長時間乗り続けても
全くストレスを感じないクルマ造りを体現
エンジンルーム
今回試乗したのは、ガソリンエンジンにマツダ独自のマイルドハイブリッドシステムを組み合わせたユニットを搭載したモデル。
運転席と各種装備
ヘリテージコルクのほかに、ドアトリムは呼吸感素材と呼ばれるペットボトルのリサイクル原料からできた繊維素材を採用した。
シートスペース
後席用ドアを閉めた状態だと後席の乗り降りはできない。前席の背もたれはややタイトだがホールド性は良い。後席は身長165cmまで。
ラゲージスペース
ラゲージスペースの奥行きは約810mm、左右幅は約10000〜1160mm。後席の背もたれは6対4で分割して前倒しできる。サブトランクは広い。
【 ココがポイント!】使い方が難しい観音開きのドア
『MX-30』の特徴のひとつが後席用ドア。写真のように後ろヒンジで観音開きスタイルだ。ただこのドアは幅も狭く、前席のドアを開けなければ開かないし、ロックもできないため使いづらい。
【 ココがポイント!】サステナブルで心地いい室内空間
インテリアで目を引くのはセンターコンソール。側面とカップホルダーのフタにヘリテージコルクというサステナブルな素材を採用。創業当時の社名は東洋コルク工業。
採点結果は?
[運転性能]2L+マイルドモーターのシステムは2000回転ぐらいから走りも俊敏になる。スポーツモードはハンドルがやや重くなる。17点
[居住性]前席は視界もよく運転しやすい。後席の着座位置はやや高めで顔の横に小さな三角窓がくる。後席はあくまで+2。17点
[装備の充実度]ブレーキサポート機能が充実している。先進安全装備としてカメラや超音波センターがあるが使い勝手が気になる。17点
[デザイン]従来のマツダ車とは異なる路線のデザインはクリーンな面構成で好感度も高い。ボディーカラーの塗り分けもおしゃれ。19点
[爽快感]2Lのマイルドハイブリッドエンジンはパンチ不足で、6速ATも物足りない印象。エンジンの唸り音も気になるのが残念。17点
[評価点数]87点
取材・文/石川真禧照
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