意外と知らない各自転車の特徴を分かりやすく解説!
自転車の各ジャンルのポイントはどこだ?
ロードバイクの軽快さとMTBの丈夫さを併せ持つ【クロスバイク】
◎スポーツバイク入門にはうってつけ
クロスバイクは適度な前傾姿勢を取り、誰にでも扱いやすいフラットバーを備える。また、700×28c以上の太めタイヤでカーブや段差も安心して使える。スピードはロードバイクにはかなわないものの、優れた加速性を発揮する。さらに初心者でも乗りやすく、手頃な価格で購入できるものが多い。またカゴを取り付けられるモデルが数多くあるのもポイントだ。
〈メリットポイント〉
・スポーツバイクの中で最も気軽に始められるため初心者に
・未舗装路も走る可能性がある人に
・10km以下の通勤で考えている人に
一般的な自転車と比べて小さなタイヤをセットした〝小口径車〟【ミニベロ】
◎街乗り用として大人気
タイヤが小さなミニベロは軽い力で漕ぎ出せる。そのため、信号待ちなどで頻繁に停車する街中を走るのに向く。また、小さいため保管もしやすく積載力も十分に持っている場合が多い。おしゃれなモデルが多く、幅広い世代に人気を博している。街をのんびり走るのが得意な自転車だが、スポーツバイク並みに走行性を追求したモデルも存在している。
〈メリットポイント〉
・自転車を室内保管をしたいと考えている人に
・たくさんの荷物を積載したいと考えている人に
・街中を走る用途が多くなる可能性がある人に
スピードを追求した競技用(ロード)、走破性と加速性を両立した旅用(グラベル)【ロード&グラベル】
◎スピードが出せる競技用モデル
ロードバイクは、舗装路用の自転車の中でトップクラスのスピードが出せる。前傾姿勢が取れるドロップハンドルや700×25cのタイヤサイズに代表される細めのタイヤが基本仕様。ギア変速の数が20段前後で、よりスピードが出せるギアを中心に配置されている。車体もかなり軽量でスピードだけでなく登り坂や長距離の走行もほかの自転車より長けている。
〈メリットポイント〉
・レースやイベントなどのスポーツで使いたい人に
・長距離のツーリングを考えている人に
・通勤距離が15km以上になる人に
走行をアシストするドライブユニットを搭載【e-バイク】
◎あらゆるジャンルに対応する
e-バイクは主に「ロードバイク」「クロスバイク」「マウンテンバイク」などに分類され、スポーツサイクル用に開発されたドライブユニットを搭載する。年齢などによる体力差をカバーできるので、高齢の方や女性にも人気だ。また、重たい荷物も快適に運べるためあらゆるシーンで活用できる。しかし、重量があるためバッテリーが切れると走行性が下がる。
〈メリットポイント〉
・体力に不安がある人や高齢・子供の人に
・楽に通勤・移動を行いたい人に
・重たい荷物を運ぶことが頻繁にある人に
取材・文/編集部