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最新の技術と芸術が融合!パガーニ・アウトモビリが造った究極のオープンスポーツ「ウアイラ・ロードスターBC」

2021.03.10

パガーニといえば、ランボルギーニの元デザイナー、ホラシオ・パガーニが1992年に設立したスーパーカーメーカー。その年間生産台数はごくわずかであり、職人たちが手がけた希少車は、まるで芸術作品のように扱われる。「ウアイラ・ロードスターBC」とは、その最新作であり、今回、アジア圏で初めて日本に上陸して、お披露目が行われた。

美しいデザインを与えられたロードスターボディは、同じウアイラ・シリーズのクーペBCをベースに仕上がられたもの。パガーニデザインと言われる煌びやかさと力強さを調和させたスタイリングは、人々の視線を釘付けのすることは確実。ただクーペBCの大きな特徴だったガルウイング式のドアは、オープン化によって、よくある横開きの2ドアになった。だからと言って、このクルマの美しさが損なわれることはなく、どんなシーンでも主役で在り続けるはずである。

さらにこの美しいボディは、最新のエアロダイナミクスの粋を集めてデザインされている。フロントにある大型ロア・スポイラーでフロント部分に効果的なダウンフォースを発生させる。一方で大型のリアウイングは効果的に空気の流れを後方に排出させるように作用する。この設計は時速280km/hで500kgというダウンフォースを得ることが目標だ。日本の一般路ではあり得ない速度域とは言え、こうしたレーシングカー並みのエアロダイナミクスを追求したことによって、基本性能は飛躍的に高まるのである。あらゆる運転条件で、その効果ははっきりと感じ取ることができるだろうし、ダウンフォースは高速道路での一般走行でも十分に体感できる。

このロードスターのボディに与えられているエンジンは、AMGから供給を受けた6LのV型12気筒ツインターボで、最高出力は802ps、最大トルクは107.1kg-mを発生する。ベースとなっているクーペモデルよりも、11馬力パワーアップが図られた専用のパワートレーンだ。ここを見ただけでも単にルーフを取り払っただけのクルマではなく、特別仕立てのスペシャルマシンである事が理解できる。

最新テクノロジーはエンジン以外にも惜しむことなく投入されている。とくに徹底的に推し進められた軽量化は注目ポイント。

例えばトランスミッションシステムは一般的なデュアルクラッチ式に比べ35%もの軽量化を果たした。またカーボンファイバーとカーボンチタンを基本としたモノコックは従来のモデルに比べてねじり剛性が12%、曲げ剛性は20%高久下上で、大幅な軽量化も果たした。その結果、車重が1250kgという軽量ボディが実現できた。コンパクトカー並の車重に802馬力のエンジンを積んだ、最強仕様が完成したわけだ。

この組み合わせは一見、リスキーに感じるはず。しかし、まるでレーシングマシンのようなバランスのクルマの走りを受け止めるサスペンションも、生半可な仕様ではない。前後ともダブルウィッシュボーン式で、ボッシュ社が開発した電子システムによって制御される。さらにもう一点、ブレンボ製のブレーキシステムを採用し、ローターはカーボンセラミック。さらにフロントは6ピストン、リアには4ピストンのキャリパーという、まさにレーシングカーそのものの仕立てとなっている。強大なエンジンパワーと鋭い走りにふさわしいストッピングパワーと足回りを備えるのも、一流のスーパースポーツの証である。

こうして完成した「ウアイラ・ロードスターBC」は全世界限定40台。その価格は308万5,000ユーロ(日本円で約3億9,488万円+税)だ。誰もがその価値を認める芸術品としては、希少価値も含めて十分に納得できる価格だろう。その証拠に、すでに限定台数は売り切れていると聞く。

(スペック)
価格:308万5,000ユーロ(約3億9,488万円+税)
全長×全幅×全高:未公表
エンジン:V型12気筒ツインターボ 排気量:5,980cc
最高出力:802ps(261kW)
最大トルク:1,050Nm
駆動方式:MR

イタリアのモデナに本拠があるパガーニ・アウトモビリより、日本に到着したロードスターBC。アジア圏初公開となった。

最新のテクノロジーによって軽量化を施したことが一目瞭然のリアスタイル。究極の機能美は独創的な美しさを醸し出し、芸術品と呼ばれるゆえんだ。

クーペBCを基本にタルガトップのロードスターBCへと変更された。

クラシカルな雰囲気が漂う丸型のアナログ表示のメーターや操作系スイッチ類のデザインやレイアウト。スポーツカー本来の美しさとモダンが同居している。

匠が一脚一脚丹念に仕上げたエンボス加工されたレザーシート。4点式シートベルトが装備され、このクルマの個性を垣間見ることができる。

タルガトップだが開放感は十分。ヘッドレスト後方には9チャンネルオーディオシステムのスピーカーが覗く。

カルボウッドやカーボン素材を使用しながら一流のスポーツカーだけがもつ伝統的な美しさと未来の姿を融合させたという官能的なインテリア。

802馬力のパワーを絞り出しながらも洗練された電子制御システムによってカリフォルニア州などを含めた最新の国際的CO2排出量と排ガス基準に準拠している。

フロントからの空気の流入を効率的に後方へ流し出すため最新のエアロダイナミズムを投入。リアウイングは日常的なシーンでも効果絶大。

効果的なダウンフォースをえるだけでなく、V12エンジンに必要な冷却用エアーを送り組むデザイン。

フロントフード中央に誇らしげに張られたパガーニのエンブレム。

文/佐藤篤司
男性週刊誌、ライフスタイル誌、夕刊紙など一般誌を中心に、2輪から4輪まで“いかに乗り物のある生活を楽しむか”をテーマに、多くの情報を発信・提案を行う自動車ライター。著書「クルマ界歴史の証人」(講談社刊)。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。

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