
薬剤師さんから「お薬手帳はお持ちですか?」と聞かれて、忘れたことに気づくミスを繰り返してしまう人は多いはず。そんな人にとって便利な「お薬手帳アプリ」があることをご存じだろうか?
このお薬手帳アプリの利用実態を探るべくこのほど、MMD研究所により、10月15日~11月2日の期間、お薬手帳アプリ利用経験者の335人(※予備調査では20歳~69歳の男女12,517人)を対象にした意識調査が行われた。
お薬手帳アプリ認知度は57.2%、うちお薬手帳アプリ利用経験は47.2%
20歳~69歳の男女12,517人を対象に、お薬手帳アプリについて聞いたところ、「知っている」が25.9%、「名前だけ聞いたことがある」が31.3%とあわせて認知度は57.2%となった。どの世代も半数を超える認知度となった。
前問でお薬手帳アプリを「知っている」と回答した3,237人を対象に、利用経験を聞いたところ、「現在利用している」が35.9%、「過去に利用していた(現在は利用していない)」が11.3%とあわせて47.2%が利用経験があることがわかった。
性年代別でみると最も利用経験が多かったのは男性20代で64.7%、次いで男性30代が62.5%、女性20代が56.8%、女性30代が49.5%となった。
お薬手帳アプリ利用経験者がアプリを利用したきっかけ、1位は「冊子を持ち歩かなくていいから」
予備調査からお薬手帳アプリ利用経験者335人を抽出し、お薬手帳アプリを利用したきっかけ(複数回答可)を聞いたところ、「冊子を持ち歩かなくていいから」が44.8%と最も多く、次いで「冊子を忘れることがないから」が36.7%、「かかりつけ薬局がお薬手帳のアプリに対応していたから」が32.5%となった。
利用経験のあるお薬手帳アプリの上位は「EPARKお薬手帳」「eお薬手帳」「お薬手帳プラス」
お薬手帳アプリ利用経験者335人を対象に、利用している/利用していたお薬手帳アプリ(複数回答可)を聞いたところ、「EPARKお薬手帳」が35.2%と最も多く、次いで「eお薬手帳」が24.5%、「お薬手帳プラス」が21.8%となった。
お薬手帳アプリ利用経験者335人を対象に、お薬手帳アプリの利用意向を聞いたところ、「利用したいと思う」が57.9%、「やや利用したいと思う」が25.1%と利用意向は83.0%となった。
お薬手帳アプリの感想、良かったこと「冊子の持ち歩き不要」、不満は?
お薬手帳アプリ利用経験者335人を対象に、お薬手帳アプリを利用して良かったこと(複数回答可)を聞いたところ、「冊子を持ち歩かなくていい」が51.3%と最も多く、次いで「冊子を忘れることがないから」が40.6%、「冊子が増えなくていい」が34.6%となった。
お薬手帳アプリ利用経験者335人を対象に、お薬手帳アプリを利用して不安や不満に感じたこと(複数回答可)を聞いたところ、「対応している薬局が少ない」が34.3%、「使い勝手が悪い」が21.5%、「登録が手間だった」が20.0%となった。
※本調査レポートは小数点以下任意の桁を四捨五入して表記しているため、積み上げ計算すると誤差がでる場合がある。
<調査概要>
「お薬手帳アプリに関する利用実態調査」
調査期間:2020年10月15日~11月2日
有効回答:<予備調査>12,517人<本調査>335人
調査方法:インターネット調査
調査対象:<予備調査>20歳~69歳の男女<本調査>お薬手帳アプリ利用経験者の20歳~69歳の男女
設問数 :<予備調査>2問<本調査>5問
出典元:MMDLabo株式会社
https://mmdlabo.jp/
構成/こじへい
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