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人気インスタグラマー・石井里奈さんが伝授!料理、景色、自分を映えさせる撮影テクニック

2021.01.19

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

デジタルネイティブ世代に向けた観光の魅力を掘り起こす取り組み

公益財団法人ながの観光コンベンションビューローでは、デジタルネイティブ世代の視点で長野の人気観光スポットの新たな楽しみ方を発掘し、シェアする取り組み「Go To 長野市 デジタル世代のススメ」プロジェクトを実施している。

人気YouTuber の関根りささん「宿坊リフレッシュ旅」、QuizKnock「クイズレース」に続く施策として、映える写真の撮り方を伝授してもらう体験イベントが開催された。

人気インスタグラマーの石井里奈さんを講師に招き、真田幸村で有名な真田家が治めていたとされる長野市松代を、地元の長野美術専門学校の学生10名と共に歩き、“映える写真”の撮り方をレクチャーするというイベントだ。

石井さんは上智大学 外国語学部を卒業し、現在は通信会社に勤務。学生時代にはミスインターナショナル2015 のファイナリストに選ばれた経験もある。書道は10 段の腕前で、料理やボクササイズ、語学などを多彩な趣味を持ち、モデル、SNS インフルエンサーとして活動するほか、ヨガインストラクターの資格も持つ。世界40か国をまわった体験もあり、旅行やグルメ、ファッションなど幅広い投稿で人気を集める、16万人以上のフォロワーを持つ人気インスタグラマーだ。

「“ヒロインインスタグラム”と呼ばれる自身が写り込むスタイルで、オールジャンルで投稿しています。松代は初めての訪問。地元のみなさんにとってなじみのある風景でも、知らない人にとっては目新しい景色で、インスタに上げるとフォロワーさんがストーリーズしてくれたり、コメントで反応してくれるので、新しい発見を伝えることは大切です」(石井さん)

〇松代藩文武学校

松代藩士の子弟が学ぶ藩校として1855 年に開校したのが始まり。武道場を含めたほぼすべての建物が開校当初の位置に現存する日本唯一の藩校であることが高く評価され、1953 年に国の史跡に指定された。

敷地内には一般の教室にあたる文学所や、体育館にあたる剣術所・柔術所、図書館にあたる文庫蔵などがあり、200名を超える生徒が通っていたという。儒教でなく西洋の医学を教えるなど、当時としては先進的な教育が行われていた。

★撮影ポイントその1・「グリッド線」の活用

文学所の左右対称の建物はインスタ的に映えるポイント。スマートフォンで撮影する際は、グリット線を設定すると上手い写真になり、加工するときにも便利。

広さと左右対称の建物がある場所では、全身を入れた方が背景の建物とのバランスが良い。

グリット線の中央にメインとなる被写体を入れる。一部のモデルのiPhoneでは、ポートレートモードに「1x」「2x」などのオプションがあり、全身だったらポートレートの「1x」で撮ると顔も鮮明になってきれいに撮れる。広角レンズの機能(iPhone11Pro以降)を使うとより広さがわかり、きれいな写真に仕上がる。

下からの位置で撮ると、スタイル良く撮れるので観光写真でもおすすめ。足を長く見せるには両足を揃えるのではなく片足を前に出すポーズで。顔は少し横向きにした方が小顔に見える。一人が被写体のときは「ハイチーズ」の掛け声は必要なく、基本は連写で、シャッター音が聞こえたらポージングを変えていく。マフラーなどモチーフにしたいものがあれば手に持って撮影すると動きが出る。

〇旧樋口邸住宅

松代藩文武学校から旧樋口家住宅に向かう道は、電柱が地中化されており、六連銭の車止めなどもある映えるスポット。抜けもあるので、建物、塀、空とコントラストがきれいに撮れる。女性同士で撮るときはなるべく寄って撮ると可愛らしく見える。

旧樋口家住宅の建つ殿町は松代城の東南に位置し、上級武士が多く住む武家屋敷町だった。旧樋口家は江戸時代、松代藩10 万石を治めた真田家の家臣として、藩の目付役などを務めた。敷地のほぼ中央には泉水路が東西に流れ、主屋、土蔵、長屋の三棟は、2008 年に長野市の有形文化財(建造物)に指定されている。松代町の「まち歩き」拠点のひとつ。

旧樋口家住宅では投扇体験を撮影。投扇は遊郭の遊びがルーツで、江戸時代に庶民の間でも流行して広まった。戦後は浅草と京都で復活して別の流派として発展しているが、こちらは浅草の流派。骨が8本の競技用の扇を使い、枕(台)の上に載っている蝶に扇を投げて落とすことで点数を競う。

★撮影ポイントその2・動画は編集・構成を考えて撮影する

数分撮った動画を切り取り、15秒~30秒の短尺動画が作成できるインスタグラムの機能「リール」を活用して、動きのある投扇を動画で撮影。リールを使う場合は、編集が前提なので長めに撮っておくと後から編集しやすい。

投げているシーン5秒、失敗して悲しんでいる顔3秒、もう1回投げているシーン5秒、成功して喜んでいるシーンを3秒と、切り取りして編集するとストーリー性のある動画になる。インスタグラムでもリールを推していて、検索でも出やすくフォロワーを増やしやすいメリットも。

〇真田邸

江戸時代末期の元治元年(1864年)に、松代藩九代藩主・真田幸教が義母の貞松院の住居として建築。その後隠居した幸教の住居となり、明治以降は真田家の私宅となった。昭和41 年(1966年)には真田家伝来の宝物と共に長野市に譲渡された。

