小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

サイボウズ社員に学ぶ在宅勤務でも効率良く仕事をしながら子育てを楽しむヒント

2021.01.31

コロナ禍で子どもと接する時間が倍増したというパパは多いだろう。子育てに不慣れな中、戸惑うことも多々あるはずだ。そこで今回は、サイボウズ株式会社の広報のパパ社員に、在宅勤務中のおうち子育て術をインタビューし、おうち子育てのヒントをもらった。

コロナ禍で家事・育児に関わる時間は2倍近くに

サイボウズ株式会社の広報である杉山浩史さんは、小学校4年生の男の子と1年生の女の子を育てるパパ。コロナ感染拡大後、どんな変化があり、どんな生活を送っているのか。

【取材協力】

杉山浩史さん
サイボウズ株式会社 コーポレートブランディング部 副部長 兼 広報マネージャー
http://cybozu.co.jp/

「コロナ禍で会社がリモートワーク主体となってから、私は在宅勤務をしています。会社までの移動時間をそのまま家事・育児に使えるので、家事・育児に関わる時間は、コロナ以前より2倍近くは増えたと思います。

基本的に朝ご飯の準備と子どもの勉強をみるのは私の役目です。共働きで妻も在宅勤務中心ですが、夫婦間での家事・育児はバランスよくできていると思います。

また、仕事に関しても今のほうが密度が濃くなった気がします。効率的に時間が使えるようになったので、週1~2回、各1時間程度の副業も始めました。自分のこれまでのスキルをそのまま応用できる仕事内容のため、負荷も少なく、効率的に働くことができています。

プライベートでは、夫婦ともに家にいる時間が格段に増えたため、新しい家族(犬)も増えました。コロナ以前には考えられなかったことです。

仕事・家事・育児について、1日をどう設計していくか。自分で使える時間が増えた分、1日をいかに有効に計画できるかをコロナ以前に比べ、より強く意識するようになりましたし、実際に充実した日々を過ごすことができています」

子育てに対する意識の変化

杉山さんは、もともとコロナ以前から子育てに積極的に取り組んできた。そんな中、コロナ禍により物理的にも精神的にも変化が起きたという。

「子どもと『向き合う』という姿勢はずっと変わっていませんが、現在は気持ちだけでなく、物理的にも『向き合う』ことが圧倒的に増えました。具体的には会話が増えました。子どもたちは学校でのできごと、友達のこと、いま思っていることなど、ほんの些細なことでも話してくれるようになった気がします。

以前は、言うことを聞かない子どもたちに対して怒ったり、強制的に勉強をやらせたりするなどすることもあったのですが、ある方の言葉をきっかけに、子どもであっても一人の人間として、あるいは一つの魂として同じ目線で向き合うようにしたところ、子どもにも尊重されていることが伝わったのか、私の言うことを素直に受け入れてくれるようになりました。個人的な感覚ですが、子どもと向き合う時間に比例して、親子間の信頼が深まってきている気がします」

子育て家庭が在宅勤務中に集中する方法

ところで、子育て家庭で親が在宅勤務をする際には、子どもがいて集中しにくいという声もよく聞かれる。杉山さんは子どもたちの臨時休校中、どんな対策を立てていたのか。

「2020年4月に発令された緊急事態宣言のときは、小学校も休校になり、妻も在宅勤務になって家族全員が家の中で毎日を過ごすようになり、みんなが慣れない日々に困惑しました。仕事に加え、子どもたちの勉強もみなければならならない状況は本当に大変でした。

そのとき、我が家では、子どもにも自発的に自分たちのやるべきことをやってもらえるように、コルクボードやホワイトボードを活用した勉強方法を取り入れました。ホワイトボードには、前日の夜に子ども自身が宿題や習い事といった『明日、帰宅後にやること』を記入し、終わったらひとつずつ消していく。コルクボードには、学校の時間割のほか、親との約束や家庭内のルールを自分たちで紙に書いてもらったものを貼ります。このようにホワイトボードとコルクボードを組み合わせ、ゲーム感覚でやらせました。

