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マーケティング業界でよく使われるキーワード「SWOT分析」とは?

2021.03.09

マーケティング手法としてお馴染みの「SWOT分析」。「3C分析」と並ぶ有名なフレームワークの一つだが、その具体的な内容まで理解している人は少ないかもしれない。

そこで本記事では、SWOT分析の目的や仕組みをわかりやすく解説する。企業だけでなく個人の自己分析にも有効な仕組みなので、この機会にぜひ基本的な概念を理解してほしい。

SWOT分析とは

SWOT分析とは、「強み(Strength)」「弱み(Weakness)」「機会(Opportunity)」「脅威(Threat)」という4つの項目の頭文字を取った言葉で、読み方は「スウォット分析」。

SWOT分析の導入目的

SWOT分析は、組織の「内部環境」と組織を取り巻く「外部環境」を4つの項目(SWOT)から分析し、現状を客観的に把握することを目的としたフレームワークだ。外部要因を含む統合的な分析は、活動方針の決定や経営資源の最適化、ビジネスチャンスの発見に大きく貢献する。主に、企業のマーケティングプラン策定の前後で活用されることが多いが、社会人や就活生など個人の自己分析ツールとしても活用されている。

また、質の高い看護サービスの提供や認知症ケアの現状把握などを目的として、SWOT分析を活用する医療機関が増えている。看護部で「病棟目標」を策定し、SWOT分析で現状を把握することで、一般企業と同様に経営の最適化を図ることが可能だ。看護業界における分析要因の具体例としては、「看護師のスキル」「ICU病床の稼働率」などの内部要因と、「訪問介護のニーズ」「外来患者数の増減」などの外部要因が考えられる。最近では、看護師長や主任向けにSWOT分析を解説した本も出版されている。

内部要因とは

内部要因とは、自社の企業努力によってコントロール可能な事情のこと。4つの項目のうち、「強み(Strength)」と「弱み(Weakness)」が内部要因となる。外部要因を加味した、客観的な判断のもと分析を行うのがポイントだ。

・強み(Strength)

目標達成のプラス要因となる自社の強みについて分析。技術力やノウハウ、顧客が自社の商品やサービスを利用してくれる理由などを抽出する。

・弱み(Weakness)

経営資源の活用方法やサービス内容などで不足している要素を発見し、自社の弱みを分析。競合他社と比較することが有効な分析方法となる。

外部要因とは

外部要因は、社会情勢や市場の変化など、企業の努力では統制不可能な事情のこと。4つの項目では、「機会(Opportunity)」と「脅威(Threat)」が外部要因にあたる。なお、主要なマクロ要因である「政治的環境(Politics)」「経済的環境(Economy)」「社会的環境(Society)」「技術的環境(Technology)」を分析する方法としては、「PEST分析」が活用される。

・機会(Opportunity)

機会とは、ビジネスチャンスとなるような環境変化や競合他社の動向などの外部的要素を指す。チャンスとなる要素を少しでも多く発見するためには、効率的なデータ収集と詳細な分析が重要。

・脅威(Threat)

脅威では、市場縮小や競争激化など目標達成の障害となる要素を分析する。脅威を抽出することで、新たなビジネスチャンスを発見できることも多い。

SWOT分析のやり方

SWOT分析は、一般に4つの項目を各象限に分割した図(マトリクス図)で表される。マトリクス図の縦軸は「内部要因」と「外部要因」、横軸は「プラス要因」と「マイナス要因」で区別され、それぞれの要因を組み合わせて多面的な考察をする。では、具体的にどのような手順で行われるのか、その方法について見ていこう。

目標、目的の設定

SWOT分析の実施にあたり、まず具体的かつ明確な目標、目的を定める。目標設定の仕方によっては、分析内容が大きく変わることがあるため「なぜSWOT分析を行うのか」を十分に議論し、共有することが重要。精度の高い目標を設定することは、評価を容易にするだけでなく、組織全体での協力体制を構築することができる。

内部要因と外部要因の分析をする

内部要因と外部要因の整理、分析を行う。外部要因である「機会(Opportunity)」と「脅威(Threat)」から分析を始めることで、内部要因の分析対象を明確にすることができる。要因分析の方法を学ぶ事例として、世界に展開するマクドナルドや、その競合他社であるモスバーガーの営業活動などを考察対象とすることがある。

フレームワークへ反映する

分析によって抽出された各データを、SWOT分析のフレームワークに落とし込む。組織の最終目標に直接関係するデータを厳選し、正確に反映させることがポイントだ。自己分析ツールとして活用する場合は、記入例などを参考に簡単なマトリクス図を作成することで、自身の特徴を把握しやすくなる。

事業戦略を策定する

完成したフレームワークを用いて、具体的な事業戦略を決定する。「機会×強み」「脅威×強み」「機会×弱み」「脅威×弱み」のように各要因を掛け合わせる「クロス分析」を行うことで、複数の可能性を見出すことができる。

文/oki

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