
一説によると、1回の青信号で3000人が渡ると言われている渋谷のスクランブル交差点。日本国内における「多くの人が行き交う場所」の象徴としてフィーチャーされることが多い渋谷スクランブル交差点だが、コロナ禍で揺れた直近約3か月の人出はどのように変化したのだろうか?
そこで、ライフログアプリ「SilentLog(サイレントログ)」を提供する企業・レイ・フロンティアは、2020年9月~12月の渋谷スクランブル交差点の人出に関する分析データを公開した。
まずは、渋谷スクランブル交差点の人出を昨年同期間と比較した。
※2019年10月12日は台風19号の影響で人出が大幅に減少している。
2020年は2019年の約半数に減少している。また、2019年は9月から10月にかけて約2割減少しているが、2020年の人出は横ばいとなっている。
次に年代別の人出を昨年同期間と比較した。
2019年は40代の人出が最も多い傾向だったが、2020年は40代に加え20代の人出も多くなっている。また、この年代は2019年では9月から10月にかけて人出がダウントレンドで、20代40代共に約3割減少していたが、2020年は横ばい。
こちらは渋谷スクランブル交差点へ訪れた人の利用路線、上位20。
最も多いのは東急田園都市線。京王井の頭線、JR山手線の利用者も多い傾向だった。上位3に上がった路線の利用者の推移を昨年同期間と比較した。
9月は2019年よりも約6割減少しているが、10月13日頃から昨年とほぼ同じ推移まで一旦増加した。11月20日頃から再び下降し昨年よりも約1割~2割減少している。
2019年よりも約4割減少し50前後を常に推移している。
2019年よりも約4割~5割減少し50前後を常に推移している。
こちらは渋谷スクランブル交差点を出てから50分~60分後の滞在場所。
渋谷区内や世田谷区、東急田園都市線沿線辺りに滞在する人が多いようだ。
人出が昨年の約半数に減少したスクランブル交差点だが、例年の季節的な要因による減少が見られず街中を歩いているだけでは人出の減少を体感しにくいかもしれない。12月中旬以降の人出に変化が現れるのか今後も注目だ。
【期間】
2020年9月1日(火)~2020年12月7日(月)
【エリア】
渋谷スクランブル交差点
【調査元】
レイ・フロンティアのアプリSilentLogより収集したデータに匿名化処理を施したもの
出典元:レイ・フロンティア式会社
https://www.rei-frontier.jp
構成/こじへい
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