
欠勤による解雇はありかなしか?
「人によって様々な事情があると思います。深刻な怪我や病気をしてしまった時、どうしても欠勤しなくてはいけない状況が出てきます。
更に身内や知人に不幸が起きた時などどうしても連絡するのが遅くなってしまうケースもあるので、欠勤が理由で解雇するのはあまりよくないと思います」(40代女性)という意見も。
カケコムは、勤務経験を持つ男女100名を対象に「欠勤で解雇されることに対してどう思うか」という調査を実施した。
カケコム独自で行った調査によると、欠勤で解雇されることに対して肯定的(仕方ないと思う)と回答した人は40%、否定的と回答した人が21%、どちらでもないと回答した人が39%となった。
「否定的」と回答した人の理由
欠勤せざるを得ない事情がある場合もあるから
30代女性
やむを得ない事情の時は、解雇されるのはどうかと思うので。
20代女性
理由にもよりますが欠勤で解雇される事は許せないです。体調不良で欠勤せざるを得ない事もあるからです。
解雇はやりすぎだと思うから
30代男性
欠勤理由にもよりますが、解雇するまでの処理はやりすぎだと感じます。
休みの連絡を入れること自体難しいこともあるから
20代女性
例えば鬱などの精神的病で休みの連絡を入れることすら難しい場合があるため。原因をしっかり突き止める前に、欠勤だから一概にクビ、ということは認められないのではないかと思う。
会社の労務管理に問題があるかもしれないから
30代女性
欠勤といえども、病気の場合の傷病休暇が取れなくて仕方なく欠勤をしている場合も考えるからです。仕方なく欠勤となってしまっている時は、その会社の労働管理に根本的な問題があると思います。
40代男性
ほとんどの会社で規定されている事だと思いますが、欠勤のみで判断されては連絡出来なかった場合にどうしようも無くなってしまう。単体ではなく総合的に考えるほうが良いと思います。
職場にいなくても仕事はできるから
20代男性
回数や理由にもよるが今の時代欠勤だけで解雇は納得できないです。会社に行かなくてリモートで仕事ができる世の中になりつつあるので。
このように、正当な欠勤理由がある場合は欠勤で解雇すべきでないという意見が目立った。また、解雇できる条件は法律で決まっているため、もしあなたが解雇されていて納得がいっていない場合は、労働問題に精通している弁護士に相談することをおすすめする。
場合によっては解雇を無効にできたり、解決金を請求することができるかもしれない。
構成/ino.