国内約6000本の投資信託のうち、つみたてNISAでは金融庁によって200本弱まで絞られている。とはいえ、その中から、自分の投資スタンスに合った1本を見つけるのは、なかなかハードルが高い作業だ。そこで、知っておくべき投資信託の基本的なタイプと選ぶ際の注目ポイント、さらに、米国株に投資をしている具体的なおすすめを紹介しよう。
投資信託の実力は「トータルリターン」でわかる
●分配金を含んだ総合的な収益が一目瞭然
トータルリターンとは、一定期間内に投資で得られた総合的な収益のこと。その収益には、投資信託の価格の上昇分だけでなく、分配金も含まれる。分配金とは、投資信託の収益から投資家に還元されるお金のことで、金額は運用成績によって変動する。
【トータルリターンの求め方】
トータルリターンは、そうした利益の合計額を買付金額で割り、「%」で表示するのが一般的(下図参照)。期間は1年、2年、3年といった具合に年ごとに区切られ、その間の運用成績を示す。基本的には、数値は高いほど良いといえるが、運用内容が近い投資信託同士を比較する際に役立つ指標である。
●運用手法による投資信託の種類を理解する
ベンチマークと連動させる「インデックスファンド」
インデックスとは、日経平均株価やNYダウといった株価指数のこと。インデックスファンドは、そうした株価指数を基準(=ベンチマーク)として、ベンチマークに価格が連動することを目指す投資信託である。いわば株式市場全体に投資するタイプだ。
「アクティブファンド」はベンチマークを上回ることを目指す
一方、アクティブファンドは、ベンチマークつまり株価指数を上回る運用を目指している。そのために、運用担当者(ファンドマネージャー)は、金融市場の動向を注視し、個別企業の調査などをふまえた銘柄分析などを行ない、投資先の企業や投資する割合などを独自に決定して運用をする。アクティブファンドは利益追求型といえるが、ベンチマークを実際に上回るかどうかは、ファンドマネージャーの腕にかかっている。
安定 or 成長?タイプ別米国株に投資できるおすすめ投資信託8
なるべくリスクを減らしたい人に【安全性重視型】
国内外の株式や債券を組み込んだバランス型ファンド。安全性重視ではあるが、為替リスクもあるため、ローリスク・ローリターンではない点には注意。
株式市場平均並みのリターンを狙う【安定成長型】
米国を中心とした海外の株式市場をベンチマークとしているインデックスファンドが中心。1つの市場だけでなく、複数の株式市場に分散投資をしている。
リスクを許容して大きなリターンを【収益追求型】
海外の株式市場の指数をベンチマークとするアクティブファンド中心。いずれも、複数の株式市場を投資対象とした、分散投資を行なっている。
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文/編集部