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社内のオンラインイベントがきっかけになる!?今こそ求められる職場の結束力

2021.01.20

コロナでも社内の結束を保つ社内イベントの発想法

2020年5月に日経BPコンサルティングが発表したビジネスパーソン1500人を対象にした調査によると、テレワークでのもっとも大きな課題として「社内コミュニケーションがとりづらい」ことが挙げられていました。

たしかに通勤時間もかからないし、普通に業務だけを進めるだけならばテレワークでも何ら問題なく、むしろ利便性が多いようにすら感じます。しかし、部屋で一人で必要最低限のコミュニケーションを取っていたら、同じチーム内はもちろんのこと、特に他部署との交流が少なくなるのも無理はありません。必要最低限のコミュニケーションだけを取ろうと考えると電話や社内SNSで十分対応できる時代になってしまいました。

しかし、チームワークを形成していくためには、用件を伝えるコミュニケーションだけがあれば良いわけではありません。だからこそ、会社には飲み会や各種社内イベントが存在するのです。

そう考えると社内イベントが少なくなったのも、社内のコミュニケーションを困難にしている原因の一つです。今年は入社式などの大きな社内イベントも中止した企業が多かったですが、まずはオンラインになったから実施が不可能だと考えるのではなく「オンラインでどのように実施するのか」を考える、発想の転換が重要です。

例えば弊社の場合、対面でのコミュニケーションが減ってしまう分、むしろ社内イベントを増やしました。今回はコロナ禍でも社内の結束を強めるために弊社でも実施している具体的な取り組みをご紹介します。

帰属意識を高める社内オンラインイベントのコツ

まずは朝礼のオンライン化です。企業理念の読み合わせや、昨日の社員同士の行動を賞賛するなど、対面で実施してきた時と変わらないやり方で朝礼を実施しました。そこで重要なのが、経営者自身から会社の方針を、社員一人一人が具体的な行動をイメージできるようにきちんとメッセージを贈ることです。

緊急事態宣言が発令されていた昨年4月頃は、週に1度必ず30分程度社員に向けて映像を通して会社の状況や方針を伝える時間を取り、社員が抱える不安を取り除くことを意識していました。

会社の飲み会もオンライン化しました。しかし、ただの飲み会だと味気ないので、文化継承の意味や、偏りがちなノウハウの社内共有を目的として加え「ためになる飲み会」と題した社内交流会を勤務時間の後に実施していました。

略して「ため会」は3部構成になっていて、1部では内定者がメインのコンテンツです。入社を決めた理由や、入社後に社会人として目指していることを語ってもらい、社員もそれについてざっくばらんに質問する時間を取ります。内定者がメインで話すことで、他の内定者も参加しやすくなり、入社前から会社の文化に触れられるのです。

2部では、テレアポが得意な社員や、プレゼンが得意な社員がそれぞれのノウハウをパワーポイントに簡単にまとめ、ノウハウを共有する場にしています。

3部ではZoomのブレイクアウトルームを生かした5~6人でのフリートークです。年次などのバランスを取りながら、普段話さないような社員同士でもコミュニケーションを取れるように分けていました。また、テレワークの場合、1人で仕事をしていると気持ちがふさぎこみがちですが、音楽に詳しい社員が毎日オススメの音楽を紹介するDJ部を発足させ、音楽で気分を晴らしていく取り組みも行っていました。

社内イベントをオンライン化する取り組みは採用活動中のイベントにも応用できます。内定出しと言えばメールや電話で済ませてしまうことが一般的ですが、昨年、弊社の内定出しの際は、内定を出すタイミングごとに数人ずつまとめて、オンラインで映像を繋ぎながら、学生の両親からの入社推薦文と、1人1人の特徴や社内での期待役割を添えた世界に一つだけの内定通知書を読み上げる形で行いました。

続いて、入社式は一生に一度となる機会となるため、リアルで実施してこその醍醐味だという考えもあるか思います。当初、私も同意見でしたが、オンライン上でも工夫次第で十分に印象に残る記念イベントとして実施できると実感しました。

例えば、入社式に新入社員にまつわるクイズ大会を実施し、新メンバーの特徴などを知ることで、より自然な形で覚えやすくできるようにしたほか、新入社員にとっても、和気あいあいとした中で緊張をほぐし、社内に馴染みやすくできるようにしました。

また、予め新人にはこの1年どんなことが期待されているか想像したものを提出してもらい、一方上司にも新人に期待していることを事前に提出してもらいます。これらを見比べてお互いの期待が果たして一致しているかを確認し合い、上司からの期待役割をしっかりと認識して、ズレなく働くことでストレスを軽減できるようにもしました。この役割を直接の上司部下だけでなく全社員が知れたことも貴重だったと思います。

そのほか、サプライズで事前に新入社員の親御さんから頂いたお手紙を直属の上司から読み上げるなど、無事に就職できた親への感謝を認識する時間も設けるなど、一社会人としての自覚を強くもたせる機会としても機能させました。

社内イベントは、トップではなく社員主導で

どんなイベントをするときも大事なのは「コンセプト」です。対面だろうが、非対面だろうが、コンセプトを果たせるように、同じ空間にはいないけれど、同じ服を着る、同じ映像を見る、同じ映像背景にするなど、繋がっているという感覚を作れるようにするのが大事です。

また社内イベントづくりで重要なのは、画面に入って、ただ見るのではなく、参加者として巻き込んでいくようなコンテンツを作ることです。全員でのワーク、グループワーク、個別ワークを併用することが重要です。個別ワークのあとにグループワークを実施することで、それぞれの意見を発信しやすくなりますし、集中力も維持しやすくなります。

そして、社内イベントは社長からのトップダウンよりも、社員から自発的に生まれる方が社内に浸透しやすいです。

社内イベントは社員や内定者の帰属意識を高め、メンバー全員の一体感も高める重要な取り組みです。オンラインだからと諦めず、工夫次第で社内のコミュニケーションを活性化させることはできますので、お役立てて頂ければ幸いです。

文/近藤悦康(株式会社Legaseed代表)
https://www.legaseed.co.jp/

大学院に進学と同時に、人材教育のアチーブメント株式会社に新卒第一号で入社。営業部に配属される中、新しい新卒採用人事の仕組みを作り出し、1年間で2万人以上が応募する人気企業へと発展させた。その後独立し、人材採用と人材育成のコンサルタントを経て、2013年11月、株式会社Legaseedを設立。人材採用コンサルティング、 社員教育・組織活性コンサルティング、学生向けキャリア教育事業などを手掛ける。同社のユニークかつ画期的な人材採用コンサルティングの手法と採用活動が話題となり、テレビや雑誌をはじめ多数のメディアに採用の様子が取り上げられ、今注目の経営者となる。昨年の「楽天みん就」による、2021年卒学生のインターンシップ人気企業ランキングにて、大手企業を抑え10位にランクイン。近著に、『はたらくを、しあわせに。』(クロスメディア・パブリッシング)

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