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伴侶に先出たれた大人の男女の穏やかな恋愛模様を綴ったNetflixの映画「夜が明けるまで」

2021.01.11

老年期の恋愛は、実はもっとも純粋で美しいものなのかもしれない。さまざまな人生経験を経て不純物がろ過されたような、ふたりの関係。

2017年に公開されたNetflix映画『夜が明けるまで』は、ともに伴侶に先出たれた男女の穏やかな恋愛模様を綴った、静かなラブストーリー。

原作は、世界22ヶ国でベストセラーとなったケント・ハルフの遺作『夜のふたりの魂(原題:Our Souls at Night)』。

かつて銀幕を彩った大スターであるロバート・レッドフォードとジェーン・フォンダが、“シニアの恋愛”がテーマのNetflixオリジナル作品でW主演する時代になったと思うと、なんだか感慨深い。

監督は『ベロニカとの記憶』『フォトグラフ ~あなたが私を見つけた日~』のリテーシュ・バトラ。

大手映画批評サイト『Rotten Tomatoes』では批評家支持率88%と高評価を集めている。

あらすじ

妻を亡くしてひとり暮らしをしているルイス(ロバート・レッドフォード)の自宅に、ある日隣の家に住む女性アディー(ジェーン・フォンダ)がやってきた。アディーもまた伴侶を亡くした女性で、息子と孫とは離れて暮らしている。

アディーは、緊張した面持ちである提案をする。それは、“孤独な夜を乗り越えるために一緒に眠ること”。ただし、肉体関係はなし。

突然の大胆な提案に驚くルイスだったが、翌日アディーに電話をかけて「OK」の返事をする。

見どころ

激しいときめきとも、さっぱりとした友情とも違う。寂しさを埋めるための、単なる人恋しさとも違う。

いや、すべてが少しずつ混ざって、完全に溶け合っている状況なのかもしれない。それでいて、澄んだ水のように純粋で清らか。

ふたりの間には、子育てや伴侶の死など人生の荒波を乗り越えて生き抜いてきたお互いへの尊敬の念があるようだ。

あまり起伏がないスローな物語展開だが、それがとても心地よい。たしかに若いときのようなエネルギーや勢いには欠けているが、その分人を許し、受け入れることができる。

物語の中でふたりは、一度きりの人生に後悔を残すことのないよう、ずっとやりたかったことを一つひとつ丁寧に実行していく。

老いにネガティブなイメージを持つ人は多い。ほとんどの人が、なるべくなら老いについて考えたくないと思っているのではないだろうか。

しかし老いを迎えることができるのも、命があるからこそ。老いは誰にでも必ずやってくるものではなく、老いることなく人生を終える人も少なくない。

ならば、避けたり無視したり、蓋をするのではなく、正面から向き合って味わい尽くすことを考えよう。そう思わずにはいられない、美しいラブストーリーだった。

Netflix映画『夜が明けるまで』
独占配信中

文/吉野潤子

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