■連載/阿部純子のトレンド探検隊
ピンクに彩られた東京ベイ東急ホテルのいちごブッフェ&ストロベリールーム
千葉県浦安市にある「東京ベイ東急ホテル」のレストラン「コーラルテーブル」にて、5月5日まで開催されている「ベイサイドストロベリーフェア2021」は、前菜からメイン、デザートまでいちごがふんだんに使われたメニューをブッフェスタイルで提供する。
会場の「コーラルテーブル」には、店内の壁やブッフェ台にもいちごをモチーフにしたディスプレイが施され華やかな雰囲気。ランチ(11:30~15:00)と土日祝日限定のディナー(17:30~21:00)で開催。料金はランチが大人(13 歳以上)4000円、小学生2400円、幼児(4 歳~)1200 円。ディナーは大人5500円、小学生3300円、幼児1600円。いずれも3 才以下無料、税金・サービス料込み、ソフトドリンク付き。
また、フェアに合わせて部屋中にいちごのデザインを施した「ストロベリールーム」も5月5日まで、室数限定で提供する。ストロベリールームの宿泊プランは1泊朝食付きで1名7700円~(税・サ込以下同)、ディナーブッフェ付きのプラン(5月5日まで、土日祝日限定)は、1名1万2700円~。
【AJの試食】いちごの意外な相性の良さに驚き
会場内はいちごであふれ、見た目の優しさもあり、会場に入った瞬間から気分は上がりっぱなし!セレクションごとにいちごを使った料理が並び、どこから食べようかなと迷ってしまう。今回はランチタイムのメニューから、アペタイザー、シーフード、ミート、ピッツァ、パスタ、和食、フルーツ&スイーツのセレクションで、いちごを使ったメニューをピックアップ。
デザートやサンドイッチといった定番以外の料理にいちごを使うってどうなの?と不安があるかもしれないが、試食してみるといちごは甘味と共に酸味もあるので、酢を使った料理と相性が良いと感じた。
「いちごと海老、春のちらし寿司」は、酢飯といちごの酸味という共通点で相乗効果があり、海老やサーモンといった海鮮との組み合わせも違和感がない。アペタイザーの「スモークサーモンとシュリンプといちごのマリネ」も同様で、マリネ酢といちごの酸味で、海鮮もさっぱりと食べられる。
気になっていた「いちご入り四川風麻婆豆腐」だが、思った以上に麻婆豆腐の辛味にいちごが馴染んでいて、煮込んだいちごのふにゃりとした食感が面白く、噛むとほんのりいちごの風味を感じる。白身魚やポークの網焼きなど、いちごを使ったソースは酸味と風味がありどれもおいしく、とくに「ビーフステーキ ソースヴァンルージュ いちごのチャツネ添え」は、赤ワインソースといちごのとろりとしたチャツネが良く合い美味。
イタリアンも基本的にいちごと相性が良さそうで、パスタ、ピッツァにもいちごメニューを投入。「いちごのマルゲリータ」はシンプルなトッピングのマルゲリータにいちごがさわやかな風味を添える。パスタは2種だったが、個人的にアペタイザーの「いちごとチェリートマトの冷製カッペリーニ」は〇だったが、「タリアテッレ いちごのカルボナーラ風」はクリーミーでパンチのある味にいちごの組み合わせは「ん?」という感じで△。
〇AJ独断のイチオシ~「いちご天ぷら」/「いちごと生ハムとモッツァレラのキッシュ」
天ぷらは定番のネタにいちご天ぷらを加えた盛合せで、目の前で揚げてもらえる。この日はきす、さつまいも、明日葉、椎茸、そしていちご。いちごの天ぷらは初めて食べたが、サクッとした衣と甘酸っぱいいちごの組み合わせが予想以上においしく、へたまでからりと揚がっているので余すことなく食べられる。
大根おろし、おろししょうなど合わせる薬味も揃っているが、私の場合、天ぷらは塩派なので、抹茶塩といちご塩をチョイス。いちご塩はしょっぱいのにいちご風味がある不思議な感覚だったが、野菜の天ぷらに合わせると◎。
キッシュはタリアテッレと同様に、ベーコンやクリームソースの要素が入っていると思われるが、チーズがきちんと仕事をしていて、いちごの甘味、酸味とバランスよく調和しており、生地の食感の良さもあってとてもおいしかった。
デザートはストロベリーショートケーキやいちごシュークリームなどパティシェールのスイーツ、フルーツ、ドーナツ、アイス、いちごワッフルなどのいちご尽くしのラインナップ。いちごラバーなら、スイーツセクションでテンションがマックスになりそう(笑)。
そしてやっぱり〆は新鮮な生のいちご「本日のフレッシュストロベリー」で。取材日は福島産のいちご「よつぼし」だったが、入荷が難しい品種の為、入荷状況によっては銘柄が異なる。練乳、クリスマス島の塩が選べるが、私は何もつけずにそのまま味わうのが好きなので、甘酸っぱいいちごで春の味を楽しんだ。
文/阿部純子
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