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顧問税理士がいるフリーランスは10%以下、うち約半数が「報酬額は10万円未満」

2021.01.12

多くのフリーランスにとって税金の面倒くささをもっとも痛感する場面の一つが、「確定申告」だろう。面倒であれば、顧問税理士のサポートを受けるのが手っ取り早いのだが、実際のところ、どれくらいのフリーランスが顧問税理士をつけているのだろうか?

そんなフリーランスの税理士事情に関する意識調査がこのほど、株式会社相談室により、30代、40代を中心としたフリーランス173名を対象に実施された。

顧問税理士をつけているフリーランスはわずか8.7%

調査1:あなたは、顧問税理士をつけていますか?

【結果】
顧問税理士をつけている:8.7%
顧問税理士をつけていない:91.3%

顧問税理士をつけているフリーランスは8.7%と、思った以上に顧問税理士をつけていないフリーランスが多いことがわかった。

調査2:顧問税理士をつけていない理由は何ですか?

【結果】
税理士に頼む必要がないから:61.0%
顧問料がもったいないから:24.4%
良い税理士を知らないから:6.1%
その他:8.5%

顧問税理士をつけていない理由として、税理士に頼む必要がないという回答が多数を占めた。また、4分の1程度は顧問料が高いから顧問税理士をつけないと回答している。

法人と違って、稼ぎが少ない分、自身で確定申告や税務について勉強している、顧問料を節約したいと考えているフリーランスが多いということがこの調査結果からよくわかる。

顧問税理士をつけているフリーランスの多くは税理士をつけていて良かったと考えている

調査3:顧問税理士をつけているフリーランスに質問です。顧問税理士をつけて良かったですか?

【結果】
非常に満足している:21.1%
満足している:26.3%
普通:26.3%
満足していない:21.1%
非常に満足していない:5.3%

顧問税理士をつけているフリーランスの73.7%が、顧問税理士をつけて、満足もしくは問題ないと思っていることがわかった。

顧問税理士をつけないフリーランスが多数だが、顧問税理士をつけたあかつきには、それなりに満足できる可能性もあることが言えるのではないだろうか。

また、顧問税理士をつけて満足をしているというフリーランスに理由を確認したところ、「信頼がおける」、「経営に関する相談ができる」といった回答が多くを占めた。

一方で、顧問税理士をつけているけど満足していないというフリーランスに理由を確認したところ、「初歩的なことしか教えてくれない」、「頼りない」などの回答が多くを占めた。

顧問税理士をつけて満足できるかどうかは、「頼りになるかどうか」、「信頼できるかどうか」が重要なようだ。

調査4:顧問税理士に支払っている年間報酬はいくらくらいですか?

【結果】
10万円未満:47.1%
10万円以上30万円未満:47.1%
30万円以上50万円未満:5.9%
50万円以上:無し

フリーランスが支払う年間顧問税理士報酬は、30万円未満が、94.2%と多くを占めている。また、年間顧問税理士報酬が10万円未満のフリーランスも約半数を占めている。顧問税理士をつけようか考えているフリーランスの方は、この相場を参考にすると良いかもしれない。

また、調査3、調査4の結果から、年間顧問税理士報酬と顧問税理士への満足度の関係を調べてみた。ちなみに、以下のような点数をつけた上で、平均点で満足度を計算している。

【点数表】
非常に満足している:5点
満足している:4点
普通:3点
満足していない:2点
非常に満足していない:1点

【年間顧問税理士報酬別の満足度】
10万円未満:3.25点
10万円以上30万円未満:3.75点

※30万円以上の年間顧問税理士報酬を支払っているフリーランスは、サンプル数が少ないため除外した。

意外にも、10万円未満の年間顧問税理士報酬を支払っているフリーランスより、10万円以上30万円未満の年間顧問税理士報酬を支払っているフリーランスの方が税理士に対する満足が高いという結果になった。

顧問税理士を選ぶ際には、顧問料が安いという理由だけで選ぶべきではないということが言えるかもしれない。

フリーランスの半数程度がふとした時に税理士に相談したいと考えている

顧問税理士をつけていないフリーランスは、自身で勉強しながら確定申告を行っていると思うが、税理士の協力なく、なれていない確定申告をしているわけだから、不安になることもあるのではないだろうか。

また、顧問税理士がいたとしても、顧問税理士以外の税理士の意見も聞いてみたいというフリーランスの方もいるのではないだろうか。

そこで、こんな調査をしてみた。

調査5:顧問税理士がいるフリーランスに質問です。顧問税理士以外の税理士にセカンドオピニオンを求めたいと思うときがありますか?

※セカンドオピニオンとは、よりよい決断をするために、当事者以外の専門的な知識を持った第三者に求める「意見」、または「意見を求める行為」のこと

【結果】
セカンドオピニオンを求めたいと思うときがある:53.3%
セカンドオピニオンを求めたいと思うときはない:46.7%

顧問税理士がついていたとしても、セカンドオピニオンを求めたいと思うときがあるという人が半数以上を占めた。

調査6:顧問税理士をつけていないフリーランスに質問です。税理士にちょっとした相談をしてみたいと思うときがありますか?

【結果】
税理士にちょっとした質問をしたいと思うときがある:48.1%
税理士にちょっとした質問をしたいと思うときはない:51.9%

顧問税理士がついていないフリーランスにおいても、税理士にちょっとした相談をしてみたいと思う人が半数程度を占めていた。

調査5、6の結果から言えることは、フリーランスにとっては身近に気軽に相談できる税理士がいれば助かると思っている人が半数程度はいるということだ。

やはり、顧問税理士をつけていたとしてもつけていなかったとしても、確定申告まわりのことについて不安があると思っている人はそれなりにいるということだろう。

フリーランスの75%は、総所得金額が500万円未満となっている

最後にフリーランスの総所得金額はどの程度なのかを調査してみた。

調査7:確定申告における総所得金額はいくらですか?

【結果】
顧問税理士をつけているフリーランスの総所得金額割合
500万円未満:60.0%
500万円以上1,000万円未満:33.3%
1,000万円以上2,000万円未満:6.7%

顧問税理士をつけていないフリーランスの総所得金額割合
500万円未満:76.6%
500万円以上1,000万円未満:19.6%
1,000万円以上2,000万円未満:4.4%

全体
500万円未満:74.7%
500万円以上1,000万円未満:20.7%
1,000万円以上2,000万円未満:4.6%

※総所得金額が2,000万円以上のフリーランスは今回の調査ではいなかった。

フリーランスの多くが、総所得金額が500万円未満である一方で、総所得金額が1,000万円以上のフリーランスは全体の5%程度しか存在しないという結果になった。

また、顧問税理士をつけているフリーランスの方が、全体的に総所得金額が高い傾向があることがわかった。やはり、総所得金額が高い分、確定申告や税務に関する意識が強いのが要因と推測される。

<調査概要>
期間:12月上旬
方法:インターネット調査
対象:30代、40代を中心としたフリーランス(主婦、副業含む)173名

出典元:株式会社相談室
https://www.sodanshitsu.co.jp/

構成/こじへい

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