記念日などの特別な日を最高のレストランでお祝いするために持っておきたいのが、グルメサービスに定評のあるクレジットカード『ダイナースクラブカード』だ。
食事を楽しむ人のためのクラブ=ダイナースクラブ
世界で最初のクレジットカード、ダイナースクラブ誕生のきっかけは、創立者がレストランを利用した時に財布を忘れたこと。その不便さから、ツケで食事ができるクラブを作ろうと、アメリカ・ニューヨークのレストランと契約したのが始まりだ。
日本では1960年に設立され、翌年1月から当初の紙のカードに変わって、世界初のプラスチックカードを発行。設立60周年を迎えた2020年12月、カード番号や名前などの個人情報を裏面に集約し、非接触決済にも対応した、安全性の高い、スタイリッシュなカードに一新された。
『ダイナースクラブカード』
年会費:初年度無料(2021年3月31日まで)、翌年以降2万4200円(税込)
『ダイナースクラブ プレミアムカード』
年会費:14万3000円(税込) ※招待制。
人気レストランで1名分のコース料金が無料になるワケ
このような誕生の経緯から、ダイナースクラブはグルメに定評があり、バラエティ豊かなグルメサービスを提供。その中でも人気なのが『エグゼクティブ ダイニング』だ。対象レストランのおすすめのコース料理を2名以上で申し込むと、1名分のコース料金が無料になる。
日本初のクレジットカードとして誕生した『ダイナースクラブカード』。今でも社会的信用が高い会員が多い。そんなダイナースクラブの会員に人気の『エグゼクティブ ダイニング』は、まずはトライアルでも自分の店の味を試してもらいたいという、レストランオーナーやシェフの想いから、1名分が無料で提供されている。
『エグゼクティブ ダイニング』の加盟店は全国365店舗*。一定の基準を満たした高品質な店が並ぶ。
(*2021年1月時点。プレミアムカード限定店舗を含む)
東京・銀座のイタリアン「ヴェジス アルケントーレ」も『エグゼクティブ ダイニング』の加盟店。銀座の夜景を望めるロケーションで、野菜の旨みを引き出した“ヴェジス”をテーマにした料理が魅力。
野菜にこだわり抜いた、ひと味違うイタリアンのコース料理が味わえる。
ダイナースクラブだから実現できる人気店の予約
「『エグゼクティブ ダイニング』にご参加頂くお店は、クオリティを注意深く確認します。また会員様から良くない感想が相次いだ時には、スタッフ、関係者が店舗と話し合いをしたり、客として店舗を利用し、その是非を審査し、クオリティ維持するよう努めています」と言うのは、会員サービスを担当する住家真由子さん。
マーケティング本部の住家真由子さん。
ダイナースクラブでは『エグゼクティブ ダイニング』のほかにも、『ごひいき予約.com』や『Wishダイニング』といったグルメサービスを提供。いずれもなかなか予約が取れない人気店が利用できるとあって、会員に好評だと言う。
「『ごひいき予約.com』ではキャンセルが出た時に、案内が頂けるようになっています。そして『Wishダイニング』では予約困難な人気店の座席を事前に確保して、受付開始日時を会員様に案内します。元々の枠が少ないこともありますが、予約は1~2分で完売。特に食ジャーナリストのマッキー牧元さんが紹介する、『ダイナースクラブ プレミアムカード』会員様専用の予約は一瞬で完売します」。
「これらのサービスの中には、一見客お断りのお店や予約3年待ちというお店もありますが、『ダイナースクラブになら新しいお客様を迎えるために、予約の枠を提供しましょう』と言って下さっています。これらの人気店は高い信用があるので、今の時期でも予約がいっぱい。今は席数を絞って営業されているので、さらに予約が困難になっています」と住家さん。
コロナ禍で会食の機会は減少しているが、これまで以上に店選びのハードルが高くなっている。今後、記念日などでレストランを利用する時には、ここなら間違いないというレストラン予約が、ダイナースクラブ会員なら実現。
会員限定「お取り寄せ」や「イベント」も魅力的
食に対するこだわりは、レストラン予約だけでなく、お取り寄せにも及ぶ。まだ市販されていない逸品や会員特別仕様の限定品などを、ダイナースクラブ会員なら手に取ることができる。
『婦人画報のお取り寄せ』とのコラボで、ここでしか手に入らないアイテムを紹介。
『ダイナースクラブのお取り寄せ』では店頭でしか購入できない商品や数量限定品など、通常ならお取り寄せが難しいものを会員用に確保。例えば、航空会社のファーストクラスで提供されるお酒や、人気ガストロミーのスイーツなど、貴重なアイテムが揃う。
ダイナースクラブ会員限定商品の「ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション」の焼き菓子詰合せ。(現在は販売終了)
ダイナースクラブは、フランス料理界の天才と言われるアラン・デュカス氏が率いる「デュカス・パリ」と提携。パリからソムリエが来日し、フランスを代表するボルドーワイン『シャトー・マルゴー』など、一流シャトーのワインを解説付きで堪能するディナーイベントを実施。ダイナースクラブ60周年記念酒の純米大吟醸『七賢』の製作では、2019年に会員自らが家族と一緒に田植えをし、刈り取ったお米を使用するなど、他ではなかなか体験できない貴重なイベントが用意されている。
60周年記念酒の『七賢(しちけん)』。イベント参加者に提供された他、『ダイナースクラブのお取り寄せ』で販売したり、リワード(ポイント)交換で提供された(現在は完売)。
会員限定イベントなども毎年実施されており、状況が落ち着けば次々と提供される予定。平常時に戻った時に存分に会員の恩恵が得られるよう、今のうちに入会して準備しておくことをおすすめしたい。2021年3月31日までは新規入会キャンペーン中で初年度年会費無料。この機会を逃す手はない。
ダイナースクラブ
https://www.diners.co.jp/
取材・文/綿谷禎子 撮影/篠田麦也