https://www.macrumors.com/2021/01/15/iphone-13-in-display-fingerprint-sensor/
最近機種を増やしている、折りたたみスマートフォン
一方で、iPhoneの折りたたみモデルの投入も噂されている
はたして折りたたみiPhoneは実現するのだろうか
長らく噂されていた進化
https://9to5mac.com/2018/10/16/folding-iphone/
折りたたみスマートフォンのメリットといえば、なんといっても大画面を折りたたんで持ち運べることだ。これにより、タブレットサイズの画面を横折りしてスマートフォンのサイズで持ち運んだり、あるいは懐かしのガラケー(フィーチャーフォン)のように画面を縦折りすることもできる。
一方で、米アップルは折りたたみスマートフォンが市場に登場する前から、折りたたみiPhoneに関する特許を出願していた。例えば2018年に認可された上の特許では、フレキシブルディスプレイと特殊なヒンジを備えたスマートフォンのアイディアが説明されている。
このフレキシブルディスプレイには、柔軟に曲げることが可能な有機ELディスプレイの採用が有力視されている。有機ELディスプレイは韓国サムスンやLGの折りたたみスマートフォンでも採用されており、最も現実的な選択肢だろう。
予想外の画面分割式?
https://www.microsoft.com/en-us/surface/devices/surface-duo?activetab=overview
折りたたみスマートフォンの多くは先述のように曲げることができるフレキシブルディスプレイを採用しているが、米マイクロソフトの「Surface Duo」のように分割した2画面を搭載したものもある。
そして著名リークアカウントのJon Prosser氏が2020年に伝えた報告によると、折りたたみiPhoneも2画面をヒンジでつないだ機構になるという。またヒンジ部分のベゼルが目立たないように布製の素材を採用し、デザイン性の高さとホコリの混入防止を実現するという。
また生体認証システムとしては、外側のディスプレイの上部に顔認証システム「Face ID」を搭載するという。なお、昨年の時点では折りたたみiPhoneは2022年に投入されるとの報道が複数登場していたが、一方でBloombergは発売時期は数年後になると伝えている。
縦折りタイプやApple Pencil対応も?
https://www.cultofmac.com/734531/folding-iphone-design-fun-colorful-flip-phone-fold/
また、アップルはさまざまなスタイルや機能の折りたたみiPhoneを検討している可能性がある。調査会社のOmdiaは、折りたたみiPhoneには7.3〜7.6インチのディスプレイが採用され、スタイラス「Apple Pencil」に対応すると報告している。
さらに今年に入り、先述のProsser氏は「折りたたみiPhoneでは縦折りタイプも検討されており、複数の明るいカラーラインナップが含まれる」と報告している。この縦折りタイプは展開時は通常のiPhoneと同一サイズで、折りたたむとその半分のコンパクトサイズになるという。
最近ますますそのラインナップを増やしつつある折りたたみスマートフォンだが、iPhoneが同分野に進出すれば、製品普及の起爆剤となることだろう。ポケットやバッグから折りたたみiPhoneを取り出し、パカッと広げる…そんな未来が早くきてほしいものだ。
文/塚本直樹
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