
9割以上が止まらない。昨年の一時停止率からは、ほぼ半減
あなたは大丈夫だろうか。日本では横断歩道を横断しようとする歩行者があるときは、当該横断歩道の直前で一時停止し、かつ、その横断を妨げないようにしなければならないとして、「横断歩道における歩行者優先」を定められている。
今回JAFが岡山県内の2箇所で信号機が設置されていない横断歩道を通過する車両を調査したところ、歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止した車は7.1%という結果となった。
これは全国平均21.3%に対して14.2%下回る数字で、昨年の一時停止率13.4%からは、ほぼ半減(前年比52.9%)している。
このような現状を踏まえ、JAF岡山支部では支部職員が講師を務める交通安全講習会において、受講者に大人の60%~70%程度と言われている子ども(6才児)の視野の狭さを、紙製メガネ「チャイルドビジョン」を用いて疑似体験してもらい、横断歩道における一時停止による安全確認の重要性を啓発している。
歩行者は横断をしようとする際には、左右の安全を確認するとともに、ドライバーに横断する意思表示をするなどして、お互いに安全に努めたほうがいいだろう。
構成/ino.