主屋、表門、土蔵7棟、庭園は江戸末期の御殿建設の様式を伝えており、松代城と一体のものとして国の史跡に指定されている。四季折々の風情を見せる座観式の庭園も見どころ。

★撮影ポイントその3・色使いで統一感を生み出す

黒と白のコントラストが特徴的な建物は、色味を揃えた服装で撮影することで統一感を出す。石井さんは赤のマフラーを外して色をなくすことで、建物と一体感を持たせる撮影を提案。

★撮影ポイントその4・狭くて奥行きのある場所は真正面から人物を撮る

主屋には奥行きのある長い廊下がある。奥の扉をグリッドの中央に来るように設定して奥行きをきれいに出す。左右対称で奥行きのある場所では人物を下から撮ってしまうと奥行きが見えづらくなるため、真正面から撮るようにする。

★撮影ポイントその5・顔が明るく映る加工アプリのビデオを活用

真田藩士の令嬢の教養のひとつとして続けられてきた八橋流筝曲。松代にしか伝わっていない八橋流筝曲の一部を保存会の方々が披露し、体験の様子を動画で撮影。動画投稿の場合、動画のほかにカバー用の写真も撮っておく。

背景に庭園がある抜け感のある景色と、逆光位置であることから、顔が明るく映せるアプリのビデオで撮影。下からあおるように撮った方が、琴の面積が広がり立体感が出る。

★撮影ポイントその6・自然な表情を出す“彼氏目線・彼女目線”はバズる可能性大 

ポートレート機能の「2x」を使うと顔がきれいに撮れる。表情は作らず、カメラを“彼氏”に見立てて、自然な笑顔を見せるといい表情が撮れる。若い世代には「#彼氏目線」「#彼女目線」のハッシュタグを付けるとバズることが多いので試してみる価値あり。

〇寺町商家(旧金箱家住宅)

寺町商家(旧金箱家住宅)は、江戸末期から昭和初期まで質屋などを営んでいた商家・金箱家の旧宅。敷地内には、明治から大正までの商家の営みを伝える歴史的建造物と、泉水路と池をもつ庭園が現存しており、松代における明治期を中心とした豊かな商家の暮らしぶりを伝える貴重な屋敷として、2012年に長野市の有形文化財に指定された。

敷地内には本格的な厨房施設や貸しスペースがあり、コミュニティレストランや、地元物産品の展示販売、イベント会場など市民活動にも活用されている。イベントのない日は寺町商家オリジナルメニューを提供するランチ、カフェとしても営業しており、今回も昼食会場として利用、名物の「杏おこわ」をいただいた。

★撮影ポイントその7・料理を取るときは傾けて撮影する

料理は少し斜めに傾けて撮ると料理の内容が伝わりやすくおしゃれ感が出る。おいしさを表現するためには食べている様子を撮影すると良い。料理の断面を見せたり、手に持っている料理を傾けたり、口に近づけたりして、親近感が湧くような構図にすると好感が持たれる。

〇山寺常山邸

山寺常山は、佐久間象山、鎌原桐山とともに松代の三山と称えられた人物。山寺常山邸には、松代城下に残る門の中では最大である長屋門形式の表門、表門と渡り廊下でつながり近代和風建築の秀作である書院、神田川の水を引き入れている池(泉水)を湛えた庭園が残されている。

★撮影ポイントその8・足踏みして「歩いているように見せる」テクニック

動きのある写真を撮るテクニックとして、その場で足踏みして「歩いているように見せる」撮り方も。大人数でもまち歩きをしているような自然体のショットが撮れる。

〇松代城

日本百名城にも選ばれている松代城は「海津城」とも呼ばれる、武田信玄が山本勘助に命じて、上杉謙信と戦うための拠点として築いた城。甲州流築城術の特徴を持ち、武田氏築城の代表的な城のひとつとされている。現在は松代城址公園として整備されており、太鼓門、堀、石垣、土塁などが復元されている。春は桜の名所としてもにぎわいを見せる。

★撮影ポイントその9・集団写真で小顔&スマートに見せる方法

立ち位置の場合は斜めに立ち、座り位置の場合は角度を付けるとスマートに見える。顔に手を添えて輪郭を隠すと小顔に見える効果が。大人数の時はタイミングを合わせる必要があるので「ハイチーズ」の掛け声を入れて。

【AJの読み】旅の思い出を“映える”写真で残そう

今回、イベントに同行して学生さんに交じり石井さんの職人技をレクチャーしてもらった。インスタでフォロワー数を増やし、「いいね」がたくさん付く“映える”写真には、さまざまなテクニックが駆使されていると実感。取材の撮影でも活用できる技も多く、とても勉強になりました(笑)。

真田十万石の城下町・松代は長野駅から車で30分ほどの場所にあり、路線バスも出ている。歩いて回れる広さに歴史的な名所が点在していて、散策にはもってこいの観光スポット。

今回訪れた真田邸や旧樋口家住宅、寺町商家など武家や商家の生活を伝える建物や、開校当初の位置に現存している文武学校は、非常に良い状態で保存・整備されている。

さらに観光客のみならず地域の人にも開かれたコミュニティの場としてこれらの建物が機能しており、文化財を趣味や生涯学習の場として使いながら守っていく町おこし活動は注目に値する。

文/阿部純子

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