癒し系リビング家電
コロナ禍ストレスで、生活に癒しを求めるニーズが増えペットスタイルのロボットや、大画面で映画などが楽しめるプロジェクターがヒット。実家に帰省できない不安から、高齢の親の様子が確認できる見守りサービスも注目された。
半年で3万5000台シリーズ累計8万5000台
popin『popIn Aladin 2』9万9800円
フルHDプロジェクターとハーマンカードンのスピーカーを搭載した、置き場所を取らない3in1シーリングライト。短焦点レンズの採用で、短い設置距離でも、最大120インチの大画面で投射できる。
[ヒットのひみつ]様々なVODに対応。テレビチューナをつなげば地上波も視聴できる。簡単設置と大画面により巣ごもり需要で選ばれた。
オンライン帰省で人気!累計1万台突破
チカク『まごチャンネル』1万9800円(税込み)
本体を実家のテレビにつなぐだけで、アプリで送った動画や写真をテレビ画面で楽しめるサービス。実家で視聴が始まるとアプリに通知がくるので、親の様子をゆるく見守れる。
[ヒットのひみつ]ネット環境がなくても利用でき、しかも面倒な設定も不要。新型コロナの拡大により帰省が困難になると販売が一気に加速した。
3〜10月の間で販売数11倍増
GROOVE X『LOVOT』月額2万1633円〜(36回払い分)
火曜ドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』でも起用された家族型ロボット。コロナ禍で巣ごもりする中、人に懐き、時に嫉妬し、家に帰ると出迎える、ペットのような愛しさと従来のロボット以上の生命感が需要を掘り起こした。
[ヒットのひみつ]まるで生き物のようなやわらかさと37度前後の温もりで人に癒しを与えるのもヒットの要因。2020年11月には冬のおしゃれを楽しめる専用の服も発売。
取材・文/安藤政弘