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株式投資を始める前におさえておきたい「日経平均」と「TOPIX」の違い

2021.02.01

日本株で運用するインデックス投資信託を投資するときに、よく対象指標となっている日経平均とTOPIX。どんな指標で、どのような違いがあるのでしょうか?

日経平均とは?

日経平均とは、正式には日経平均株価といい、225銘柄で構成されていることから日経225ともいわれます。英語名で正式にはNikkei Stock Average、略してNikkei Average、Nikkei225と表記されます。

日経平均は、東証一部に上場する2,190銘柄(2021年1月21日時点)のうち日本経済新聞社が225銘柄を選出し、その株価を平均化したものです。

上場株式は、銘柄毎によって上場している市場が異なり、主な市場として東証一部、東証二部、東証マザーズ、JASDAQがあります。特に東証一部には、株主数は800人以上、流通株数20,000単位以上、時価総額250億円以上など流動性があり換金性が高いかどうかを重点として他の市場よりも厳しい上場基準があるため、優良企業が多いのが特徴です。

ただ、東証一部上場の株式は、上場株式3,753銘柄のうち2,190銘柄と約60%近くまで占めており、この区分が適切かどうか問題視されており、2022年4月に見直しが行われます。

日経新聞社は、東証一部に上場する特に優良と考えられる銘柄、流通する株式数が多く換金性が高い特性を持つ銘柄、日本市場の産業構造を映し出すように225銘柄を選んでいます。

選ばれた銘柄は、それぞれ株価が異なることと、銘柄を入れ替えても連続性が保たれるように、みなし額面換算をして計算されています。

<算定方法>
(採用銘柄の株価×50円/みなし額面)の合計額÷除数

みなし額面とは、旧商法のときに株券に額面があったことに由来しています。

額面が50円で始まった会社と、株面500円で始まった会社では額面あたりの株価は異なります。そこで、それぞれの銘柄をみなし額面に換算して、株価を調整します。

除数はもともと銘柄数の225でしたが、入れ替えや株式分割などで調整され、現在は225ではありません。

みなし額面は、今の取引単位は100株単位に統一され、新しく上場している株式が額面制度をとっていないことからすると現状にあっていないように感じます。

この額面は100株あたりの株価水準が高い銘柄でも同じ額面50円で算定されていることもあるため、どうしても株価水準が高い値がさ株の変動で日経平均が決まってしまいます。

取引単位は100株で統一されどの銘柄も100株単位での取引ができますが、1株あたりの株価水準が銘柄によって大きくことなります。

日経平均に採用されている、ファ-ストリテイリング(9983)、ソフトバンクグループ(9984)、ファナック(6954)は、それぞれ100株買おうとすると100万円以上する値がさ株です。

ほとんどの銘柄が10~30万円で買える株価が1,000~3,000円であるのと比較すると、日経平均に与える影響が大きく、上記銘柄の変動で日経平均株価が大きく変動します。

このほかにも日経平均に採用されているエムスリー(2413)、東京エレクトロン(8035)、ダイキン(6367)なども1万円以上の株価で日経平均に大きく影響を与えます。

したがって、極端にいえば東証に上場する株式全体が下がっていても、上記値がさ株さえ上がっていれば日経平均は上昇することになり、上場株式の全体を示す指標となっているかという問題があります。

一方で、ニュースや新聞で「日経平均の上がった下がった」は大きく取り上げられ、毎日前場、市場終了後のニュースで報道されるため、指標としては目にしやすく身近であるというメリットがあります。また、値がさ株に左右されるものの、市場の動きと大きくかけ離れているわけではありません。

TOPIXとは?

TOPIX(トピックス)とは、東証株価指数といい、Tokyo Stock Price Indexの略です。

1868年1月4日の東証一部の時価総額を100として、その後の時価総額を指数化したものです。時価総額は、加重平均され計算されるため会社の規模を反映した指数となっています。

時価総額とは、株価×発行済株数をいい、会社の規模を表します。

そのため、TOPIXは時価総額大きい銘柄の変動の影響を大きく受けます。

時価総額が大きい銘柄は、トヨタ自動車(7203)、ソニー(6758)、ソフトバンクグループ(9984)、キーエンス(6861)、任天堂(7974)、NTT(9432)、日本電産(6594)、第一三共で、TOPIXに占めるウェイトがそれぞれ3.2%、2.49%、2.32%、1.98%、1.49%、1.33%、1.31%、1.3%となっています。

時価総額の影響は受けますが、時価総額が大きいということは日本の市場にも大きな影響を与えている企業であるため、日経平均のように単に1株あたりの株価が高いという理由で影響を与えるよりも、日本市場の値動きを反映しているといえます。

また、対象銘柄数が東証一部の全銘柄2,190銘柄であることから、時価総額の影響もそこまで大きいとはいえないでしょう。

また、TOPIXは内需株の影響を受けやすいとされていましたが、時価総額が大きかった大手銀行株の時価総額が下がり、外需株の時価総額が近年大きく伸びていることから以前ほどの影響はないと考えられます。

このように、TOPIXは東証一部全体の動きを示し、東証一部は日本の優良企業の集まりであることから日本市場の動きを表しているといえます。

そのため、投資信託の対象銘柄としてはこのTOPIXが採用されていることが多く、つみたてNISAで日本株式市場全体に投資したいと考えているのであれば、TOPIXを対象とする投資信託が最適です。

一方で、日経平均の方がニュースで目にしやすいという身近さから日経平均を対象とする投資信託を選ぶという選択肢もあります。

(参考)
TOPIX(東証株価指数) | 日本取引所グループ (jpx.co.jp)

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文/大堀貴子
フリーライターとしてマネージャンルの記事を得意とする。おおほりFP事務所代表、CFP認定者、第Ⅰ種証券外務員。

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