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会員制サロン、サブスク美容室、パーソナルなサービスを提供するメンズサロンが人気

2021.03.13

普段使いのヘアサロンはできるだけ便利がよく、親しめる、または尊敬できる美容師のいるところがいい。髪へのこだわりも多様化しており、ヘアサロンもその分、個人個人のニーズに合うよう、多様化している。

そんな中でも、会員制や完全個室といった、一般的なサロンとは異なる形態がある。そこではどんなサービスが提供されているのか探るべく、今回は2つの会員制サロンの男性美容師にインタビューを行った。

会員制ビューティーサロン「Reno801」

東京・広尾にある「Reno801」は、会員制ビューティーサロンだ。

公式サイトを見ても、どんなメニューがあるのかわからない。会員プランはプラチナが年会費3万円、ブラックが15万円と表示されている。

“年間契約最高100万円”と謳われているこのサロンは、一体、どんな場所なのか。

このサロンを立ち上げ、現在では美容領域から地域創生を掲げ、地元北海道にフォーカスした化粧品ブランド「CHRONO CHARME」を展開するReno Beauty代表の田中誠太朗氏に聞いた。

●美容師インタビュー

【取材協力】

田中誠太朗氏
原宿・青山・六本木と美容業界を牽引するカリスマサロンで経験を積む。観月ありさはじめ数多くの著名人を担当し、サロンワークだけに留まらず雑誌・CM・広告など多方面で撮影のヘアメイクも手掛ける。また、TV番組への出演や、大手化粧品メーカーでのセミナー、海外での美容講演も成功させ活躍の幅を多岐に渡って広げている。 近年では『年間契約100万円の会員制ビューティーサロン「Reno 801」』を自社ブランドで展開し他業界からも注目を浴びている。
http://seitarotanaka.com/

―会員制にしている理由と目的を教えてください。

田中氏:「美容室業界の働き方への疑問」と「ゲストが本当に求めていることを追求したい」の2つがあります。
私の美容業界のキャリアは、カリスマサロンブームの先駆けだった「ACQUA」という美容室からスタートしています。その後も日本最大規模の美容室の立ち上げに参加するなど、大型店舗で働いていたのですが、売上を上げようと思うと、どうしてもたくさんの予約を重ねて取らなくはいけなくなります。そうすると一人のゲストに使える時間が限られてくる、アシスタントが対応しなくてはいけなくなる、無駄な待ち時間が出る…とデメリットが多く出てきました。これらすべてのデメリットを排除したかったのです。そして幸いにも、これらすべてのデメリットがなくなるのであれば、通常よりも高い金額であったとしても、本当に良いサービスを求めるゲストが多かったということが背景です。

―会員はどのようなベネフィットを得られますか? 具体的なサービス内容も教えてください。

田中氏:Reno 801は基本的に紹介制となっておりますので、サロンの住所・電話番号は非公開となっております。一部屋一席のみで、同じ時間帯には1組しか入れなくなっておりますので、ゲストのプライバシーや時間を大切に守ることができます。

また、会員の皆様には、年間のパートナー契約を結んでいただいておりますので、クラウド上で利用ポイントを管理し、お財布を持たずに一年間サロンに通うことが可能です。カットやカラーなどの通常の美容室で行われるメニューはもちろん、プロのヘアメイクやスパニストによるメイクアップやスパなども受けられ、プランによっては年間のヘアケアアイテムも髪型の変化に合わせてセレクトしてご自宅にお送りします。

―ゲストの声、評判を教えてください。

田中氏:他のゲストがいない完全プライベートな空間は、まるで自分の家にいるような気分で綺麗になると、開業以来、大変好評をいただいております。

また、通常の美容室では生じてしまう無駄な待ち時間などが一切なく、圧倒的に短い時間で高いパフォーマンスを得られることに、普段、忙しく働いているビジネスパーソンの方々にも喜んでいただいております。

また、昨年から続くコロナ禍でも影響がなく、安心して通っていただいています。ソファやゲスト専用の冷蔵庫もあり、お一人だけではなく、カップルや家族でくつろいでいただいたり、お仕事の打ち合わせや会議をしながら施術したりなど、思い思いのお時間を過ごしていただいております。

―このサロンはどんな人に向いていますか?

