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Xiaomiの東アジア担当GMに直撃取材!日本市場の攻略ポイントと展望

2021.02.26

2019年12月に日本市場に参入したXiaomi。1年と少し経過した2021年2月2日には、ソフトバンクから約2万円で発売となる「Redmi Note 9T」をはじめとするスマートフォン2種類、スマートウォッチ2種類、家庭用スマートカメラの販売を発表しました。

新製品の発売にあたり、Xiaomiの東アジアゼネラルマネージャーであるスティーブン・ワン氏にインタビューする機会をいただいたので、日本市場での1年間や、これからの展望について聞いてみました。

Xiaomi東アジアゼネラルマネージャー/スティーブン・ワン氏へのオンラインインタビュー

インタビューでは、新たに発売されるスマートフォン2台の話に加え、日本市場参入から1年が経過したXiaomiのこれまでの取り組み、これからの取り組みについて聞くことができました。

Xiaomiは世界3位のスマートフォンメーカー!?

まずは簡単にXiaomiというメーカーや、新発売となるスマートフォン2モデルについてお話いただいています。

世界的に有名なスマートフォンメーカーとして名前が挙がるのは、アップルやGalaxy、HUAWEIといったところでしょう。しかし実は、2020年の第3四半期にてXiaomiはGalaxy、HUAWEIに次ぐ世界第3位の出荷台数を誇るメーカーに成長しています。

また、同じく2020年第3四半期で見ると、世界で売れた端末のトップ10にXiaomiのスマートフォンは3台もランクイン。これだけ見ても、Xiaomiがグローバル市場で支持を集めていることがわかります。

さて、今回発売される「Redmi Note 9T」は1万9637円(税別)、「Redmi 9T」は1万5900円(税別)とかなり格安。エントリーモデル価格帯ではありますが、性能としてはミドルレンジスマートフォンといえる仕上がりになっています。

また、「Redmi Note 9T」はソフトバンクから発売となるキャリアモデル。日本市場を意識し、Xiaomiの端末としては初となる「FeliCa(おサイフケータイ機能)」にも対応しました。

2つの端末について、スティーブン・ワン氏は「(エントリー・ミドルレンジ)市場を一変させる端末になる」と自信をうかがわせています。

エントリーモデルのスマートフォンを販売するにあたって、意識することは非常にシンプルとのこと。具体的には「市場にある優れたエントリーモデルを研究し、そのスペックを上回りながら価格を抑える」と話しています。

2021年は各価格帯にXiaomi製スマートフォンが登場!

今回発売となるスマートフォン2モデルはいずれも税別で2万円を切る格安なモデル。これまでXiaomiが日本市場に導入している端末はいずれも「低コスト・高パフォーマンス」にこだわった、いわゆるコスパの高い製品ばかりです。

しかしXiaomiは中国をはじめとする各国にハイエンドモデルも展開。中には、スマートフォンの背面までディスプレイになっている「Mi Mix Alpha」といった特殊なモデルも存在しています。

日本市場においても、今後ミドルレンジ・ハイエンドスマートフォンを投入する予定はあるかについて尋ねてみたところ、「Xiaomiのすべてのモデルを持っていくことは難しいですが、2021年中にハイエンドモデルを持ってくる予定はあります。」とのこと。

この1年間エントリーレベルのスマートフォンを多く投入してきた経緯については「マーケットを研究したところ、ほかのメーカーはこの価格帯においてあまり注力していない印象を受けました。しかし多くのユーザーは低価格帯に選択肢を求めているので、エントリーモデル市場のレベルを上げ、スマートフォン市場全体を活性化することが目的です。」としています。

また、Xiaomiはスマートフォンだけではなく自転車や空気清浄機といった様々な分野に製品を開発しているメーカーです。今後日本でスマートフォン以外の製品も随時発売する予定と話しています。

日本市場の研究に費やした1年、これからのXiaomiはさらなる躍進を遂げる?

日本市場に参入して1年と少しが経過したXiaomi。これまでの1年の振り返りと、今後の展開についても聞いてみました。

「1年目は日本市場に土台を築く、日本市場を学ぶという意味で非常に良い時間になりました。というのも、日本市場は諸外国と比較して非常にユニークな市場です。1年間の成果としては「Redmi Note 9S」がベストセラー端末に選ばれるなど、満足できる内容です。

auからは「Mi 10 Lite 5G」を発売していますが、この発売までの流れは非常にスムーズでした。両者の日本で5Gを早く普及させたいという理念が一致したためでしょう。こちらも満足のいく売り上げとなっています。

2つの製品から、日本のユーザーが何を気に入り、何が気に入っていないのかを学ぶことができました。また、キャリアから販売するプロセスも確保することができ、日本のキャリアが求める基準を確認することもできました。

そういった学びに基づき、2021年以降の戦略は非常に良いものになっていると思います。エントリー・ミドル・ハイエンドそれぞれの市場において、変革をもたらすことを目標としています。

今回発売する製品だけでなく、これから発売するすべての製品において、競合他社と同じもの・似ているものは作らず、差別化できる製品を展開していきたいと思います。」

日本のスマートフォン市場は世界のトレンドと違う!?

スティーブン・ワン氏は繰り返し「日本市場は外国と違いユニーク・特徴的」と話しています。具体的にどのように違いを感じているのか、何を意識して日本でスマートフォンを販売するのかについても答えをいただいています。

「昨年販売した端末において、日本のユーザーから特に大きかった反響が「FeliCa」を搭載してほしいというものです。そのため、難しい技術ではありましたが今回、「Redmi Note 9T」においてはじめてFeliCaに対応することになりました。

Xiaomi製品全体としてはコストパフォーマンスの高さに評価をいただいていますし、バッテリー性能にも肯定的なコメントをいただいています。一方で、日本のユーザーは薄い・小さい・軽いという要素を重視していることもわかりました。これは外国のトレンドとは違う流れです。

もちろん、ユーザーからのフィードバックをすべて反映することは難しいです。何を採用し、何を入れないでおくのか、コストとのバランスなどを見極めることが求められます。

例えばスマートフォンデバイスにおいて、ユーザー体験の向上のためには大型ディスプレイが欠かせないと考えています。そのため、「大型ながら薄く・軽くするにはどうするのか」と考えています。

今年販売する端末に関しては、ユーザーから高い評価をいただいた内容をさらに強化し、改良を求められている部分においてはそれを緩和するためのソリューションを作っていきます。」

2021年はXiaomiが日本市場を席捲する!?

スティーブン・ワン氏がインタビュー内で何度も強調していたのが、「1年間日本市場を研究した」というところと、「今後各価格帯・製品群にて変革をもたらしたい」というもの。

現状、日本ではコスパの良いスマートフォンを販売するメーカーにとどまっている印象もあるXiaomiですが、各価格帯に性能の良いスマートフォンを発売するだけでなく、そのほかの家電を販売する可能性も感じさせてくれました。

しっかりと研究し土台作りに1年を費やしたXiaomi。2年目にどのような変革を日本市場にもたらしてくれるのか注目です。

取材・文/佐藤文彦

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