人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

初診から保険適用が認められている「オンライン診療」サービス、認知率は7割以上だが利用率はわずか2%

2021.02.25

新型コロナウイルス感染への懸念から現在、医療機関への「受診控え」をする人が増えている。そんな中で注目を集めるのが、オンライン診療だ。

スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」ではこのほど、注目が高まっているオンライン診療サービスについて、現状の認知率や利用率、今後の流行予想などについて調査を実施。その結果を以下にて紹介していきたい。

オンライン診療の現状と認知度

「オンライン診療」とは、病院などの医療機関には直接行かず、自宅や外出先などから医師の診察や診断を受けられる医療サービスのこと。スマホやパソコンを使って予約・受付を行い、支払いはクレジットカードを利用するため、インターネット上で完結できる。

処方箋は薬局へFAXなどで送ってもらえるほか、処方薬を自宅に郵送してもらうことが可能な場合もある。現在は新型コロナウイルスによる特例措置として、初診からオンライン診療の保険適用が認められている。

オンライン診療サービスの現状について調査したところ、主な結果は以下の通り。

・オンライン診療の認知率は全体で72%
・「知っているし、使っている」という現在利用率については全体で2%
・「知っているし、以前使っていたが、いまは使っていない」を含めた利用経験率は全体で3%

男女別では、女性のほうが男性に比べて認知率が高く、年代が上がるにつれて認知率も高くなっている。特に30~50代女性では、8割近い認知率であることがわかった。実際にサービスを利用している「現在利用率」については、実際にサービスを利用している、または利用していた「現在利用率」と「利用経験率」の合計は3~5%と少数にとどまり、男女差・年代差はほぼみられなかった。

どのくらいの人が使ってそう?~現在の流行体感~

次にオンライン診療を利用している人が、現在身の回りにどれくらいいると思うかを想像して答えてもらった。グラフにある流行体感スコアは、100人中どのくらいの人が利用していそうかをスコアとして算出した数値だ。

その結果、オンライン診療の流行体感スコアは全体で「2.6」。およそ100人に2~3人が利用しているイメージ。最も高いスコアとなったのは、10~20代の男性で「3.8」だった。若い男性の間では、周りの人がオンライン診療を使っていそう、という認識が他の層より強いようだ。

1年後はどうなるか~近未来の流行予想~

次に「1年後、自分のまわりでどのくらいの人が使っていると思うか」を想像して回答してもらった。グラフにある流行予想スコアは、100人中何人が使ってそうかを算出した数値だ。

オンライン診療の流行予想スコアは全体で「27.1」で、およそ4人に1人が1年後に利用していそうというイメージ。現在の流行体感から比較すると、1年後には今よりも約10倍浸透しているというイメージになる。

1年後に利用していそう/していなさそうと思う、それぞれの意見を聞いた。

<流行予想として「半数くらいの人が利用するだろう」と思う人の意見>

・病院に行く必要がなくなるし、他の患者と接触することもなく、感染症のリスクが減る(女性/44歳)
・コロナ禍が続きそうだし、オンライン〇〇というシステムもかなり発達してきたから(女性/21歳)
・現在の環境を含め、選択肢が増えるのはよいことだと思う(男性/57歳)

<流行予想として「誰も利用しないであろう」と思う人の意見>

・どこの病院でどのように受診できるかの情報が入ってこないから(女性/33歳)
・実際に手を当てて診てもらう安心感には代えられない(女性/54歳)
・スマホやパソコン操作についていけない人がいるから。今の20代が年をとった頃には、当たり前の世の中になっているかも(男性/49歳)

自分は使ってみたいか?~今後の利用意向~

次に、自身の今後の利用意向について回答してもらった。 利用意向がある人の割合(「ぜひ使ってみたいと思う」、「機会があれば使ってみたいと思う」の合計)は全体で51%だった。利用意向がある人は全体の約半数と、オンライン診療に対する積極的な姿勢が感じられる。

一方、利用意向がない人の割合(「あまり使ってみたいと思わない」、「まったく使ってみたいと思わない」の合計)は全体で26%だった。

男女別でみると、利用意向がある人の割合は女性のほうが男性に比べて高くなっている。

利用意向の有無での理由は以下の通り。

<利用意向がある人の意見>

・病院に行くのが面倒だったことがあるので、手軽に診療を受けられるのは助かる(女性/18歳)
・耳鼻咽喉科などが混んでいるので使ってみたい(女性/50歳)
・感染症などを人にうつしてしまう、もしくはうつされる心配がない(男性/23歳)
・診察室の前で知り合いと会いたくないため利用したい(男性/48歳)

<利用意向がない人の意見>

・症状が言葉だけで伝えられるか不安だから。触診など、対面でしかわからない部分もあるから(女性/33歳)
・医師に直接会って診てもらうほうが安心できるから(男性/30歳)
・オンラインで人と会話するのは直接話すより体力・集中力が必要。体調が悪いときには不向きだと思う(男性/26歳)
・痛みやつらさなどがうまく伝わるかわからないし、レントゲンや血液検査などを受けに行くのなら二度手間では(女性/52歳)

オンライン診療は、今の10倍伸びる!?

ここまでの主要な数値をまとめてみた。 2021年1月16日時点、サービスの認知率は全体で約72%、現在利用率は約2%だった。

流行体感としては、全体で‟100人に2~3人くらいが使っている”イメージを持たれているようだ。そして、今から1年後には‟現在の10倍程度の人が利用しそう”というイメージを持たれている。

<調査概要>
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の18~59歳男女
実施時期:2021年1月16日~17日
有効回収数:2089サンプル

※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数点以下第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なる場合がある。

出典元:LINEリサーチ(LINE株式会社)
https://www.linebiz.com/jp/service/line-research/

構成/こじへい

新型コロナウイルス対策、在宅ライフを改善するヒントはこちら

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2021年4月15日(木) 発売

DIME最新号の特別付録は「スマホLIVEスタンド」! 特集は「投資の新常識」&「輸入食材スーパーの極上グルメ」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。