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新規契約なら1年間、スマホと携帯回線料が実質0円!手のひらサイズのスマホ「Rakuten Hand」は買いか否か

2021.01.31

■連載/石野純也のガチレビュー

 楽天モバイルが、自社ブランドを冠した端末を拡充している。驚くほどコンパクトで、手のひらに収まる「Rakuten Mini」を投入したのを皮切りに、5Gの立ち上げに合わせて「Rakuten BIG」を発売。さらに、2020年12月には、片手持ちしやすいサイズに仕上げた「Rakuten Hand」の販売を開始した。4Gのみの端末だが、スペックは思いのほか高く、チップセットにはSnapdragon 720Gを採用。おサイフケータイにも対応する。

 ディスプレイは有機ELで、サイズは5.1インチ。アスペクト比は19:9と縦に長いため、手にしっかりフィットしながら、一覧性も高い。コンパクトながら、ディスプレイの左右がしっかりカーブしているのも持ちやすさに貢献する。Rakuten Miniほど小型ではないものの、一般的なスマホと比べると、1回り以上小さく、手にしっかりとフィットする端末だ。

 これだけのスペックを備えながらも、価格は2万円と格安。しかも楽天モバイルを契約すると、キャンペーンでポイントが還元され、実質0円になる。楽天モバイルを契約してみたい人が、気軽に購入できるお得な端末に仕上がっていると言えるだろう。一方で、0円と聞くと、その性能に不安を覚える向きもあるはずだ。そこで、実機でRakuten Handのコストパフォーマンスをチェックしてみた。

キャンペーンで実質0円になったRakuten Hand。その実力をチェックした

片手でギュッと握れるコンパクトさ、操作もしやすい

 イニエスタがHandしちゃったというCMでもおなじみのRakuten Hand。サッカーであれば反則のハンドだが、スマホに関しては、やはり片手で持てた方が操作は快適になる。思わず手が出てしまうほど、持ちやすいスマホと言いたいのだろう。端末は、Rakuten Miniほどコンパクトではないが、大画面化が進む昨今のスマホと比べると、小ささを感じるレベル。サイズは138×63×9.5mmで、特に横幅の数値が低くなっている。

 フィーチャーフォン時代には、片手で持ちやすい横幅として50mm強という数値が黄金律になっていた。このサイズであれば、片手で持って、親指でキーを操作しやすいというわけだ。これに対し、Rakuten Handは63mmあり、一般的なフィーチャーフォンより幅が広くなっているが、手にしたときのフィット感は悪くない。より幅の広いスマホに慣れたことや、ディスプレイの左右がなだらかにカーブしていることなどが、その理由と言えそうだ。

左右がカーブしているため、指が深く入りやすい

 Androidのスマホは、画面上部から通知パネルを引き出す必要があるが、この操作もしやすい。端末の持ち方を変える必要なく、片手で持っても親指がしっかり画面上部に届く。対角となると、ギリギリになってしまうが、右手で持った際に左上をタップするケースはそこまで多くはない。その意味で、片手持ちした際のサイズ感を絶妙に計算した端末と言えそうだ。

画面上部にまで、しっかり親指が届く

 横幅が狭いため、文字も打ちやすい。大画面の端末では、キーボードを左右のどちらかに寄せて使うことが多いだが、Rakuten Handではその必要がない。10キー、QWERTYキーのどちらも、標準設定のまま使うことが可能だ。画面サイズゆえに、QWERTYキーはキー1つ1つのサイズが少々小さいものの、片手できちんと入力できるのは大きなメリット。操作時のストレスが少ない端末として、評価できる。

キーボードの打ちやすさも、Rakuten Handならではだ

 ディスプレイが5.1インチと小さいが、19:9と縦に長いため、1画面に表示できる情報量は意外と多い。例えば、@DIMEのWebサイトを表示すると、記事4本ぶんの見出しに広告が並ぶ。縦長に作られたサイトやアプリで一覧性が高いため、コンパクトながらも見やすいというわけだ。

ディスプレイが縦長で、1画面に収まる情報量は多い

パフォーマンスは良好、指紋認証やおサイフケータイも

 Snapdragon 720Gを搭載していることもあり、レスポンスも悪くない。画面の切り替えに滑らかさを出すためか、少々ゆったりとした動きに見えることはあるものの、アプリはスムーズに立ち上がる。この動きが気になる人は、裏技になるが、「設定」の「デバイス情報」にある「ビルド番号」を連打して開発者用メニューを表示させ、「システム」の「詳細設定」に出る「開発者向けオプション」で、「ウィンドウアニメスケール」や「トランジションアニメスケール」を標準の「1x」から「.5x」に変更するといいだろう。これだけで、動作がキビキビになるはずだ。

