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ニュースでよく見る「内部監査」とはどんなことを行なう機関?

2021.02.06

コンプライアンス経営に対する意識の高まりから、近年重要性が再認識されている「内部監査」。「監査」と聞くと、不正を摘発するイメージが先行しがちだが、実はさまざまな場面で組織の運営を支えている。企業の経営目標達成に大きく貢献する存在だ。

本記事では、内部監査とは何か、その役割や目的についてわかりやすく解説する。内部監査に関連する資格や難易度についても併せて紹介したい。

内部監査とは?

内部監査とは、組織内部の者が他部署から独立した、第三者的な視点で組織の活動を監査すること。会社法などが定める条件に該当する企業は、健全な事業活動を行うための社内ルール(内部統制)の構築が義務化されている。この内部統制の一要素として重要となる機関が内部監査だ。

内部監査にはどんな役割、目的があるのか?

内部監査の主な役割は、公正かつ独立の立場から内部統制システムが正しく機能しているかをチェックし、リスクを未然に回避することだ。経営活動の分析、評価を通して業務の効率化や組織体制の強化を図る。

また、企業が国際規格であるISOの認証を受けている場合、ISOが定めた要求事項を満たしているか継続的に確認することも内部監査の役割の一つだ。

内部監査のポイント

内部監査は、PDCA(Plan、Do、Check、Action)サイクルに基づいて行われる。監査を実施するにあたっては、対象となる部門への配慮を心がけ、調和的なアプローチをしていくことが重要なポイント。

・監査計画の策定(Plan)

監査方針や基準、対象などを定める。監査結果を適切に評価するため、明確な基準を定めておくことが必要。

・監査の実施(Do)

監査計画書に従って実際に監査を実施。監査基準と関連する情報を識別し、質的・量的に十分な収集を行う。企業では、内部監査室によって実施されることが多い。

・監査結果の評価、報告(Check)

監査基準に基づき結果を評価し、報告を行う。監査で得た情報をもとに、正確かつ客観的な評価が求められる。

・問題点の改善(Action)

監査結果から問題点を抽出し、改善に取り組む。具体的かつ実現可能な改善策を提案することで、事業活動の適正化という内部監査の目的を早期に達成することができる。

内部監査の資格

では、内部監査として組織の運営に携わるにはどのような資格が必要となるのだろうか。ここでは、内部監査に関連する資格と難易度について解説する。

資格の種類

内部監査に関連する資格には、いくつかの種類がある。内部監査をするために必須となる資格はないが、資格取得を通して専門性を高め、さらなるキャリアアップを目指す人も少なくない。

・公認内部監査人(CIA)

内部監査の代表的な資格が、「CIA(Certified Internal Auditor):公認内部監査人」だ。CIAは、内部統制・内部監査のスペシャリストで、内部監査の国際的な資格。日本内部監査協会が実施する資格認定試験合格後、実務経験要件を満たすとCIAの称号が与えられる。世界基準の資格だが、1999年から日本語での受験が可能になった。

・内部監査士

内部監査士は、日本内部監査協会が実施する内部監査士認定講習会を修了することで与えられる国内資格。講習会では、内部監査の基本知識や理論を体系的に学ぶことができる。現在は、オンラインでの受講も可能だ。

内部監査士資格を取得するとCIA認定試験の試験科目が一部免除されることから、まず内部監査士を取得するという人も少なくない。

・内部統制評価指導士(CCSA)

内部統制評価指導士は、内部統制の自己評価に関するスキルを証明する資格で、「CCSA(Certification in Control Self-Assessment)」とも呼ばれる。内部統制に関する指導、助言やリスクマネジメントのコンサルティング業務などを行うことが主な役割だ。内部監査人協会が実施する認定試験に合格し、一定の実務経験を経ると資格が付与される。

難易度は?

最後に、各資格の難易度を解説する。受験申込時に一定の要件を満たしている必要がある資格もあるため、一度試験の概要を確認してみることをおすすめする。

・公認内部監査人(CIA)

公認内部監査人の資格認定試験では、(1)内部監査の基礎(2)内部監査の実務(3)内部監査に関する知識が出題され、各科目の基準ポイントを達成することで合格となる。標準学習時間は約500時間と言われており、難易度の高い資格だ。認定試験に対応した独学用のテキストや事例問題集も発売されている。

・内部監査士

内部監査士は、所定の講習課程を修了した上で論文を提出し、認定審査に合格することで資格が授与される。講習カリキュラムは、内部監査の基礎から各業務における監査のポイントまで網羅的に習得できる内容だ。内部監査に関連する資格の中では、比較的チャレンジしやすい資格と言える。

・内部統制評価指導士(CCSA)

内部統制評価指導士試験は、公認リスク管理監査人(CRMA)と統合されており、難易度は公認内部監査人と同程度といわれている。コンピューター試験により115問が出題され、主に内部統制の自己評価に関する知識が問われる。

文/oki

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