また、同時に子どもたちの意識を変えてもらうことにも取り組みました。パパやママが働いているときは『家はオフィスでもある』ことを繰り返し言って聞かせました。はじめは苦労しましたが、毎日、お互いに意識付けを重ねていくことによってどんどん生活の一部となり、今ではホワイトボードとコルクボードの活用術や意識付けは自然にできるようになっています。子どもだから、という視点ではなく、子どもも含めた家族一人ひとりが、家族をひとつの『チーム』として見ることが大事なのかもしれません」

●サイボウズの「自立と議論」「公明正大」の風土も取り入れた

杉山さんはサイボウズに勤めて今年で10年目。子どもたちに対する指導にも、自ずとサイボウズの風土が取り入れられているという。

「家庭でも、サイボウズの風土として根付いている『自立』という考えを取り入れています。サイボウズはもともと働き方が柔軟で、何でも自分たちで決めていける会社ですが、それは『自立と議論』という考え方があることが前提です。自立とは、自分で選択して、自分で責任を取る覚悟のことであり、議論は、多様な社員がいるなか、問題解決を行うためには建設的な議論が不可欠である、という考えのもと、実行されています。そして、この議論を円滑に行うために必要なのが、質問責任と説明責任という考えです。質問責任とは何かモヤモヤしたことが発生した場合に質問する責任があるということ。説明責任とは、何かメンバーから質問されたときに説明する責任があるということです。これがお互いの信頼を生むことになります。各人が『自由』であるためには『自立』にプラスして、お互いを『信頼』することがすごく大事になってきます。

またサイボウズには『公明正大』という考え方もあります。嘘をつかないというのが風土としてあり、これもお互いの信頼には不可欠で、リモートワーク始め、『自由』な働き方を各人の裁量で選択できるサイボウズだからこそ重要なものです。『自分が胸を張って言えないことは絶対やっちゃいけないよ』ということ。これも子どもたちに伝えています」

子育てが楽しくなるコツ

コロナ禍で子どもと接する機会が増えたパパは多いだろう。しかし、なかなかうまくいかず、子育てがちょっと億劫になっているパパもいるかもしれない。そこで、杉山さんに子育てが楽しくなるコツを聞いてみた。

「私は『子どもは日々成長してしまう』という考えが根底にあります。時間とともに成長するのは自然なことですが、『成長してしまう』という気持ちが強いのは、どんなに願ってもずっとそのままではいられないという悲しさもあるのかもしれません。だからこそ、一瞬一瞬を見逃したくないという気持ちにもつながってきます。

接する時間が増えた子どもたちを、すぐそばで見ていると、今日の子どもたちと昨日の子どもたちは同じように見えて少しずつ違うことに気付かされます。歯が抜けたとか、身長が伸びたとか体重が増えたとか、そういうわかりやすい変化もありますが、言葉や九九を覚えたとか、考え方が少し変わってきたとか、じっくり様子を見たり、話を聞いたりすることで気づけるような成長の変化も含めてです。

そんな変化を見逃さないように、私が具体的にやっていることは、毎日、子どもたちと話すときや食事のときなどに、子どもたちの瞳を数秒から1分くらい、じっと見つめること。そうすることで、あわただしく過ぎ去ってしまう日々の中でも、子どもたちの存在や成長をよりクリアに意識できる気がしています。子どもたちの成長を逃したくない自分のためにやっていることではありますが、子どもにとってもおそらく、『パパに見守ってもらえている』といった信頼にもつながっているのではないかと感じています」

コロナ禍を受け、より子どもと向き合う時間が増えた上に、信頼関係も強化されたという好例といえそうだ。子どもとの時間が増え、在宅勤務もやりづらいという悩みを抱えているパパやママにとって、大きなヒントとなるだろう。

取材・文/石原亜香利

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2021年10月14日(木) 発売

DIME最新号の特別付録は「4WAYポータブルランタン」! 特集は「行列店に学ぶヒットの法則」、「iPhone 13」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。