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ランニングに、室内バイクに、マルチに使えるWahooのGPSスポーツウォッチ「エレメント ライバル」

2021.03.03

アメリカ、アトランタに本社を置く、IT系のフィットネス企業、Wahoo(ワフー)から登場したスポーツ用のスマートウオッチ「エレメント ライバル」。GPS計測時約24時間もつロングバッテリーや、同社のサイクルコンピュータなどとのスムーズ連動など、さまざまな機能をもつスポーツウォッチを2週間ほどテストした。

Wahooはワフーリバーという川の名前を由来とするIT系企業。自転車をセットして室内でトレーニングができるスマートトレーナーやサイクルコンピュータなど、自転車に関してのトレーニングギアをリリースしている。コロナ禍によって、自転車の室内トレーニングギアは世界的に大幅に拡大。そもそもここ2~3年、国内外で広まっていたWahooの製品がさらに広く使用されるようになった。

さてこの「Wahoo エレメント ライバル」は、自転車はもちろん、ランニングやトライアスロンなど、さまざまなワークアウトに使用できるマルチスポーツウォッチ。サイズは直径46.5mmで厚さは15.3mm。耐衝撃に強いゴリラガラスとセラミックボディを採用しているため、見た目は大きくてゴツめではあるが重量53gとかなり軽量だ。

この手のスポーツウォッチでもっとも大事なのがバッテリーのもち。このエレメント ライバルは、GPSと心拍数計測をしながらワークアウトを行っても最大24時間駆動できる。このため、マラソンなどはもちろん、制限時間が17時間を超えるものもあるトライアスロンレースでも十分使用可能。実際、オリンピック、アイアンマンレースという、世界的なトライアスロンレースでチャンピオンになっている、フロデノ選手も愛用しているなど信頼性は十分だ。

バッテリーと同時に大切なのが、位置情報の正確さ。通信衛星はGPSとグロナスを利用しているため、ランニングのペースや高度などの表示も正確。ほかのGPSスポーツウォッチと同時に使ってみたが、まったく問題なく使用できた。

シリコン製ベルトの付け心地もソフトでしっかりと時計がホールドされる。汗をかくようなシーンでもべたつかず不快感が少ない。実は隠れたうれしいポイント。

ウォッチフェイスは4種類から選べる。無限に種類があるスマートウォッチもあるが、実際に使うのは4種類ほどなので、それほど問題はないだろう。紹介したいのはこのフェイスの変更方法だ。スマホと連動するのは、今時当然のことだが、その連携スピードがやたらと速くてスムーズ。スマホで選べばすぐに時計に反映される。※下の動画を要確認

また心拍数と位置情報を計測するスポーツモードは50種類以上用意されている。ランニングやロードバイク、トライアスロンは当然として、トレッキングやプールの水泳、カヌースノーボードなど、ジャンルを問わずかなり多岐にわたっている。初期設定でリストにないものも自由に追加できるので、ほとんどすべてのスポーツがカバーされている。

今回は「ランニングモード」を使用して走ってみた。GPS補足が速くすぐに走りはじめることができる。ほかのGPSスポーツウォッチと同時に使用してみたが心拍数、距離、ペースなどの数値はほぼ同じで、数値には問題がないようだった。走り終わったはスマホでデータが確認できる。

ほかのギアと連動させるとワークアウトの幅が広がる

このようにスポーツウォッチ単独で使用することもできるが、一番効果的な使い方はWahoo製のスマートトレーナーやサイクルコンピューターなどと一緒に使用することだ。特にトライアスロンのレースではメリットが大きいだろう。トライアスロンは最初に水泳を行って次に自転車、最後にランニングを行う。Wahoo製のサイクルコンピューターを一緒に使用していると、水泳を終えて自転車に乗ると自転車の表示に、自転車を終えてランニングに移るとランニングの表示に自動で切り替えをしてくれる。筆者もトライアスロンを行うのだが、この種目を切り替えるのが意外と忘れがちで、しかもかなり面倒。これを自動で時計がやってくれるのはかなりありがたい。

スマートトレーナーと同時に使用すると、コントローラーとしても機能する。脚にかかる負荷を手首で変えられるのはかなり便利。また手首で心拍数が計測できるので、ほかに心拍計ベルトを準備する必要もない。

ロナ禍によって、密になりにくい外でのランニング、室内トレーナーを使用したインドアライドがかなり人気になっているという。Wahoo エレメント ライバルは外でのランニング、室内の自転車トレーニングのどちらにも対応できるスマートウォッチ。価格は39800円(税込)と同程度の機能をもつ他ブランドのスポーツ系スマートウォッチと同じくらいの値ごろ感だ。

かなり多機能なので、一見、スポーツ初心者が使用するのはハードルが高いかもしれないが、スマホとの接続、データの管理などは直感的に操作しやすいため、ストレスなく使用できるだろう。まだまだしばらく続きそうなコロナ禍。運動不足解消にさまざまなスポーツで身体を動かす日常を送りたい、そんな人が使用するとスポーツがより身近になるかもしれない。

Wahoo エレメント ライバル
https://jp.wahoofitness.com/

● 価格:39800円(税込)
● サイズ:46.5 x 46.5 x 15.3mm
● 重量:53g
● バッテリー寿命:スマートウォッチモード/14日間、GPSおよびHRモード/最大24時間

取材・文/今 雄飛(こんゆうひ)

ミラソル デポルテ代表。スポーツブランドのPR業務を行うかたわら、自転車、トライアスロン、アウトドア関連のライターとしても活動中。趣味はロングディスタンスのトライアスロン(IRONMAN台湾完走など)

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