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知ってる?「ナスダック」誕生の経緯と期待される役割

2021.02.07

経済・ビジネス系のニュース番組や新聞などでよく見聞きする「ナスダック」という言葉。あなたはどれくらい正しく理解しているだろうか?

そんな「ナスダック」のこれまでとこれからについて言及した、三井住友DSアセットマネジメントの最新レポートを紹介していきたい。

IT技術を積極的に活用して誕生した「ナスダック市場」

「ナスダック市場」はニューヨーク市場と並ぶ米国を代表する株式市場だ。「ナスダック市場」は世界最大の新興企業向け店頭市場(*1)だが、店頭市場を監督する全米証券業協会(NASD)は、1971年に店頭取引に関する情報を集約するナスダック(NASDAQ)(*2)というシステムを導入し、米国店頭市場の相場情報のオンライン配信システムをスタートさせた。

これにより、米店頭取引市場は「世界で初めて立会場を有しない株式取引の場」となる「ナスダック市場」へと変貌した。いわば、当時のIT技術を積極的に活用して誕生したのが「ナスダック市場」だ。

(*1)店頭市場とは相対で取引をする市場。(*2)NASDAQは全米証券業協会自動気配表示システム(National Association of Securities Dealers Automated Quotations)と呼ばれる電子システムの略称。

新陳代謝を繰り返しつつ、米国・世界を牽引する企業を輩出

「ナスダック市場」は順調に拡大し、2020年12月末の上場企業数は2,933社。また、ナスダック総合指数の時価総額は同19.1兆ドル(1,968兆円)と、10年間で4.7倍に拡大した。

同期間のS&P500種指数の時価総額は2.8倍なので、「ナスダック市場」の成長性が際立っており、魅力的だ。しかし、新興市場であるがゆえに、銘柄の出入りが大きいのも特徴。2010年代の年平均新規公開企業数は136社であるのに対して、上場廃止は127社(FactSet調べ)。厳密な情報開示が課されているため、公開基準は緩やかで上場しやすい反面、常に新陳代謝を繰り返す、競合の厳しい市場が「ナスダック市場」だ。

こうした新陳代謝を生き抜いた世界屈指の企業が、マイクロソフト(情報技術)、アップル(情報技術)、アマゾン・ドット・コム(一般消費財・サービス)、アルファベット(コミュニケーション・サービス)、フェイスブック(コミュニケーション・サービス)、テスラ(一般消費財・サービス)などだ。

「ナスダック市場」は今後も米国の新興成長市場の中心を担うと期待

「ナスダック市場」には、時価総額上位100社の銘柄で構成されるナスダック100株価指数がある。

銘柄数では「ナスダック市場」の約4%にもかかわらず、時価総額では7割を超える選りすぐりの銘柄群。2020年には、同指数に、最近よく利用されるようになったオンライン会議システムのズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(情報技術)、新型コロナウイルスのワクチンを開発したモデルナ(ヘルスケア)が採用された。

「ナスダック市場」は、こうしたその時代の最先端技術を駆使した企業が多く存在する。「ナスダック市場」は今後も米国の新興成長市場の中心を担うと期待される。

出典元:三井住友DSアセットマネジメント株式会社

構成/こじへい

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