
新型コロナウイルスの感染拡大や、テレワークの推奨で、副業・兼業を認める企業が増加。
そこで学情が「副業」に関するアンケートを実施した結果、勤務先で認められていたら「副業したい」の回答が72.4%となっており、「副業」に興味を持つ20代が多いことが分かった。
「副業したい」理由は、「収入を増やしたい」が67.3%で最多、次いで「収入を得る手段を複数持っておきたい」59.9%となっている。調査結果の詳細を見ていこう。
副業したい理由は「収入を増やしたい」が67.3%で最多
「自身が勤務している企業で副業が認められていたら、副業したいですか」の質問では、「副業したい」40.3%、「どちらかと言えば副業したい」32.1%となっており、72.4%が「副業したい」と回答した。「副業」に興味を持つ20代が多いことが分かる。
「収入を増やしつつ、スキルを磨きたい」「様々な経験を積むことで、自分のプラスにしたい」などの声が寄せられており、20代は「副業」をキャリアアップの1つの手段と捉えていると推測。一方で、「若いうちは本業に集中したい」などの声も挙がっており、社会人経験が浅いため、「本業以外の仕事」をすることに慎重になる20代の姿勢もわかる。
「副業」に積極的な人の声
・様々な経験を積むことで、適性を見極めたい (営業系)
・収入源を増やしつつ、経験を積んでスキルを磨きたい (企画・事務系)
・仕事の幅を増やしたい (販売・サービス系)
・本業に支障が出ないなら、思い切ってチャレンジしたい (販売・サービス系)
・自分の技術や知識の幅を広げたい (技術系)
・様々な経験を積んで、自分のプラスにしたい (技術系)
・本業にするには勇気がでない未経験の分野にも、挑戦しやすくなると思う (運輸・物流系)
「副業」に慎重な人の声
・20代のうちは、まずは本業を頑張って本業で結果を出したい (営業系)
・勤務している会社の業務に集中したい (企画・事務系)
・本業と副業、両方で100%の成果を上げるには、まだまだ力不足だと思う (販売・サービス系)
・まだ副業をするほどの余裕はない (販売・サービス系)
・両立できるかが不安 (ITエンジニア系)
副業したい理由は「収入を増やしたい」が67.3%で最多。興味のある仕事トップは「SNS運用」
「副業」に興味を持っている理由は「収入を増やしたい」が最多で67.3%、次いで「収入を得る手段を複数持っておきたい」59.9%、「好きなことや興味のある仕事に挑戦してみたい」53.1%となった。収入を増やしつつ、興味のある仕事に挑戦したいという20代の意向が伺える。
また、「副業」で興味のある仕事は、「SNS運用」が最多で37.9%、次いで「Web関連(Web制作・サイト制作)」37.2%。普段から慣れ親しんだSNSやWebサイトなどに関わる仕事に興味を持っていることが分かる。
コロナ禍で「副業」への意識が変化した人は49.4%。理由は「収入が減ったから」が最多で46.0%
新型コロナウイルスの感染拡大により、「副業」への意識が変化したとした人は49.4%となり、約半数はコロナ禍で「副業」への意識が変化した。変化した理由は、「収入が減ったから」が最多で46.0%、次いで「業界の先行きに不安を感じたから」43.6%が続く。
「複数の収入があったほうが、もしものときに備えられる」「自宅待機などで給与が減っているのを補いたい」などの声が挙がっており、安定した収入を得るために、「副業」への関心を強めた人が多いことがわかる。
調査概要
調査対象:[20代専門]転職サイト「Re就活」へのサイト来訪者
調査方法:「Re就活」にアクセスしたサイト来訪者に、アンケートのポップアップを表示
調査期間:2020年8月19日~2020年8月25日
有効回答数:427名
構成/ino.
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