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コロナ禍の2020年販売に苦戦したものランキング、3位強心剤、2位鎮暈剤、1位は?

2021.02.06

世界的規模の感染症で、人々の生活や行動も大きく変化した。

コロナで揺れている今、日用消費財の販売にどのような変化が生じ、苦戦したカテゴリーがあったのか。

今回はインテージは、全国約4,000店舗より収集している小売店販売データをもとに「2020年、今年販売苦戦したランキング」を発表した。

コロナで生活変化が直撃「2020年に販売苦戦したランキング」

1位・口紅など、化粧品は10位までに5カテゴリーがランクイン

新型コロナの影響でマスクや殺菌消毒剤、体温計など大きく販売金額が伸びたカテゴリーがある一方、ニューノーマルとも言われる行動様式の変化によって、販売で苦戦したものもある。旅行の自粛や外出機会の減少、マスクの着用に手洗い・うがいの徹底、在宅勤務の奨励など、さまざまな要素が影響したランキングを紹介しよう。

2位・鎮暈剤は移動や旅行の自粛が打撃に。インバウンド減少で苦戦のカテゴリーも

他にも化粧品では苦しんだカテゴリーが見られた。4位・ほほべに(66%)、5位ファンデーション(68%)、6位・化粧下地(72%)、7位・おしろい(79%)と10位までに5つがランクイン。マスクに加え、4月に発令された緊急事態宣言や在宅勤務奨励のように外出機会が減少し、化粧自体をすることが減ったことも要因のようだ。

一方で化粧品の中でも比較的売り上げが落ちなかったのが基礎化粧品(図表2)。苦境の中でも全体で90%をキープし、クレンジングは92%、洗顔クリームに関しては100%となっている。

また眉目料(眉や目周りに使われるメークアップ化粧品の総称)は全体で88%で、アイブロウやマスカラなどは90%。マスクをして口元は隠れても、出ている部分については、メークをしたいという人が多いようだ。

市販薬のカテゴリーでも大きな変化が生まれていた。2位の鎮暈剤(ちんうんざい)はめまいなどの症状を抑える薬で、酔い止めなどが入るが、こちらも前年比54%。特に非常事態宣言と、本来多くの人が旅行などに行くゴールデンウィークが重なった4月後半から5月上旬に関しては、前年の2割にも満たない週もあった。

夏以降は感染が一段落し、Go Toトラベルなどの施策も打たれて、ある程度は回復する時期もあったが、全体としては前年の半分程度の水準となっている(図表3)。

9位・総合感冒薬は、感染症予防の徹底の影響も。インフルエンザも異例の低水準

今年は風邪をひく人が少ないなどと報道されることも多かったが、それを裏付けするように9位・総合感冒薬は79%の販売金額となった。

年代別で見ても、すべての年代で購入率が下がっていることも分かる(図表4)。マスクの着用や手洗い・うがいの徹底、3密の回避などのコロナ対策は、そのまま他の感染症予防対策にもなり、今年はインフルエンザの患者数も異例の低水準にとどまっている。

今年、売れたものランキングではマスク、殺菌消毒剤、体温計、うがい薬、ぬれティシュなどの衛生系のカテゴリーが上位を独占していたが、世相を反映した結果と言える。

外出機会の減少、在宅勤務などで、幅広いカテゴリーで変化が

お菓子類の中では11位・チューインガム(82%)、28位・キャラメル(91%)、29位・キャンディ(91%)なども苦戦となった。移動中や外出先、オフィスで、ちょっと口に入れてというイメージもあるが、在宅勤務や移動の減少で減ったことが推察できる。14位のミニドリンク剤(85%)も都市部のオフィス街での売り上げが落ちたというデータもあり、ワークスタイルの変化が影響しているようだ。

12位・コンタクト用剤(83%)、18位・制汗剤(88%)、19位・スポーツドリンク(88%)、21位・使い捨てカイロ(89%)、23位・外用鎮痛消炎剤(89%)なども外出の減少や、スポーツやレジャーの機会が減ったことが理由に挙げられそうだ。

構成/ino.

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