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2020年の社会を表わす色は「グレー」が最多、2021年に期待するのは何色?

2021.02.23

昨年は、これまでに私たちが経験したことのないような大きなライフスタイル(生活様式)の変化が、半ば強制的にもたらされた1年だった。一方、水面下で起きていた変化が顕在化し加速していった1年でもあったと言える。

そこでCCCマーケティングはレポート『生活者の意識調査 ~2020年の社会や世の中は”何色”だった?~』を公開。多くの人は、ある意味世界中が原点にリセットされたこの1年を振り返って、どのようなポストコロナ社会をイメージするのか。

2020年の社会や世の中は”何色”だった?

昨年のコラム(【生活者意識調査】2020年の社会や世の中は”何色”だった?)における2021年になってほしい色の回答者別に、この先10年間で浸透する、広まるであろう「暮らし方、働き方、社会のあり方」は何かという分析をした。

昨年のコラムでは、2021年になってほしい色で、最も多くの回答を集めたのは「金色」で、それに「白」「オレンジ」が続く結果となり、それ以降も、「黄」「水色」など比較的明るい色が多く続いており、明るい年になってほしいという願いが表れていそうという結果を記している。

また、「金色」を選んだ方が2021年に期待することをみると、すべての項目で全体平均を上回る期待度となっているが、中でも「東京五輪・パラリンピックの開催」「ライブ・コンサート・スポーツイベントなどの例年通りの開催」に高い期待を寄せている。

「2021年は金色の年」と願う生活者が、この10年間に求めることのなかで、明らかに優先順位が高いのは「国政選挙をはじめ選挙のデジタル化」と「LGBTQが尊重される社会」があげられる。前向きな生活者は誰もが参加できる多様性のある社会を期待しているのかもしれない。

次いで「白色の年」を期待する生活者は「デジタル庁を軸とした電子国家化」には抵抗を感じ、非正規雇用の拡大を望まない傾向にあるようだ。<昨年コラム表①>では、2020年を表す色を「白色」と回答した方の特徴的なワードとして「マスク、真っ白、白紙、激変」があげられている。「白色」には変化への抵抗の気持ちと今までの状況を白紙に変えたいという思いの二面性があるのだろう。

さらに「オレンジの年」を願う生活者は「デジタル・トランスフォーメーション」、「外国人労働者の定着と外国人との共存」、「医療従事者をはじめ、エッセンシャルワーカーへの処遇の改善」、「アナログとデジタルの長所を理解し、それを自分の頭で最適な形に組み合わせること」を、明らかに優先しているようだ。ビタミンカラーともいわれる「オレンジ」のポジティブさ、親しみやすさ、人とのつながりを大切にするというイメージがコロナ禍であっても投影されている。

加えて特徴的なのは「緑色の年」、「黄緑色の年」を期待する生活者があげられる。「緑色の年」を期待する生活者は「デジタル庁を軸とした電子国家化」、「デジタル・トランスフォーメーション」に関して特に優先順位が高いことが特徴的。また「黄緑色の年」を期待する生活者は「社会保障費の抑制」という社会的課題に関して積極的な反応を示している。

最後に2020年を象徴する色であるグレーを選んだ回答者は、「選挙のデジタル化」、「外国人労働者の定着と外国人との共存」、「お金のためだけに働くのではなく、自分の心を満足させるために働く社会」、「医療従事者をはじめエッセンシャルワーカーの処遇(労働環境)の改善」、「大都市圏からの地方移住」など、コロナ禍における社会的課題や前向きな生活者が期待する働き方や、社会像に対して、消極的な対応が目立ったようだ。

表3で、<昨年コラム表①>における2021年になってほしい色の回答者別に、この先10年間で浸透する、広まるであろう「考え方、価値観、概念」は何かという分析をしてみた。

「2021年は金色」と期待する生活者は、ほぼ全体像に合致しているが、「グローバリゼーション」、「自由」、「SDGs」、「文化」、「ローカリゼーション」、「公正」に比較的に積極的な共感が見られるようだ。

「白色」と願う生活者にとっては、「多様性(ダイバーシティ)」に関して、明らかに消極的な反応を示している。また「特にない」という回答も比較的目立つ特徴の一つです。この場合の「白色」には現状維持(ニュートラル)や“みんな一緒”というような意識が隠されているのかもしれない。

「オレンジ」と期待する生活者にとって、明らかに優先順位の高い価値観は「多様性(ダイバーシティ)のようだ。半数以上の生活者が支持している。

さらに「黄色の年」と期待する生活者にとって、明らかに優先順位が高い概念は「自由」と「平等」があげられるようだ。<昨年コラム表①>で、2020年を表す色を「黄色」と回答した方の特徴的なワードとして「注意、危険、黄信号、イエローカード」があげられている。「黄色」を願う生活者は「自由」や「平等」への危機感を共有しているのかもしれない。

また、「赤色の年」を期待する生活者にとって、特に優先順位が高い考え方は「SDGs」があげられるようだ。前回のコラムで「赤」を選んだ方をみると、自由回答の方に強い危機感を感じさせるワードが多く並んでいることが目立つ。”警告・アラート、危険・危機感、赤信号”など。「赤色の年」を期待する生活者は、地球環境に危機感を持ち「SDGs」を進めていかなければならないと実感しているのかもしれない。

最後に2020年を象徴する色であるグレーを選んだ回答者は、「自由」、「自立共生」、「平等」に関して消極的な反応のようだ。コロナ禍における「不安」や「社会の不透明さ」からまだ抜け出ていない感覚なのか。

昨年のコラム(【生活者意識調査】2020年の社会や世の中は”何色”だった?)では、”社会や世の中を『色』に例える”という方法で、生活者が抱く2020年に対する印象や2021年への希望を読み解いた。

さらに、今回のコラムでは、2030年に向けて、生活者が抱く社会のあり方や暮らし方、働き方、ひいてはそのベースになる「価値観」や「概念」の分析を通して、いまここにある「希望」や「課題」を読み解こうと試みた。

その試みは十分であったとは言えないかもしれないが、『色』別で分析することで、「多様性(ダイバーシティ)」と「効率/生産性」のバランスをとれる社会づくりの端緒につけたのではないかと感じる。

先行き不透明感が強かった2020年から、明るい色で満たされた2021年へ、そしてポストコロナ社会へ。このアンケートで生活者が望んだような社会や世の中が1日も早く実現してほしいと願わずにはいられない。

調査設計

調査地域 :全国
調査対象者:男女・20~69歳
サンプル数:1,980サンプル
調査期間 :2020年11月16日(月)~11月20日(金)
実査機関 :CCCマーケティング(Tアンケートによる実施)

構成/ino.

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