国民総投資家時代
ポイントの投資などに多くの証券会社が対応
株や投資信託を購入する際の手数料は無料のケースが増え、投資に必要な最低金額は100円~が当たり前になった。
これまで郵送によるやりとりが必要だった面倒な証券口座の開設手続きも、スマホによる本人確認書類の送付が可能に。LINE証券のように最短で翌日には証券口座を開設できるところもある。
そうした中、Tポイントや楽天ポイントなどの共通ポイントで投資できるサービスが普及。投資未経験者の利用が目立つという。
先の11月には日経平均株価が29年ぶりに高値を更新するなど、目下、投資をスタートするにはうってつけの時期となっている。共通ポイント各社は金融分野に注力しており、今後、キャンペーンなどでもらえる期間限定ポイントで投資できるサービスが出てくれば、さらにユーザーは増えるだろう。
最近ではめっきり減ってきた硬貨の貯金(例えば500円玉貯金)に代わって、2021年は貯金感覚でポイントをコツコツと投資に回す、「財テク」ならぬ〝ポイテク〟の定着が加速するのではないか。
証券各社の投資がアプリに対応
証券各社ではスマホで利用しやすいアプリの機能充実に注力。株や投資信託のハードルは着実に下がってきている。例えばLINE証券では「株のタイムセール」という期間限定の斬新なサービスなどを実施中だ。
1株からスマホで売買できる主な証券サービス
取材・文/松岡賢治
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