人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

表情が乏しいと陰気に見える!?オンライン会議の印象で損をしないコツ

2021.01.26

オンラインだと表情が陰気に見える

Zoomなどのツールを使って社内外の人とやりとりをするのが日常の光景になったが、「対面時に比べ、相手の表情が乏しく陰気に見える」と思ったことはないだろうか。

おそらくそれは気のせいでなく、逆にあなたも相手からそう思われているかもしれない…

「残念ながら、伝わって欲しいことは伝わりにくく、伝わって欲しくないことは強調されて伝わるのがオンラインコミュニケーションです」と語るのは、元キャスターで株式会社KEE’S代表取締役社長の野村絵理奈さんだ。

野村さんは、「オンラインコミュニケーションの場合、対面に比べて、視覚的、聴覚的印象が伝わりにくく、「香り」などの聴覚的印象には頼れないことから、いわゆる雰囲気やオーラを武器にできる人も通用しなくなる部分が多くなり、対面ほどのインパクトを与えることが難しくなります」と、著書『オンラインで伝える力』(ポプラ社)で述べている。

たしかに、スマホやノートパソコンの小さい画面越しでは、「ほほえみ」や「目の表情」といった細かい表情の変化までは伝わらないし、聞こえてくる声の印象も対面時とは違う。それを、暗めの照明や前のめりになった姿勢への違和感が拍車をかける…それゆえ、今の時代は「オンラインマナー」を身につけることが必須のスキルだと、野村さんは力説する。

普通の表情のつもりでも、相手からはトーンダウンして見られているかも

テンション3倍にしないと熱意は伝わらない

オンラインでは、笑顔で応対したつもりでも、相手には無表情に映ることが、ままある。これは、表情を形作る顔の筋肉の細かい動きが、モニターでは反映されないためだ。

野村さんによれば、(声を出して笑う時の笑顔を100%として)40%の笑みでも、モニターの向こうの相手にはそうとは受け取ってもらえないこともあるという。そのため、相手にはっきりと自分が笑っていることを伝えたい場合、60%に上げる必要があるとアドバイスする。具体的には、口角を上げ、歯を少し見せるくらいで丁度よくなる。

また、製品の売り込みや企画のプレゼンなどで、自分では熱意を込めて話しているつもりでも、その意気込みは「3分の1」くらいしか伝わらないとも。下手すると、やる気が乏しいとか、不機嫌だと受け取られる恐れすらある。

そこで、肝に銘じておきたいのが「テンション3倍」だという。

「アナウンサーは、自分の伝え方を意識するだけではなく、相手にしっかりと伝わるように気持ちを高めて伝えています。気持ちを高める目安として“テンション3倍”という言葉を覚えておくと便利です。

例えば独り言を1倍、1対1で話す時のテンションを2倍とすると、3倍は複数を相手に伝えるときのテンションです。プレゼンや会議で大勢を前に話す時は、自然とテンション高く伝えているものですが、オンラインでは例え相手が大勢であっても1対1のようなテンションで伝えがちです。また緊張するとテンションも低くなりますので、緊張したり逆に気持ちが緩んでしまった時には、大勢を前に伝えているような意識を持って話してみて下さい。

微笑みを60%に上げ、テンションも3倍増しくらいで臨もう

はっきりと通る声になる「腹式発声」

表情という視覚面だけでなく聴覚面でも、オンラインではクオリティが落ちて伝達されるリスクがある。例えば、普通に話しているつもりでも、相手から何度も「よく聞こないのですが」と言われたり、「ありがとうございます」と感謝を述べたはずが、「あざ~す」と若者言葉に聞こえたり…

単に声のボリュームを上げるのでは、喉に無駄な力がかかった「喉声」になりやすく、「キンキンと不快な響き」になって解決策とはならないと、野村さんは説く。では、どうしたらよいか?

野村さんは、この問題を克服するワンステップとして「腹式発声」を挙げる。

「オンラインでも聞き取りやすい声とは、たっぷりの息に声をのせて響かせる腹式発声です。腹式発声をすれば喉に負担がかからず、相手の耳にもやさしく、聞き心地のよい声を出すことができます。腹式発声に必要なのが、腹式呼吸。つまり、息を吸い込んだ時に体のどこにも力が入らずおなかだけが膨らみ、吐き出すと時にはおなかがへこむ、腹筋の動きと連動して息をゆっくりと吐き出すような呼吸法です」

この呼吸をしながら、吐く際に大きくため息をつく感じで「アー」と音をのせてみよう。喉をしぼって声を出しておらず、胸や額にビンビンと響く感覚があれば、うまく発声できている。『オンラインで伝える力』にも載っているが、この「オンライン映えする美声」を獲得するトレーニング法を以下紹介しよう。

【トレーニングのやり方】

柔らかくてへこみやすい空のペットボトルを用意。肺活量に自信があれば、1.5リットルくらいの大きいサイズ、そうでなければ550ミリリットルくらいの小さいサイズを選ぶ。

1. お腹をへこませながら、体の中の空気をすべて吐き出す。
2. ペットボトルを口にあて、吸い込みながらへこます(この時、お腹を膨らませながら吸い込む)。
3. お腹をへこませながら息を吐き出し、ペットボトルを元の大きさに膨らませる。

1~3を1セットとして、毎日1分程度練習する。1週間も続ければ、身に付くそうだ。

「腹式発声」をマスターして聞き取りやすい声を目指そう

オンラインのやりとりで「好印象を与える」と考えたときに、カメラやマイクなどのガジェット対策に意識が向きやすい。一方で、表情や地声の問題にまでは考えが及びにくいものだ。このせいで、知らないうちに悪印象を与えていないか、本書を参考にしつつ対処してみるとよいだろう。

野村絵理奈さん プロフィール
現役アナウンサーのレッスンが受けられる話し方教室を運営する株式会社KEE’S代表取締役社長。兵庫県出身、同志社大学法学部卒。NHKキャスター、気象予報士を経て、2005年に株式会社KEE’S設立。話し方に関した数冊の著書があり、『オンラインで伝える力』は最新の著書。

文/鈴木拓也(フリーライター兼ボードゲーム制作者)

新型コロナウイルス対策、在宅ライフを改善するヒントはこちら

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2021年5月13日(木) 発売

DIME最新号の特別付録は「LEDライティングボード」! 特集は「超進化形スポーツギア」、「コストコ&業務スーパー完全攻略」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。