標準では、動作がややゆったりしているため、設定を変更するといい

 レスポンスのよさは、ベンチマークアプリの数値にも表れている。CPUのスコアを測るGeekbench 5では、シングルコアスコアが565、マルチコアスコアが1678。ハイエンドモデルや5Gに対応した上位のミドルレンジモデルには及ばないものの、ゲームなど、比較的処理能力を求められるアプリも十分動く。少なくとも、本体価格2万円で実質0円になる端末とは思えないスペックだ。楽天モバイルが、戦略的に価格を下げていることがよく分かる。

Geekbench 5でのスコアも上々。サクサクと小気味よく動く

 この価格帯の端末だと、生体認証も非搭載か、背面に指紋センサーがついているだけといったことが多い一方で、Rakuten Handは、画面内に指紋センサーが搭載されている。ディスプレイ組み込み型の指紋センサーは、端末によっては認証が遅いこともあるが、Rakuten Handは読み取りもスピーディー。センサーの場所が画面内に表示されるだけで、手探りで指を置けない問題は残されているものの、使い勝手はいい方と言えるだろう。

指紋センサーはディスプレイ組み込み型。応答速度も速い

 おサイフケータイに対応しているのも、価格以上だと感じるポイント。モバイルSuicaやiD、QUICPay、楽天Edyといった各種非接触決済はもれなく利用でき、コンパクトさと相まって、支払いもしやすい。このサイズだと、アンテナは端末上部にあった方が、ぎゅっと握って先端をかざすようにするだけで決済ができてよかったが、残念ながら、FeliCaマークは背面の中央部にある。とは言え、コンパクトで持ち運びやすい端末なだけに、おサイフケータイへの対応は歓迎できる。

おサイフケータイに対応。Suicaなどが利用できるのはうれしい

カメラは実質シングルだが、写りはまずまず

 Rakuten Handは、背面に2つのカメラが搭載されている。1つは、メインカメラで画素数は4800万画素。もう1つは200万画素の深度測定用カメラだ。デュアルカメラのように見えるが、実質的に、片方は撮影に使わないため、シングルカメラ相当と言える。超広角や望遠、マクロなど、画角や焦点距離が異なるカメラが並んでいるわけではない。価格を考えると致し方ないところだが、少々残念だ。

デュアルカメラだが、片方は深度測定用。実質的なシングルカメラだ

 とは言え、写りは悪くない。メインカメラは4800万画素だが、標準の状態で撮ると、1200万画素相当になる。おそらくこれは、4つの画素を1つにして、感度を上げているためだ。こうした仕組みもあり、室内で撮った写真も、ノイズが少なくきれい。AIで被写体を判別しているため、自動で最適な仕上がりになるのもうれしいポイントだ。ハンバーガーの写真を見れば分かるように、しずる感もある。屋外の風景写真では、HDRもきちんと効いている。

屋内でも、比較的ノイズが少なく、AIで色味もきちんと出ている

やや影の部分が暗く出ている印象はあるが、HDRも効果がある

 Rakuten Handならではと感じたのが、片手で撮影しやすいところ。一般的な、ディスプレイサイズの大きなスマホの場合、特に横位置で撮ろうとすると、どうしても両手を使いたくなる。その方が、安定するため、手ブレが起ったり、端末を落下させたりする心配がないからだ。これに対し、Rakuten Handは片手でギュッと握れるサイズ感のため、横位置でも片手で持ったまま、シャッターボタンを押しやすい。そのため、以下のように片手でハンバーガーを持ちながら、もう一方の手で撮影するといった操作がしやすかった。この取り回しのよさは、Rakuten Handならではと言えそうだ。

片手で撮影しやすいため、手持ちの料理を撮ったりといった用途にも使いやすい

 楽天モバイル独自端末の第一号機であるRakuten Miniより、普通のスマホとしての完成度が高く、それいて安いのがRakuten Handだ。カメラは実質的にシングルカメラで、昨今のスマホカメラのトレンドを踏まえると、超広角カメラぐらいはほしかったところだが、使い勝手や処理能力の高さは評価できる。しかも、この端末が、キャンペーンとは言え実質0円になっているのは驚きだ。eSIMオンリーのため、事実上、楽天モバイル以外の回線では使いづらいものの、入門機としてはオススメできる。楽天モバイルをお試しで使ってみるために、2台持ち用端末として購入するのもありだろう。

【石野's ジャッジメント】
質感        ★★★★
持ちやすさ     ★★★★★
ディスプレイ性能  ★★★★
UI         ★★★★
撮影性能      ★★★
音楽性能      ★★★★
連携&ネットワーク ★★★★
生体認証      ★★★★
決済機能      ★★★★★
バッテリーもち   ★★★
*採点は各項目5点満点で判定

取材・文/石野純也

慶應義塾大学卒業後、宝島社に入社。独立後はケータイジャーナリスト/ライターとして幅広い媒体で活躍。『ケータイチルドレン』(ソフトバンク新書)、『1時間でわかるらくらくホン』(毎日新聞社)など著書多数。

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