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コロナ禍で加速する金融機関のデジタル化、マネー管理にますます不可欠な存在となるスマホ

2021.02.16

今回は「スマホとマネーの未来像」といった話をしてみたいと思います。2020年は新型コロナウイルスの影響を受けて、マネーの分野にも大きな変革がありました。そしてその動きは、これからも加速していくことになりそうです。

公的書類の押印廃止に加え金融機関のデジタル化も進む

 河野行革担当大臣が音頭を取ってデジタル化への取り組みを進めています。そのひとつに挙げられるのは、公的な書類に関する押印の原則廃止です。これはポストコロナ時代における行政改革の一環ですが、物理的なハンコを不要にすることで、書類のペーパーレス化はさらに進むと期待されます。

 こうしたデジタル化の動きは、マネーの分野でも顕著になってきました。例えば、銀行口座の開設手続き。必要だと思われがちな押印は、そもそも法律上の義務がなく、実は三菱UFJ銀行はアプリから「印鑑レス口座」が開設できます。証券口座の開設も、スマホアプリで運転免許証を撮影して送信するとともに、必要事項を記入すればいいのです(ただし、マイナンバー関係の書類提出が必要)。

 行政が率先して「ハンコ不要」を推奨することで、お金に関わる多くの取引では押印が省略され、PCやスマホで完結するようになるのは間違いありません。

 メガバンクを中心に「通帳レス」も加速しています。みずほ銀行は2021年からの口座開設について「紙の通帳は有料、Web通帳なら無料」という方針を打ち出しました。取引履歴の確認をはじめとする口座の管理は、Webまたはスマホアプリで行なう時代へ、本格的に移行することになるでしょう。

運転免許証のデジタル化で安全管理が一層重要に

 2020年の大きな動きとして、ポイントカードのアプリ化が加速したことも挙げられます。今秋にはタリーズがアプリ化を完了したことで、カフェの主要チェーンでは物理的なプリペイドカードやポイントカードを所持する必要がなくなりました。QRコード決済を中心に、スマホを使ったキャッシュレス支払いも、今後さらに利用機会が多くなるでしょう。

 こうしたトレンドに並行するように「運転免許証」をデジタル化し、同機能をスマホに搭載する議論が政府で進められています。

 運転免許証は、写真付きの本人確認書類として使えることから、クルマを運転しなくても財布に入れている人も多いはずです。

 そんな運転免許証がデジタル化され、同機能がスマホに搭載されれば、財布のミニマル化はさらに進んで、もっと身軽に外出できるようになるでしょう。

 当然ながら運転免許証をデジタル化するリスクもあります。盗難紛失による不正利用の危険性が一層高くなるはずです。

 そのため、より強固なセキュリティー対策や、ユーザーの安全意識の向上も求められることになります。生体認証やパスコード認証をしっかり設定し、AppleIDやグーグルアカウントを使ったGPS機能でスマホを探したり、リモートロックをかけられたりするようにしておくことが必要です。

多機能化が進むスマホは今やマネー管理の中心的存在

 登場から15年もたっていない『iPhone』をはじめ、スマホは今やマネーの各種手続きの中心になりました。電子マネーの決済、銀行取引、ECサイト、家計簿、証券取引、ポイントカードの運用を、アプリで簡単に済ませられます。こうした動きは今後さらに加速し、マネーに関するほとんどの問題を、スマホが解決してくれることになるのは間違いなさそうです。

 言い換えれば「いつも手元にあるスマホをもっと使いこなせば、あなたのマネーライフはもっとよくなる」ということです。ゲーム、撮影、SNSだけがスマホの使い道ではありません。節約、転職、貯金、投資といった仕事やお金に関わる事柄にこそ、スマホの真価が発揮される……ともいえます。

 今は新型コロナウイルスの影響により、経済的にも厳しい局面にあります。そうしたピンチを乗り越えるきっかけを、あなたのスマホが与えてくれるかもしれません。

 スマホを有効活用して、困難を乗り越えていってください。

メインで利用しているネット銀行およびネットバンキング

MMD研究所(2020年10月20~29日に調査)によると、メインで利用しているネット銀行およびネットバンキングでは楽天銀行が1位(30.9%)。大手金融機関やネット専業銀行の利用も進んでいる。

山崎俊輔/お金にまつわるコラムを15本抱える人気ファイナンシャルプランナー。近著に『大人になったら知っておきたいマネーハック大全』(フォレスト出版)がある。

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