
コロナ禍で一気に市場が拡大したフードデリバリー業界。最近ではニッチなニーズにも応える新しいサービスも登場している。今回は食材宅配サービス最新事情をまとめた@DIME記事をピックアップ。
進化する食材宅配サービス最新事情
漁船の船長、人気店のシェフ、スパイス番長がレクチャー!デリバリー食材を使って学べる「オンライン料理教室」が人気
テイクアウトやデリバリーの枠を超えた、自宅にいながら人気店の料理を楽しむための、全く新しいサービス。ユーザーはシェフこだわりの食材を自宅に配送してもらい、オンライン上で一緒に調理。完成したらシェフだけではなく、ともに調理を楽しんだほかのユーザーたちとオンラインで交流をしながら料理を味わう、そんな今までにない食のスタイルを楽しむことが可能になった。参加しているのは料理店のシェフだけではなく、食材の生産者や人気料理家まで多種多様だ。
【参考】https://dime.jp/genre/974787/
コロナ禍で飲食店に卸せなくなった食材を生産者から直接取り寄せられるSOS発信の宅配フードサービス3選
外出自粛により飲食店は大きな打撃を受けたが、それは飲食店に食材を卸していた生産者も同様。そこでコロナ禍を機に、消費者がこれまで直接的なつながりを持てなかった生産者から直接食材を購入する動きが広がっている。生産者にとっては行き場のなくなった食材を消費者が購入してくれることで経済的にも助けられ、消費者にとっては新鮮な食材が安値で手に入る。つまり、どちらにとってもメリットがあるのだ。ユーザーは『ポケットマルシェ』『食べチョク』といった、農作物のマーケットプレースを利用するのが手っ取り早いが、一方でSNSにより独自に情報を発信し、大きな反響を呼んだ『高知かわうそ市場』のようなケースもあるのがおもしろい。
【参考】https://dime.jp/genre/974822/
充実ぶりがスゴい!一度は頼んでみたい人気料理家や有名店のミールキット
献立を考えるのも準備するのも面倒だけれど、外食はしたくない……。そんな時に重宝するのが、レシピと必要な食材がすべてセットになったミールキット。しかも最近は一度、食べてみたい人気の料理家や有名店の店主によるオリジナルレシピも続々登場している。
【参考】https://dime.jp/genre/974833/
ビーガン向け、カスタムできるカット野菜、ニッチなニーズに応える進化系ミールキット活用術
食材宅配やミールキットのニーズの高まりとともに、その種類も多様化してきている。例えばアメリカのミールキットブランド『Purple Carrot』は肉や魚はもちろん、乳製品や卵なども口にしない完全菜食主義者(ビーガン)用につくられた野菜中心のメニューを展開。ビーガンだけではなく、野菜不足が気になる人にも好評だという。
【参考】https://dime.jp/genre/974839/
家電メーカーと食材宅配サービスがコラボ!スーパーに行く時間も料理の時間もカットできる時短サービス
時短でおいしい料理をつくるための強い味方といえば調理家電だが、最近では各メーカーがミールキットや食材宅配を手がける動きもみられる。例えばシャープが展開するのは『ヘルシオ』を使った宅配サービス『ヘルシオデリ』。5月にJR東日本商事と連携し、コロナ禍で困っている生産者が育てた食材を使った「生産者応援!コース」を開始。一方、パナソニックでは食材宅配『ヨシケイ』とともに、『ビストロ』で調理するミールキットを開発。ヨシケイのメニューブック内で販売している。
【参考】https://dime.jp/genre/974888/
構成/DIME編集部