
近年、パパ活という言葉が一般的になってきた。しかし、周囲の人に「パパ活って結局どういうこと?」とは、気軽に聞きづらいもの。
そこで本記事では、そもそもパパ活とはどのようなことを指しているのか、どの年齢層の人がパパ活をしているのかなど具体的な部分を紹介する。決してパパ活を推奨する訳ではないが、「こういう現実がある」ということを認識しておこう。
※本記事はパパ活を推奨するものではありません。
パパ活とは?
パパ活とは、「経済的に余裕のある男性と一緒に過ごした代価として女性がお金を貰う活動」のことを指す。基本的に肉体関係を持たないのが特徴で、「テーマパークに行く」「一緒に買い物をする」「食事をする」などデートをすることが主な内容だ。
パパ活の語源は、「(肉体関係を持たない)パパのような存在」を探す活動からという説が濃厚だが、英語の「パトロン(後援者、支援者、賛助者、奨励者)を探す」という意味合いも含まれているようだ。
2014年頃に、パパ活という言葉がSNSで使われはじめ一気に全国に広まる。2017年6月には『パパ活』というドラマがインターネット配信され、さらに知名度が高まった。
知名度が上がるにつれ、パパ活をする女性が急増。なお、同じように男性が「経済的に余裕のある女性と一緒に過ごした代価としてお金を貰う活動」は”ママ活”と呼ばれ、2020年現在はパパ活をする男女比率は3:7だとか。
女性を支援してくれる男性よりも、支援してほしい女性の方が上回っているため、支援者を探す女性にとっては厳しい状況のようだ。
パパ活をしている人の年齢層は?
では、パパ活をしている人の年齢層はどのくらいなのだろうか。男女それぞれの特徴を見てみよう。
男性
パパ活をしている男性の年齢層は、30~50代が多い傾向にあるようだ。パパ活自体に具体的な年齢制限はないが、パパに求められることは「金銭的余裕があること」。そのため、実際には経済的に余裕の出てくる30代以降の男性が多いようだ。金銭的な余裕があれば、20代でも80代でも、パパ活をしている男性も存在するそう。
女性
パパ活をしている女性の7割が10代~20代で、残りの3割が30代以上の女性と言われている。パパ活は、どうしても若い女性が選ばれやすい傾向にあるため、需要があるのは10代や20代のようだ。しかし、自分との年齢が違いすぎると話が合わないと感じたり、周りの目が気になったりする男性は、30代以降の女性が選ぶ傾向にある。
パパ活の平均相場
基本的には金額は女性が設定する。パパ活の平均相場は、1回あたり5,000円~70,000円ほどとピンキリ。パパ活は、地域によっても金額に差があり、都心では高額になる傾向にあるが、地方の場合ではそれよりも2~3割程度少ないとも言われている。
初めて顔を合わす「初回顔合わせ」の相場は、5,000円~10,000円ほど。2回目以降の相場は10,000円以上になるケースが多いようだ。具体的には、食事のみの場合は10,000円~30,000円、どこかに出かけたり買い物をしたりするデートの場合は20,000円~30,000円と、「何をするか」「何時間か」などによって金額は異なり、相手の男性の経済レベル、実際の稼働日数や拘束時間によっても変動する。
なお、月極で会う回数が決まっている「固定パパ」と言われる男性の場合、1か月100,000円~400,000円ほどが相場と言われている。男性が相手の女性が納得する額を支払い続けられるかが、その関係性を維持するポイントのようだ。
パパ活アプリも存在する
パパ活をする方法はさまざまだが、圧倒的に人気なのは「パパ活専用アプリ」。TwitterやInstagramなど、無料で利用できるSNSでもパパ活をしている女性もいるが、お金のトラブルになりやすかったり、犯罪に巻き込まれそうになったりと、女性が身の危険を感じることも少なくないはず。
パパ活専用アプリは、アプリ運営会社の管理体制の元、安心して利用できるのが特徴。最近では本人確認が必須のパパ活アプリが多く、会員登録する際に顔写真や出身地、年収など、プロフィールを詳しく設定する必要がある。
パパ活アプリを選ぶ際は、知名度の高さや会員数の多さを重視する人が多い傾向になるようだ。女性は無料で会員登録できることがほとんどだが、男性には月々の利用料金が発生する。この利用料金が高いほど、収入が高い男性が多いとも言われており、中には男性の年収条件があるアプリも存在する。
文/oki