
コロナ禍の外出自粛で、自宅時間が増える昨今、おうちキャンプを楽しむ人が増えている。いざ、自分もやってみたいと思ったとき、おうちでキャンプというのはなかなか不慣れで、何をどう始めればいいのかわからないこともあるのでは。
そこで今回は、アウトドアメーカーの担当者に、春に向けたおうちキャンプの楽しみ方のコツや、おすすめのギアを聞いた。
コロナ禍のおうちキャンプ事情
コロナ禍により、3密回避や外出自粛が求められている中、家の中にテントを張ってキャンプ気分を楽しむ「おうちキャンプ」をする人が増えている。
アウトドアメーカーのスノーピークにおいても、リモートワーク向けにアウトドア用品の需要が増え、キャンプフィールドでも家でも使える土鍋膳やバリスタケトル、バーナーなどの売上が伸長し、一部商品は、対前年200%増だったそうだ。
おうちキャンプは、コロナ禍の旅やレジャーの自粛のストレスを解消する手段となり得ているのかもしれない。
春先にも楽しめる!おうちキャンプを楽しむコツ
「おうちキャンプをやってみよう」と思ったら、どんなアイテムをそろえて、どんな風に楽しめるのか、気になる人も多いのでは。
屋外のキャンプとは異なるため、実際のアウトドアに慣れた人でも疑問に感じるかもしれない。
そこで、株式会社スノーピークの未来開発本部 メディアプロモーション課、PR担当の木下雄斗さんに、これからの季節にもぴったりの、おうちキャンプに使えるアイテムの使い方や楽しみ方のコツを聞いた。
●ランタンを灯して違う癒し空間を演出
「家の中やベランダではLEDランタンを、庭ではガスランタンを灯してお酒を飲むのも良し、音楽を聴いてリラックスするのも良し。いつもと違う空間を作ることでリラックスできます」
●アウトドアチェアだけでもキャンプムードに
「アウトドアチェアを用意するだけでもおうちキャンプが可能。コンパクトで手軽に設置することができますし、収納スペースも少なくておすすめです」
●食器をシェラカップに変えてキャンプ気分
「キャンプではいろいろと大活躍のシェラカップ。
おうちキャンプでも活用できます。いつもの取り分け皿をシェラカップに変えるだけでキャンプ気分を味わえます」
●ダッチオーブンや大皿料理でキャンプ飯
「ダッチオーブンを使えば、キャンプムードが高まります。大皿に豪快に料理を盛ってシェラカップで取り分けて食べるのもおすすめです。大きなダッチオーブンでは手入れが大変という方にはコロダッチシリーズがおすすめ。少人数にちょうどよく、コンパクトなので片付けも簡単です」
●ベッドから寝袋へ、大地(床)を感じる
「マットと寝袋を用意して、大地(床)を感じる一日の終わりもキャンプ気分に」
●ベランダで朝食やコーヒーブレイク
「朝は自分で挽いたコーヒーと、ホットサンドを作ってベランダへ。天気の良い日に外で食べる朝ごはんで良い一日を満喫できます」
●仕事もアウトドア用品で!
「テレワークの方はテーブルとチェアをアウトドア用品に変えることで気分もリフレッシュできます」
おうちキャンプにおすすめのギア
続いて、おうちキャンプにおすすめのスノーピークのギアを、おうちキャンプならではの使い方とともに教えてもらった。
1.ほおずきシリーズ
「蝋燭の炎のように優しくゆらぎ、光量調節が可能で、⾃宅が野遊び空間に。LEDランタンなので安心して使用できます。ベッドサイドランタンとしてだけでなく防災にも役立ちます。」
2.Take!チェア ロング
「ハンモックのようなリラックス感が味わえるチェアです。収納もコンパクトなので場所も取りません」
3.コロダッチシリーズ
「小型のダッチオーブンシリーズです。ちょっとした一品を作るのにもおすすめです」
4.パーティープレート
「大皿をキャンプグッズに変えるだけで気分が変わります。さまざまな使い方ができるアイテムなので幅広く活用できます」
5.サーモタンブラー
「ビール好きな方におすすめのアイテムです。クラフトビールの香りを楽しんでいただけるだけでなく真空二重構造でぬるくなりにくく、お花見シーズンなど、屋外でも活躍します」
おうちキャンプならではのギアを取り入れて、食事からコーヒータイム、大地(床)を感じる寝床まで、キャンプ時間を一通り楽しんでみてはいかがだろうか。非日常の楽しみを通してリフレッシュできるだろう。
【取材協力】
スノーピーク
https://www.snowpeak.co.jp/
取材・文/石原亜香利
こちらの記事も読まれています