人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

次期Macに搭載されるアップル製プロセッサ「M1」は全てのPCの性能を上回ることができるか?

2021.01.07

高いパフォーマンスを実現した、アップルの独自プロセッサ。

来年以降に投入される同社の新プロセッサは、全てのPCを上回る可能性がある。

アップルのプロセッサ戦略を紐解いてみよう。

PC業界を驚かせたM1チップ

まず、Macにおけるプロセッサの状況をおさらいしよう。アップルは長らくインテルのプロセッサをMacに採用してきたが、今年6月には独自に開発するプロセッサ「Appleシリコン」への移行を発表。そして、11月には同プロセッサの初代モデルとなる「M1」を搭載したMacが複数機種投入された。

AppleシリコンやM1がインテルのプロセッサと異なるなのは、ARMというアーキテクチャにもとづいていることだ。同アーキテクチャを採用したプロセッサはiPhoneやiPad、そしてAndroidスマートフォンにも搭載されている。また、消費電力あたりのパフォーマンスが高いのも特徴で、データセンターのサーバーにも採用されている。

そしてこのM1を搭載したMacは、極めて高いパフォーマンスを実現している。例えば13インチMacBook Proに搭載されたM1は、上位モデルの16インチMacBook Proに搭載されたCore i9プロセッサを、ベンチマークアプリのGeekbench 5のスコアで上回っているのだ。価格が2倍以上も高いマシンを性能で超える、意味常識破りなプロセッサが誕生したのだ。

完全なインテル超えへ

衝撃のデビューとなったM1プロセッサだが、来年投入されるアップルの次期プロセッサでは大幅なパフォーマンスアップが予定されている可能性がある。

なお、M1チップは内部に高性能なコアを4基、高効率なコアを4基搭載し、状況にあわせて切り替えて動作させる。しかしBloombergの報道によれば、2021年の春から秋に投入される次期MacBook ProやiMacに採用される新型プロセッサは、高性能コアが最大16基搭載されるというのだ。また2021年後半から2022年にかけて投入されるiMac ProとMac Proのプロセッサには、最大32基の高性能コアが搭載されるという。

これらのアップルの新型プロセッサは、インテルの最速プロセッサを上回るべく開発されているという。PC向けプロセッサ業界では完全な新参者のアップルが、長らく業界をリードしてきたインテルを一瞬で抜き去ってしまうとしたら、まさに驚きだ。

GPU性能でも他社を圧倒か

さらに報道では、アップルが新型のグラフィックスプロセッサ(GPU)を開発しており、これはGPUメーカーとして大手のNvidiaやAMDの製品の数倍のパフォーマンスを発揮すると伝えられている。

アップルがプロセッサやGPUを独自開発する理由としては、製品の投入タイミングを自社でコントロールできるというメリットがある。これまでのようにインテルやAMDからプロセッサやGPUを購入する体制では、アップルが望む性能や機能を実装することが難しかったのも事実だ。

このように、プロセッサ業界とGPU業界を根本から覆してしまうかもしれない、アップルの独自プロセッサの開発計画。これまでのMacはアプリの互換性や操作性の良さ、デザインで選ばれることが多かったが、来年以降は「ハイパフォーマンスマシンが必要だからMacを選ぶ」ようになるかもしれない。

文/塚本直樹

新型コロナウイルス対策、在宅ライフを改善するヒントはこちら

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2021年6月16日(水) 発売

DIME最新号の特別付録は「スマホシアタースタンド」! 特集は「理想のワーケーション」、「eスポーツギア」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。