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社内エンジニア不要の時代がやってくる!?ビジネスパーソンの必須教養になる「Web解析スキル」

2021.02.03

昨今は、エンジニアではない人にまで「Web解析」スキルが浸透してきているという。コロナ禍でWebが有利になり、何かことを始めるにしてもデータ活用が欠かせない今、必携スキルといっても過言ではない。データエンジニアの西山徹氏に、一般ビジネスパーソンにとってのWeb解析スキルの必要性や、初心者向けの学習術を聞いた。

専門家でなくともWeb解析の必要性が増している

クリエイターの派遣・紹介、プロデュースなどを行うクリーク・アンド・リバー社は、昨年開催した「Google BigQuery実践講座~Web解析のネクストステップ~」のアーカイブ動画をeラーニングとして提供している。

講師として迎えたのは、Laniakea株式会社にて研修講師として活躍中のデータエンジニア、西山徹氏。

西山氏によると、現在、WebディレクターやWebマーケッターなど、エンジニアではない職種にまでWeb解析スキルが浸透してきているという。Web解析の必要性が増してきているということだろうか。

【取材協力】

西山 徹氏
データ分析受託企業、デジタルマーケティング企業にて多種多様なデータ分析に従事したのち、現在Fintechスタートアップにてデータ分析業務に従事。その傍ら副業にてLaniakea株主会社に参画、データ分析研修講師、技術顧問業務などに従事。

「Web解析スキルの必要性は増してきていると思います。Web系の事業者で、まったく自社Webサイトのデータを分析しない、あるいはデータを活用せず意思決定している組織はもはや少数派だと思いますし、データに基づく客観的な意思決定というのは、異なる職種・バックグラウンドを持つ人々の意見をまとめ、意思決定を行い、自社のプロダクト・サービスを成長させていく上での共通言語となりえます。

さらには、データ分析を主な職責として経験を積んだデータサイエンティストが、データ分析の経験を活かしつつUXリサーチャーやプロダクトマネージャーといった他の職種に役割を変えるケースも出てきています。Webサイトのように、データを貯めて分析するということが長く行われてきた領域においては、なおさらWeb解析スキルが求められる傾向が強いですし、自身がデータ分析・Web解析を主な職責としているわけではないにしても、基本的な手法や考え方のエッセンスを理解しておくことは必要だと考えます」

Web解析スキル習得には何から始めればいいか

Web解析スキルを初めて学ぶ場合には、まずはどんなことから始めるのだろうか。

「まずは、自社のサイトのアクセス解析ツール、例えばGoogleアナリティクスを操作してみるなどして、実際にWeb解析・データ分析をやってみることが大事だと思います。Googleアナリティクスの画面から得られる情報だけでも様々なものがあります。ただし、それだけでは当然できないことも出てきます。例えば、Googleアナリティクスのアクセスログと、自社で保持している顧客のデモグラフィック情報などを組み合わせた分析は、通常、Googleアナリティクス上では行えません。そうしたときに、本講座で扱っているデータベース言語『SQL(エス・キュー・エル)』のスキルがあれば、そうした分析を行うことができるようになります。

一般論にはなってしまいますが、Googleアナリティクスのような今あるツールで分析のやりがい・活用方法を知り、その限界を知ることで、データベースを操作するSQLを覚えるモチベーションが自然に生まれると思います」

西山氏によると、初心者の独学には注意が必要だという。

「初学者の方でありがちなのが、いきなり分厚いデータ分析の専門書やプログラミングの教本などに手を出してしまい、Web解析・データ分析の楽しさや、やりがいをわからないままに挫折してしまうというパターンです。それがいわゆるベストセラーになる本であっても、体系的に解説されている一方で、初学者のモチベーションを保ちながら学習を進めるのには適していないケースも多く見られます。

いきなりモチベーションを見出せと言われてもむずかしい、と思われる方は、自社ですでにWeb解析・データ分析を手掛けている方がいたら、その方にデータ分析の楽しさを聞いてみるのも良いでしょう。もちろん私の講座を受講して相談いただくのも歓迎です」

講座ではSQLによるWeb解析をBigQuery にて学ぶ

Web解析スキルの講座を受けると、これまでエンジニアに任せきりになっていた複雑な集計・分析を、自身で行うことができるようになるという。

「講座ではSQLを使ったWeb解析を学んでいただきます。SQLというのはデータベースを操作するためのプログラミング言語です。多くの企業において、Webのアクセスログなどのデータはデータベースに格納されているため、SQLを利用することで“生に近い”、言い換えると“普段エンジニアが触っているのと同じ条件”でデータを操作することができるのです。

実行環境としては、Googleが提供するクラウドコンピューティングサービス『Google Cloud Platform』の一つである『BigQuery(ビッグクエリ)』を使っていただいています。これにもポイントがあります。まず、BigQueryにはブラウザベースで画面をマウスにより操作できるので、エンジニア以外の方でも操作しやすい設計になっています。さらに、BigQueryは何百万件、何十億件といった大きなデータを処理することを得意とします。Webサイトのアクセスログのようなデータは巨大な規模になりがちですし、Excelでその規模のデータを扱うことは現実的にむずかしいです。BigQuery上でSQLを書けるようになることで、Excelなどでは扱いきれなかった巨大なデータを使った分析もできるようになるというメリットもあります」

実際に業務に役立てると意気込む受講生も

講座を受講したビジネスパーソンの中には、その学びを実際の業務に活かそうという人もいるという。

「講座を受講してWeb解析を学び始めようと思った方の中には『なんとなくWeb解析・データ分析の重要性を理解しているものの、最初の一歩の踏み出し方がわからない』という方が少なくないようです。そういった方に対して、本講座では、SQLの利用方法のようなベーシックな『データ分析のスキル』を身につけていただくのはもちろん、それだけでなく、スキルの活かし方、言い換えると『データ分析者の考え方』を理解してもらうことまでをカリキュラムに盛り込んでいます。スキルだけを漫然と覚え、『なんでこれをやっているんだっけ? 結局どう使うの?』とならないための工夫です。

そのねらいが功を奏してか、受講生の方からは『実際に業務で使ってみます』『次に学ぶべきことを教えてほしい』など、Web解析の活かし方を覚えて業務で活用してみようと決意した、あるいはもっと勉強してデータ分析をもっとできるようになりたいというモチベーションを得られた受講生の方が複数います」

Web解析は、ひと昔前は社内エンジニアに任せっきりな世界だったが、今ではWebディレクターやWebマーケッターなど、データを扱う専門ではない人々にとって必要スキルとなってきているようだ。自由自在に扱えるようになれば、本来の業務に大いに役立てられる。このデータ時代に重要な一つのスキルとして捉えておくとよいのではないだろうか。

【参考】
「Google Big Query実践講座~Web解析のネクストステップ~アーカイブ動画」

取材・文/石原亜香利

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