田中氏:美しく、かっこよくなることはもちろん、サロンで過ごす時間を大切にしたい方。Reno 801では最高の技術、最高の材料などは当たり前にあるものととらえております。ゲストの皆様がここで過ごすことにこそ、最高の価値を感じていただきたいと思っております。毎日を一生懸命に生きる方、忙しくても綺麗でありたい方、家族で一緒に過ごしたい方など、Reno 801に求める理由もさまざまですが、我々は一貫としてすべてのゲストの時間を大切にすることを約束しています。

―会員になった者だけが知ることのできる秘密の空間。ただ贅沢というだけでなく、サロンに求める願望をすべて叶えてくれるのが、この会員制ビューティーサロンという形なのかもしれない。

メンズに特化した月額会員制美容室「Gentroom」

東京・渋谷の神宮前にある「Gentroom」は、メンズのための月額会員制美容室だ。

髪を切るだけではなく、眉カット、顔そり、ノーズワックス(鼻毛脱毛)、フェイシャルマッサージなど、顔の印象全体を整えることに特化したメニューが揃う。

コースはスタンダードコース、Gentroomコース、エグゼクティブコースの3つで、一部で退会待ち。平日11時から17時まで限定のリミテッドプランのみ問い合わせを受け付けている状況だ。

スタンダードコースとGentroomコースは1.1万円から1.5万円で、エグゼクティブコースは2.3万円から2.7万円となる。

月額を払えば通い放題というサブスク的な美容室だが、なぜ、このような形態の美容室を作ったのか。本サービスを立ち上げた美容師の愛澤直人氏に聞いた。

●美容師インタビュー

【取材協力】

愛澤直人氏
東京-埼玉に展開する70年以上続く老舗ユニセックスサロンで修行後、原宿「GO TODAY SHAiRE SARONで独立。メンズ向けのサブスクリプションサービス「Gentroom」を開始。現在はメンズパーマ専門サービス「Perm-Tech」を開始。大人男子に突き刺さるサービスを展開している。美容師歴10年、理容師歴6年。
https://naotoaizawa.net/

―理美容業界初の月額定額制サービスを考案したきっかけを教えてください。

愛澤氏:今まで2-3ヶ月に一度しか髪を切りにこなかった友人が、営業職に転職した途端に1-2週間くらいのペースで切りに来るようになったのがきっかけです。本当にこんなペースで切るの必要?と聞いたら、「結果出すために身だしなみを完璧にしたい」と。そのとき、これだけの頻度で来るなら、もはや月額定額制いいのでは? ビジネスマンに需要ありそうだし、と思いました。

当時、2019年夏頃はメンズ向けのサブスクサービスは検索しても情報がなかったので、テストマーケから始めてみるか、という流れでサービスの考案、リリースに至りました。

友人も喜んでそのサブスクプランにしたいと言ってくれました。余談ですが、彼はその後、数ヶ月で営業成績トップ3の常連になっていました。

―月額定額制は利用者にとっては便利ですが、提供側はどのようなベネフィットを得られますか?

愛澤氏:プレイヤー目線で言うと、短い期間で「常連さん」と言えるお客様が増えたことですね。数ヶ月の間に何度もお会いするので、よく話すお客様とは会話の内容も濃くなりがちです(笑)。

事業目線で言うと、お客様の離脱率が低いので、安定的な収益を得られやすくなったことは大きいです。加えて、顧客エンゲージメントも高いですから、クロスセル、アップセルの提案も受け入れてもらいやすいです。

今後の月額性モデルの可能性を見出しながら、どれくらいスケールできそうか、深く考えるようになったことも、このサービスを始めて変化したことの一つです。

―おすすめのコースはどれですか?

愛澤氏:コースはシンプルに3つしかないので、どれもオススメです。

髪と眉毛を整える「スタンダードコース」は初めての方に人気。髪と眉毛とスキンケアの「Gentroomコース」は1番人気で、スタンダードコースから変更する方も多いです。髪と眉毛とスキンケアとリラクゼーションの「エグゼクティブコース」は、1番の贅沢コースで、会員数増加中。

このように分けていますから、ご自身のニーズに合わせてお選びいただくのが最適かと思います。初めての方は、必ず体験コースを受けていただくようなサービス設計になっていますから、体験時にどのコースにするか相談しながら決める方もいます。

―美容室のサブスクらしく、今の時代に合った便利さが魅力といえる。そして完全個室で、気さくな美容師との会話も楽しめるのは特典の一つかもしれない。

どちらも同じ会員制ではあるが、コンセプトが異なり、それぞれに魅力がある。どのサロンにするかを選ぶ前に、まずはサロンに求めることを自分なりに整理した上で、そのニーズに合うサービスを探すというのが、最短で自分にとって最適なサロンを見つけるコツかもしれない。

Information
「Reno801」https://reno801.jp
「Gentroom」https://naotoaizawa.net/gentroom

取材・文/石原亜香利

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