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専門家が注目する2021年4つのグルメトレンド

2021.02.10

台湾カステラ、韓国発のクロッフル、健康志向のノンアル飲料……近頃、グルメ業界ではこのような名称をよく耳にする。今年2021年は、果たしてどのようなグルメが話題になるのか。外食はもちろんのこと、食や食文化全般に詳しい「ホットペッパーグルメ外食総研」上席研究員の有木真理さんに、2021年にブームがきそうなグルメや今後の食生活トレンドについて話を聞いた。

2021年はこのグルメはくる!? 注目のグルメ4つを専門家に聞いてみた!

最近、じわじわと世間を騒がせているグルメたち。果たして今年一年、盛り上がりを見せるのか? ライターがピックアップした今年気になるトレンドグルメ4つについて、有木さんに聞いてみた。

【取材協力】

有木 真理さん
「ホットペッパーグルメ外食総研」上席研究員
リクルートライフスタイル沖縄の代表取締役社長を務めると共に、ホットペッパーグルメ外食総研の上席研究員として、食のトレンドや食文化の発信により、外食文化の醸成や更なる外食機会の創出を目指す。自身の年間外食回数300日以上。ジャンルは立ち飲み~高級店まで多岐にわたる。趣味はトライアスロン。胃腸の強さがうりで1日5食くらいは平気で食べることができる。
https://www.hotpepper.jp/ggs/

1.NEOアジアンスイーツ

(画像はイメージ)

2018~2019年にかけて大ブレイクしたタピオカミルクティーをはじめ、近年はNEOアジアンスイーツと呼ばれる中国・台湾・韓国などの新しいスイーツがブームだ。中でも台湾カステラのブームが続いていることから、今年もますます注目されるとささやかれている。果たして今年、盛り上がるのか?

「特にNEO台湾スイーツには注目しています。今は海外旅行が困難な状況でありますが、コロナ前のアンケート調査(※1)で、台湾は『渡航先人気ランキング』の1位でした。中でも台湾系のパン、胡椒餅(フージャオピン)など、台湾のストリートフードに注目しています。いずれも、イートインだけではなく、テイクアウト、デリバリーニーズにも対応できるところも魅力の一つです」

「胡椒餅」(イメージ)

※1:エイビーロード・リサーチ・センター「エイビーロード海外旅行調査2019」

2.クロッフル(韓国発)

クロッフルは、クロワッサンとワッフルのハイブリッドスイーツで、韓国でブレイクしたのが日本に渡ってきた。クロワッサン生地でワッフルを作ることから、外側はサクサク、中はもっちり感のある新しい味わいが特徴だ。このクロッフルのブーム、今年はどうなる?

「韓国グルメ・スイーツは、手を変え品を変え登場しています。『クロッフル』は、韓国の若い女性に人気でしたが、日本では、新大久保で専門店が登場したことにより、じわじわと注目を集めています。アイスを乗せたりとアレンジもきくため、自宅でも楽しめたりとプチブームになりそうです」

3.パーソナライズ系フード

パーソナライズ系フードとは、あらかじめ自己診断を行い、その結果に応じて自分に合ったフードを購入するもの。例えば、食の嗜好やアレルギーの有無などの情報を入力して診断すると、自分に合ったお菓子が表示され、そこから好きなものを選んで購入できるサービスや、栄養士監修の幼児食診断により、適した調理済みおかずの冷凍パックを届けてくれるサービスなどがある。

「パーソナライズ系は注目しています。サブスクリプションサービスのほかにも、最近では、飲食店での取り組みも出てきました。例えば、フルオーダーメイドのテイクアウトを実施しているイタリアンレストランもあります」

4.健康的なノンアルコール飲料

(画像はイメージ)

カロリーゼロ、糖質ゼロなどの健康志向に加え、アルコールゼロのノンアルコール飲料がぞくぞくリリースされている。これもブームがくるといわれているが…?

「各飲料メーカーがノンアルコール市場を狙って商品開発をしており、この市場はさらに今後拡大するではと考えています。六本木には昨年、ノンアルコールバーもオープンしました。コロナ禍におけるさらなる健康志向の高まりや、公共交通機関からマイカーへの移動手段の変化など、ライフスタイルの変化もブームを後押しするかも知れません」

●今年は「再現キット」が盛り上がるかも!?

その他、有木さんに今年流行りそうなグルメを尋ねたところ、再現グルメの料理キットに注目しているという。

「パンケーキやパウンドケーキを作るキットはもともとあり、人気ですが、今年は専門店や外食店の味を自宅で再現する『再現グルメ』に注目しています。2020年のトレンドを分析したところ、自宅時間が増えたことで、外食で食べた味を自宅で再現し、SNSにアップする人が増えていました。バスクチーズケーキやダルゴナコーヒーなどがその代表です。今後は、さらに自宅での時間を充実させてくれるような『再現キット』の開発が進むのではと期待しています」

2021年、人々の食生活トレンドはどうなる?

(画像はイメージ)

まだまだ続くコロナの影響。人々の食生活は今後、どうなっていくだろうか。今年のトレンドの傾向を有木さんに聞いた。

●外食・中食・内食のボーダレス化が加速

「人々の食生活は、さらに多様化すると考えます。コロナ禍におけるライフスタイルの変化により、外食、中食、内食のボーダレス化は加速。昨年は外食店を中心に、各事業者がそのマーケット変化に合わせて商品開発を行ったことにより、消費者にとっては選択肢も広がりました」

●テイクアウト・デリバリーは「魅力的品質」が問われる

「テイクアウト・デリバリーは、以前は『利便性』が価値でしたが、今後はそのものの『魅力的品質』が問われると思います」

●「個食化」「健康志向」がさらに加速

「『個食化』『健康志向』は今年、さらに加速するのではと考えています。大人数から少人数化へ向かう傾向は、コロナ以前より起こっていた現象ではありますが、この1年でさらに加速しました。そしていまだかつてない感染症拡大により、健康への意識も向上。おうち時間が増えたことにより、ダイエットへの意識も高まっているのではと考えています」

●生産者の「応援消費」に注目

「飲食業界は現在、非常に厳しい状況ですが、それに通じる生産者も今、窮地に立たされているため、飲食店がチャネルとなり生産者を応援する動きも起こっています。また、消費者にも応援消費の意向があります。ホットペッパーグルメ外食総研の飲食店・生産者への支援に関する調査(※2)によると、コロナ禍での応援消費の経験は、対飲食店30.7%、対生産者23.3%。今後行いたい人は対飲食店43.3%、対生産者51.1%という結果でした。このような応援の気持ちも込めて消費する選択肢としても『お取り寄せグルメ』や『ふるさと納税』には改めて注目しています」

※2:ホットペッパーグルメ外食総研「飲食店や生産者の支援が目的「応援消費」の意識・実態を調査(2020年10月実施)」

2021年のグルメトレンドは、コロナ禍により、また新たな展開が生まれそうだ。今回紹介された注目のトレンドグルメを、いち早く押さえておくのも良いのではないだろうか。

取材・文/石原亜香利

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