手ぶら支払い
スマホすら持ち歩かない手ぶら支払いスタイル
国のキャッシュレス推進事業や新型コロナの影響などからスマホ決済が一気に普及した。『Apple Watch』や、Androidスマホで利用可能な決済機能付きのスマートウオッチが増えてきたことで、ウエアラブル決済にも注目が集まる。
中でもリング型の『EVERING』が話題だ。2021年1月下旬の予約販売開始に向けて、販売元の取締役 COOの津村直樹氏は「海外では体内チップを目指す動きもありますが、それはさすがに抵抗感が高い。そこで我々は自然に装着できるリング型デバイスを開発しました。スマホすら取り出さず、バッテリー残量も気にならない、最もスマートな非接触決済を提供します」と意気込む。
その一方、生体認証によるキャッシュレス決済も実用化に近づきつつある。指紋や顔など、唯一無二の生体情報を決済手段と結びつけることで、認証精度の高い決済を実現。海外で先行する手のひら認証の『Amazon One』に続くサービスが日本でも本格化しそうだ。
スマートウオッチで〝腕タッチ〟
『Apple Watch』はSeries 3以降が『PASMO』に対応。最新のSeries 6では血中酸素レベルも計測可能だ。Androidスマホ向けでは『ガーミン』がデビットカードや『Suica』に対応。ソーラー充電できる『fēnix 6 Pro Dual Power』が人気だ。11月27日発売の『wena 3』は各種電子マネーに加えて『Suica』にも対応。Amazonの「Alexa」も利用できる。