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人気講師がアドバイス!たったA4一枚で英会話力をアップさせる方法【後編】

2021.03.03

前編はコチラ

ちょい足しで英語表現力が一気に増す

前編では、ニック・ウィリアムソンさんの著書『見るだけで英語ペラペラになる A4一枚英語勉強法』(SBクリエイティブ)の「魔法のA4一枚シート」にあるパーツAとパーツBについて主に解説した。

今回は、残るパーツCとパーツDについて触れよう。これらのパーツは、根幹となるパーツA・Bの両サイドにあって、それぞれ「前に付け足す」「後に付け足す」ものとなっている。

「魔法のA4一枚シート」両サイドの青で囲まれた部分がパーツC・D

まずは、パーツC。その一例が、以下の文章。

It’s too bad it’s raining. (雨が降っていて残念)

これは、It’s raining.というパーツA・Bの組み合わせの左(頭)に、パーツC のIt’s too badを付け足したもの。これだけで、話し手の思ったことが伝わる応用表現となる。

英語を勉強している人なら、that節だとすぐに気づくだろう。しかし、thatは省略してかまわない。というか、「大体省略します」とのこと。

これを、「雨が降っていて残念だったね」と、過去に雨が降ったことを残念と言うなら、

It’s too bad it rained.

となる。逆に、「雨が降りそうで心配」と、これから雨が降ることについて言うなら、

I’m worried it’s going to rain.

と、時制は未来になる。注意したいのは、後の文の時制に合わせて、文の頭につけるかたまりの時制を変える必要はないという点。気持ちは、あくまで現在の感情を表しているからだ。

知ってのとおり、日本語は時制がわりとアバウトなので、それに引きずられた英語表現にしないように。例えば、「昨日来ないなんて信じられない」という文章。「昨日」のことなので過去のことなのは明らかだが、日本語では「来ない」と現在形で言っている。日本人には自然な表現だが、英語では過去だ。よって、これを英語にすると、

I can’t believe you didn’t come.

となる。ちなみに、I can’t believe you don’t come. だと「君がいつも来ないなんて信じられない」という意味合いになってしまう。

「1番足を引っ張っているのは、日本語からスタートすることです。日本語に合わせようとするからいっぱい間違えたりするんです。日本語から訳さずに、最初から英語で文をつくるようになると、一気に楽になります」

日本語から訳すのではなく、最初から英語で考え文をつくろう

絶対マスターしたい「奇跡の応用」

「朝起きたら有名人になっていた」。これを英語にしてみよう。

日本で刊行された文法のテキストには、

I awoke to find myself to be famous.

という文例がある。しかし、ネイティブは、こんなまわりくどい言い方は絶対しないという(文法的に正しいとはいえ)。

「ちなみに、日本の英語教育では“find”という単語を使うことが多いですね。文法の構造を考えると教えやすく理解しやすいのかもしれません。ただ、英語で会話をするときにはfindを使わなくても、むしろ使わないほうがわかりやすいということが実は多くあるんですよ」と、ニックさんは言う。

受験勉強で学んだ、文法は正確だが妙に込み入った表現には注意したほうがよさそうだ。

受験時代に学んだ英文法に引っ張られないように注意

で、「朝起きたら有名人になっていた」の自然な表現はこうなる。

I woke up famous.

I woke upが、パーツAのコアとなる文で、それにパーツDのfamousを付け足すだけ。受験勉強を一生懸命にやった人ほど、このシンプルさにちょっと違和感をおぼえるかもしれないが、これでいいのである。

名詞を付け足したい場合は、名詞の直前にwithを付ける。例えば、

He came home with a headache. 

意味は、「彼が帰ってきたとき、頭痛だった」となるが、「彼は頭痛だったから帰ってきた」と、因果関係がある場合にも英語ではこう表現していい。

では、動詞を付け足したいときは? これも簡単で、動詞にingを付けて「現在分詞」にするだけ。一例を挙げると、

He came home crying.(彼は泣きながら帰ってきた)

このように、文末にパーツD(形容詞、with名詞、動詞ing)を足すやり方を、ニックさんは「奇跡の応用」と呼んでいる。時制や活用など、余計なことを考えなくてよいから、とても便利。それが、「奇跡の応用」を知らないままだと、

He was crying while he was coming home.

と、2つの文を作ってつなげることになり、あとの文の時制など考える面倒が出てくる。

以上、前編・後編に分け、ニックさんの「A4一枚英語勉強法」をざっと紹介したが、いかがだったろうか。ニックさんは、英会話のクラスでも「魔法のA4一枚シート」を使って授業をしているそうで、その効果は上々だという。ただ、それに縛られず、「もっと自由に好きにしゃべりたい」という考えもあるかもしれない。しかし、英語のフォーマット(型)がしっかり根付くまでは、とにかくニックさんのメソッドに集中するのが、結局は上達が早い。本やYouTubeを見ながら、繰り返し練習してみよう。


ニックさんが動画で解説する「A4一枚英語勉強法」

ニック・ウィリアムソンさん プロフィール
英会話教室「ニック式英会話」主宰。同名のYouTubeチャンネルは登録者数は30万人を超え、人気を博している。シドニー出身で、シドニー大学で心理学を専攻。同大学で3年間日本文学も勉強し、日本の文化にも明るい。在学中にオーストラリアの日本大使館が主催する全豪日本語弁論大会で優勝。日本の文部科学省の奨学金を得てシドニー大学卒業後、東京学芸大学に研究生として1年半在学。在学中にアルバイトとして英会話スクールで英語を教え始め、卒業後も看板講師として勤め上げる。英語講師として20年間のキャリアの中で、英会話教室をはじめ、企業向け英語研修や大学の講義、SKYPerfecTVの番組の司会やラジオのDJ、数々の雑誌のコラムや8冊の英語本の執筆など、活動の場は幅広い。『見るだけで英語ペラペラになる A4一枚英語勉強法』は最新の著作。

文/鈴木拓也(フリーライター兼ボードゲーム制作者)

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