスマートフォンとして利用できるように、本体の外側にも6.45インチのサブディスプレイを搭載している。このような折りたたみディスプレイ+サブディスプレイという構成は、韓国サムスンの折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold2」とも共通している。

本体スペックもハイエンドスマートフォンにふさわしいもので、Kirin 9000プロセッサに8GBのRAM、256GB/512GBの内蔵ストレージが組み合わされいる。背面にはクアッド(4)カメラを、そして前面にはシングルカメラを搭載。また、5G通信にも対応している。

ゼロギャップを実現したヒンジ

https://consumer.huawei.com/en/phones/mate-x2/

ところで、折りたたみスマートフォンの技術の見せ場となるのが、その画面を折りたたむヒンジ構造だ。そしてMate X2では折りたたんだ時に本体間に隙間のない「ゼロギャップ」を実現している。

これには、ヒンジの内部にディスプレイが折りたたまれるという特殊な構造の採用が貢献している。先述のGalaxy Z Fold2ではヒンジの外部にディスプレイが折りたたまれるので、どうしても折りたたみ時に隙間が生じてしまう。

このような特殊な構造採用することで、Mate X2は折りたたみスマートフォンでありながら最薄部4.4mmと、薄型の本体を実現している。また295gという重量も、最新の大画面スマートフォンの重量+α程度に抑えられている。

使い勝手には難点も?

https://consumer.huawei.com/en/phones/mate-x2/

このように先進のスペックを詰め込んだMate X2だが、ひとつ大きな難点がある。それは、米グーグルのサービスが利用できないことだ。これは米中貿易紛争の影響により、ファーウェイがアメリカのエンティティ(規制)リストに入っているためだ。

これにより、Mate X2はAndroid OSを搭載して出荷されるものの、Google マップやGmailなどのグーグルのサービスが利用できない。なお今年4月には独自開発したOS「HarmonyOS」へのアップデートが予定されているが、Android OSとどれだけ遜色のない使い勝手を達成しているのかは未知数だ。

Mate X2はまさにファーウェイの総力をあげて開発したスマートフォンだが、同時にOSやサービスでアメリカ側からの規制に大きく影響されるなど、同社の苦悩を体現している端末ともいえる。今後どのようなOSが採用されるのかに関わらず、ユーザーの不利益にならない選択肢が用意されてほしいものだ。

文/塚本直樹


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