その時は無性に欲しいと思って購入したモノでも、いつの間にかその熱が冷め、気づけば無用の長物となり果てることはよくある。たとえ高額なブランド品であっても、こうした熱しやすく冷めやすい消費者心理の犠牲になることは少なくない。
大阪でブランドアイテムの高価買取を行う「ブランドハンズ」ではこのほど、20〜60代の男女を対象にした「ブランド品を1年以内に手放した理由について」のアンケート調査を実施した。
1年以内にブランド品を売った理由、1位は「冷静になって不要と判断したから」
はじめに「ブランド品を1年以内に売った理由は?」と質問したところ、1位「冷静になって不要と判断したから」(42%)、2位「お金に困ったから」(35%)、3位「断捨離に目覚めたから」(26%)、4位「貰い物だったから」(16%)という結果になった。
次に、「1年以内に売ったブランド品の買取額」を聞いたところ、「定価の30%以下」が43%、「定価の50%程度」が29%、「定価の60〜70%」が26%という結果に。
実際にブランド品を売った人のコメントは次の通りだ。
・思い切って有名ブランドのカバンを購入しました。しかし、ミニマリスト系の断捨離動画を見ているうちに断捨離に目覚めました。ブランド買取店舗にて、定価の70%ほどで買い取ってもらいました。(40代・女性・会社員)
・セールのときに安くなっていた靴を購入しました。しかし、どうも履きにくく、そもそもそんなに靴も欲しくなかったことに気づき、売却を決意。ブランド買取サイトにて、定価の50%ほどで買取してもらいました。(30代・女性・会社員)
・ボーナスの時期に思い切って有名ブランドの財布を買いました。しかし、その後お金に困り、ブランド買取店舗で売却。傷をつけてしまっていたので定価の30%以下でした。少し後悔しています。(40代・男性・会社員)
・臨時収入が入ったので、有名時計ブランドの腕時計を購入。しかし、付けてみると重くてなかなか付けなくなったのに気づいた。フリマアプリにて、定価の30%以下で売ってしまいました。(20代・男性・自営業)
最後に、「ブランド品を売る手段」を聞くと、1位「フリマアプリ」(39%)、2位「ブランド買取専門店(実店舗)」(38%)、3位「ブランド買取サイト」(16%」という結果になった。なお、「その他」には、「オークションサイト」「友人・知人との取引」「リサイクルショップ」といった回答があった。
<調査概要>
調査対象:20~60代の男性・女性
対象人数:100名
調査期間:2021年1月1日〜2021年1月31日
調査方法:インターネットアンケート調査
出典元:ブランドハンズ(株式会社クロスワン)
構成/こじへい