人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

医師とのコミュニケーションが外傷や緊急手術患者の満足度を高める、米HCAヘルスケア病院研究報告

2021.03.02

医師とのコミュニケーションが外傷や緊急手術患者の満足度を高める

負傷して突然病院でケアを受けたり、緊急手術が必要になるといった状況は、患者の感情を揺さぶる経験となり得る。

しかし、医師がそうした患者と良好なコミュニケーションを取ることで、退院後の患者の総合的な満足度(以下、患者満足度)が高まり得ることが、新たな研究で明らかになった。詳細は、「Journal of the American College of Surgeons」に1月29日発表された。

外傷や緊急手術による入院は、急な予期せぬ出来事であるため、患者満足度に悪影響を及ぼすことが考えられる。

しかし、この点について検討した大規模研究は存在しない。そこで、米HCAヘルスケアCenter for Trauma and Acute Care Surgery ResearchのSamir Fakhry氏らは、2018〜2019年に米国の168カ所のHCAヘルスケア病院から退院した患者18万6,779人のデータを分析。

患者を、外傷入院、救急外来(ED)を介した緊急手術入院、待機的手術入院、EDを介した手術を伴わない入院、EDを介さず手術を伴わない入院の5群に分類し、医師や看護師とのコミュニケーションなどの要因が患者満足度にどの程度寄与するかを評価した。

その結果、研究グループが予想した通り、どの患者群でも満足度に最も大きな影響を与えるのは、看護師とのコミュニケーションであることが明らかになった。

その理由についてFakhry氏は、「患者を満足させるベッドサイドケアを提供するのが看護師であり、看護師は患者との接触が極めて多いからだ」と説明している。

ところが、外傷入院患者と緊急手術入院患者では、高い満足度を得るために重要な2番目の要因として医師とのコミュニケーションが浮上した。

具体的には、この要因により、患者の満足度は、外傷入院患者で12.0%、緊急手術入院患者で8.6%上昇していた。

また、医師とのコミュニケーションレベルが低かった患者では、たとえそれ以外の要因が高い評価を獲得していたとしても、全体の満足度が50パーセンタイルを超えにくいことも明らかになった。

この結果は、研究グループにとって予想外のものだった。

Fakhry氏は、「待機的手術患者とEDを介さず手術を伴わない入院患者の間では、医師とのコミュニケーションは、高い満足度を得るための3番目、または4番目の要因でもなかった」と述べ、「外傷外科医のケアの提供の仕方に、患者の満足度スコアを上昇させる重要な何かがあるに違いない」と推測している。

Fakhry氏は、「外傷外科医とその周囲の人々の行動は、患者にとって非常に重要であるようだ」と話す。

同氏は、「病院を統率する立場にある人々は、外傷サービスを病院の重要な使命であると考えてはいるが、それが患者満足度に影響を与えるとは思ってもいない」と指摘。

その上で、「この研究結果は、外傷治療が病院の評価に大きな影響を与えることを示すものだ」と結論付けている。(HealthDay News 2021年2月4日)

Copyright © 2021 HealthDay. All rights reserved.

(参考情報)
Abstract/Full Text
https://www.journalacs.org/article/S1072-7515(20)32585-0/fulltext

Press Release
https://www.facs.org/Media/Press-Releases/2021/patient-satisfaction-012921

構成/DIME編集部

新型コロナウイルス対策、在宅ライフを改善するヒントはこちら

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2021年4月15日(木) 発売

DIME最新号の特別付録は「スマホLIVEスタンド」! 特集は「投資の新常識」&「輸入食材スーパーの極上グルメ」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。