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対策に費やす時間は年間平均10.1分!家庭における災害への備えが不十分だと思う人は9割以上

2021.01.06

災害はいつ起こるか分からない。しかし「面倒くさい」「自分は大丈夫」という考えを持つ人は多い。

旭化成ホームプロダクツが実施した調査では、被災経験の有無に関わらず、「災害に対して、日頃から備えることは大切」と9割以上が実感していながら、大多数が家庭における災害の備えは「十分ではないと思う」と回答している。

防災対策に費やす時間は1年あたり平均わずか10.1分

防災意識と防災行動

全国の20~60代の700名を対象に、防災意識と防災行動について調査。まず、大規模災害※の被災経験がある219名に「被災時に困ったこと」について聞いたところ、1位「電気、ガスが使えない(照明や家電、スマートフォンが利用できない)」(56.2%)、2位「情報が届かない(テレビ、ラジオなどによる)」(29.2%)、3位「食料品が足りない」(24.2%)という結果になった。

一方、被災経験のない481名に「被災時に困ると思うこと」について聞いたところ、 「飲み物/水が足りない」(59.5%)が最も多く、次いで「電気、ガスが使えない(照明や家電、スマートフォンが利用できない)」(57.4%)、「衛生状態が悪い」(49.7%)に票が集まりました。衛生状態を懸念する傾向にあるのは、新型コロナウイルス感染のリスクを鑑みた影響かもしれない。

※地震、台風、豪雨、洪水、津波、豪雪、竜巻、噴火などの自然現象によって、人命や社会生活に被害が生じる事態

Q.被災時に困ったことは何ですか。 (MA/被災経験があると回答した219名)

Q.被災時に困ると思うことは何ですか。 (MA/被災経験がないと回答した481名)

災害に対して、日頃から備えることが「大切だと思う」という人は95.1%と、大多数が防災の重要性を認識しているにも関わらず、家庭における災害への備えについては9割近く(88.3%)が「十分ではない」と回答。防災意識と実際の防災行動に乖離があることが明らかになった。

Q.災害に対して、日頃から備えることは大切だと思いますか。(SA/700名)

Q.ご家庭における災害の備えは十分だと思いますか。(SA/700名)

続いて実際に行っている災害への備えについて聞いたところ、「食料品、生活用品を備蓄する」(50.7%)が最も多く、次いで「自宅の被災可能性を把握する(ハザードマップを見るなど)」(43.9%)、「自宅周辺の避難場所、避難経路、危険な場所を確認する(地図を確認する、防災散歩をするなど)」(40.8%)に票が集まる結果となった。

また、災害の備えに費やす時間の年間平均はわずか10.1分ということが明らかになりました。昨今の国内情勢や災害頻度の増加により、防災意識は高いながらも実際の行動につながっていないことが分かる。

Q.災害への備えとして、具体的に何をしていますか。

それぞれに1年あたりで費やしている時間として、あてはまるものをお選びください。(マトリクスSA/700名)

 

※災害への備えとして、「1分~10分」「10分~30分」「30分~1時間」「1~2時間」「2~5時間」「5時間以上」と回答した回答者を「やっている」に分類。

コロナ禍の「家庭の防災訓練不足」

直近の国内情勢や災害被害状況を踏まえ、防災訓練の必要性について聞いたところ、9割近く(85.8%)が「必要性があると感じている」と回答した。他方で、直近の防災訓練参加有無については「5年以内には実施・参加していない」と約8割(78.6%)が回答。全国推計で6112万人が「5年以内には実施・参加していない」ことが明らかになるなど、防災訓練の参加率の低さが浮き彫りになった。

2020年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響もあり、防災関連イベントの中止が相次いでいることにより、多くの人が「防災訓練不足」の状況に陥ってしまう可能性がある。

Q.直近の国内情勢や災害被害状況を踏まえ、防災訓練の必要性についてどのように感じていますか。 (SA/700名)

Q.あなたは直近でいつ「防災訓練」に参加しましたか。

※職場・学校での経験は除いて、ご家庭(プライベート)で実施・参加された経験についてお答えください。(SA/700名)

 

※統計局データ 人口推計(令和元年版)の日本の人口構成比をもとに、ウェイトバック集計を実施

また、家庭内で防災対策について話し合えているかどうかについては、6割(64.9%)が「話し合えていない」と回答。さらに、家庭内で話し合えている人に、防災対策について話し合うために1年あたりに費やす時間を聞いたところ、「10分未満」(45.7%)が最も多く、次いで「10分~30分」(33.8%)と、家庭内で防災対策について話し合いができていない実態が明らかになった。

Q.あなたは家庭内で防災対策について話し合っていますか。(SA/700名)

Q.家庭内で防災対策について話し合うために費やす1年あたりの時間を教えてください。

(SA/家庭内で防災対策について話し合えていると回答した530名)

直近の国内情勢や災害の発生状況を踏まえた災害の捉え方についても調査した。約6割(58.6%)が「地震など災害が頻発している分、逆に、災害への慣れが生じているかもしれない」と回答するなど、自然災害の比較的多い日本ならではなのか、“災害慣れ”している傾向にあることが分かる。

また、「自然災害対策に加えて、コロナ対策もあり、現在の災害への備えは複雑になっている」ことに対しては約8割(77.0%)が「そう思う」と回答。同様に約8割(75.0%)が「職場・学校などと違って、自宅の災害への備えは十分ではないと思う」と回答しており、コロナ対策も意識した防災対策を各家庭で取ることが必要といえそうだ。

Q.直近の国内情勢や災害の発生状況を踏まえ、以下についてどのように感じますか。 それぞれお答えください。

(マトリクスSA/700名)

Q.直近の国内情勢や災害の発生状況を踏まえ、以下についてどのように感じますか。 それぞれお答えください。

(マトリクスSA/700名)

「在宅防災訓練」をはじめたい

各家庭で行う防災対策については様々だが、「普段自宅にある日用品・キッチン用品を防災に役立てるアイデア・活用法」があることをご存じだろうか。認知率を聞いたところ、4割(41.3%)が「聞いたことはあるが内容はよく知らない」、また3人に1人(33.0%)が「聞いたことがない」と回答し、認知率の低さが明らかになった。

Q.普段ご自宅にある日用品・キッチン用品を、防災に役立てるアイデア・活用法を知っていますか。(SA/700名)

「普段自宅にある日用品・キッチン用品を防災に役立てるアイデア・活用法」について知りたいと回答したのは7割以上(74.6%)、また、「家の中でできる防災訓練があったら実施してみたい」と約7割(67.6%)が回答しており、自宅でできる防災対策への関心の高さが伺える。

Q.普段ご自宅にある日用品・キッチン用品を、防災に役立てるアイデア・活用法を知りたいですか。(SA/700名)

Q.ご自宅(家の中)でできる防災訓練があったら実施してみたいですか。(SA/700名)

調査概要

調査方法:インターネット調査
調査対象:全国の20~60代の男女700名
調査期間:2020年8月1日(土)~2日(日)

構成/ino.

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