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「犬を飼うと婚期を逃す」というジンクスは本当か?

2021.02.17

虹の橋を渡る日まで

友人たちがどんどん結婚・出産していき、焦りまくって婚活に参戦したけど、最初の結婚相談所に登録したところで、であえなく討ち死にした。

確かに私にも多少の問題はあったかもしれないけれど、相手もあんまりだった。デートにジャージを着る男がいるなんて、信じられない。この相談所は私には合わなかった。

別の方向から攻めるべく、新しい相談所に申し込みをしようとしてふと、「このお金で犬が飼えるんじゃない?」と気が付いた。そうなると話は早くて、とんとん拍子にうちの子がやってきた。

運命としか言いようのないタイミングでやってきた子犬が、婚活で傷ついた心と体を完璧に癒してくれる。何でもない仕草や、普通の日常があまりにも楽しすぎて、困るぐらいなのだ。

一人暮らしなのに、家にいて笑いが絶えない。気が付けば犬といっしょに遊んでゲラゲラ笑っている。心の底から幸せを感じる機会なんて、めったにないことだ。たった一頭の子犬が、そのめったにない幸せを運んできた。

会社にいても犬を思い出すとニヤニヤしてしまい、幸せを隠すのが大変だ。スマホの画像は犬で埋め尽くされ、気が付けば犬のグッズばかり増える。

とはいえ、田舎の親からは「犬を飼うなんて婚期を逃す」「犬を手放せ」と大反対だ。父なんて「男性の代わりに犬を可愛がるなんて、そもそもが代替行動である。直ちに修正すべき」と訴える、長い手紙をよこした。男性の代わりのつもりは、ないんだけど。

犬といるような、幸せで満たされた気分にしてくれる男性ならば、その場で即、結婚を申し込みたい。でも、婚活で会ってきた男性たちの中で、一緒にゲラゲラ笑えるような人は、いなかった。

婚活に成功した友人たちは「一緒に笑い合えるなんて、そんなの、理想だよ」とか「短い交際期間で、相手を理解するのは難しい」と言うけれど、犬だったら、それらは可能だ。変な顔で寝ている姿を見るだけで、心が安らぐ。私も夫の変な寝顔を見て、心が安らぐ時が来るのだろうか。

会社のコーヒーメーカーの前でうっかり犬画像を見てほくそ笑んでいたら、営業の先輩が来て、「これさあ、うちの子」と飼い犬の動画を見せてくれた。こんなにたくさんの犬を飼っているなんて知らなかったので、大いに盛り上がった。

すごく可愛い子がいたので、思わず「これ!すごくいい!画像ください」と言ってしまってハッとした。先輩はニコニコしながら「いいよ、ついでにLineも招待するね」と言ってくれた。

そして、「来週、うちの子の犬種のファンミーティングがあるんだけど、一緒に行かない?」と誘われた。犬を飼うと婚期を逃す、というジンクスを打ち破ってやる。

文/柿川鮎子(PETomorrow編集部)

明治大学政経学部卒、新聞社を経てフリー。東京都動物愛護推進委員、東京都動物園ボランティア、愛玩動物飼養管理士1級。著書に『動物病院119番』(文春新書)、『犬の名医さん100人』(小学館ムック)、『極楽お不妊物語』(河出書房新社)ほか。

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